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公開番号2024130319
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023039980
出願日2023-03-14
発明の名称制御装置、制御方法及びプログラム
出願人オムロン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類H04N 5/92 20060101AFI20240920BHJP(電気通信技術)
要約【課題】異常発生時の原因究明を容易に行うことが可能な動画を保存する。
【解決手段】制御装置は、制御部と通信部とを備え、制御部は、通信部を介して、対象物を含む動画を生成する撮像装置の録画モードを、対象物の状態に応じて取得したトリガに基づいて第1モードから第2モードに変更する制御を実行し、第1モードでは、対象物を含む第1動画の録画時間と対象物を含む第2動画の録画時間とが一部重複するように、第1動画及び前記第2動画の生成及び削除が順次実行され、第2モードでは、第1動画の録画開始からトリガの取得までの第1時間と、第2動画の録画開始からトリガの取得までの第2時間とに基づいて、第1動画及び第2動画のうち何れかが保存される。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
制御部と通信部とを備える制御装置であって、
前記制御部は、前記通信部を介して、対象物を含む動画を生成する撮像装置の録画モードを、前記対象物の状態に応じて取得したトリガに基づいて第1モードから第2モードに変更する制御を実行し、
前記第1モードでは、前記対象物を含む第1動画の録画時間と前記対象物を含む第2動画の録画時間とが一部重複するように、前記第1動画及び前記第2動画の生成及び削除が順次実行され、
前記第2モードでは、前記第1動画の録画開始から前記トリガの取得までの第1時間と、前記第2動画の録画開始から前記トリガの取得までの第2時間とに基づいて、前記第1動画及び前記第2動画のうち何れかが保存される、
制御装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第2モードでは、前記第1時間が第1所定時間以上である場合、前記第1動画が保存される、
請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記第2モードでは、前記トリガの取得から第2所定時間経過後に前記第1動画の録画を停止して前記第1動画が生成される、
請求項2に記載の制御装置。
【請求項4】
前記第2モードでは、前記第2時間が第1所定時間以上である場合、前記第2動画が保存される、
請求項1に記載の制御装置。
【請求項5】
前記第2モードでは、前記トリガの取得から第2所定時間経過後に前記第2動画の録画を停止して前記第2動画が生成される、
請求項2に記載の制御装置。
【請求項6】
前記トリガは、異常を検出する異常検出部から出力される、
請求項1に記載の制御装置。
【請求項7】
前記撮像装置は、前記通信部と通信可能なネットワークカメラである、
請求項1に記載の制御装置。
【請求項8】
前記第1動画又は前記第2動画は、前記撮像装置と通信可能なネットワークストレージに保存される、
請求項1から7の何れか一項に記載の制御装置。
【請求項9】
通信部を備える制御装置の制御方法であって、
前記通信部を介して、対象物を含む動画を生成する撮像装置の録画モードを、前記対象物の状態に応じて取得したトリガに基づいて第1モードから第2モードに変更する制御を実行するステップを有し、
前記第1モードでは、前記対象物を含む第1動画の録画時間と前記対象物を含む第2動画の録画時間とが一部重複するように、前記第1動画及び前記第2動画の生成及び削除が順次実行され、
前記第2モードでは、前記第1動画の録画開始から前記トリガの取得までの第1時間と、前記第2動画の録画開始から前記トリガの取得までの第2時間とに基づいて、前記第1動画及び前記第2動画のうち何れかが保存される、
制御方法。
【請求項10】
通信部を備える制御装置に、
前記通信部を介して、対象物を含む動画を生成する撮像装置の録画モードを、前記対象物の状態に応じて取得したトリガに基づいて第1モードから第2モードに変更する制御を実行させるためのプログラムであって、
前記第1モードでは、前記対象物を含む第1動画の録画時間と前記対象物を含む第2動画の録画時間とが一部重複するように、前記第1動画及び前記第2動画の生成及び削除が順次実行され、
前記第2モードでは、前記第1動画の録画開始から前記トリガの取得までの第1時間と、前記第2動画の録画開始から前記トリガの取得までの第2時間とに基づいて、前記第1動画及び前記第2動画のうち何れかが保存される、
プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、制御装置、制御方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
製造現場において、異常が発生した場合、機器を停止し、異常発生時の原因究明と機器の停止からの早期の復旧が求められる。しかし、異常が発生するタイミングが分からないため、ネットワークカメラを用いて機器の常時監視を行う場合がある。工場の生産ラインにおける工程の稼働状態を撮影した映像データをメモリに格納する技術が知られている(特許文献1参照)。特許文献1では、生産ラインに設置された検出装置からトリガー信号が入力された場合、メモリに記録された映像データのうち、トリガー信号が入力された時点から設定時間以上過去に遡った映像データを、上書き不可の映像データとして保存している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016‐122319号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来、ネットワークカメラを用いて機器の常時監視を行う場合があるが、ネットワークカメラによって撮像され、録画された動画データの全てをネットワークカメラに保存するのは、ネットワークカメラのリソース(例えば保存容量)の観点で現実的ではない。撮像された映像の録画をサイクル毎に行い、異常が発生したときの映像が録画された動画を保存することが行われている。しかし、1サイクルの開始直後に異常が発生した場合、異常が発生したタイミングよりも前の録画時間が短い動画が保存される可能性がある。このような動画に基づいて異常発生時の原因究明を行うことは容易ではないという課題がある。
【0005】
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、異常発生時の原因究明を容易に行うことが可能な動画を保存する技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一観点に係る制御装置は、制御部と通信部とを備える制御装置であって、前記制御部は、前記通信部を介して、対象物を含む動画を生成する撮像装置の録画モードを、前記対象物の状態に応じて取得したトリガに基づいて第1モードから第2モードに変更する制御を実行し、前記第1モードでは、前記対象物を含む第1動画の録画時間と前記対象物を含む第2動画の録画時間とが一部重複するように、前記第1動画及び前記第2動画の生成及び削除が順次実行され、前記第2モードでは、前記第1動画の録画開始から前記トリガの取得までの第1時間と、前記第2動画の録画開始から前記トリガの取得までの第2時間とに基づいて、前記第1動画及び前記第2動画のうち何れかが保存される、制御装置である。
【0007】
第2モードでは、第1動画の録画開始からトリガの取得までの第1時間と、第2動画の録画開始からトリガの取得までの第2時間とに基づいて、第1動画及び第2動画のうち何れかが保存される。ユーザは、第1動画又は第2動画を確認して、異常発生の原因究明を容易に行うことが可能である。
【0008】
上記制御装置において、前記第2モードでは、前記第1時間が第1所定時間以上である
場合、前記第1動画が保存されてもよい。上記制御装置において、前記トリガの取得から第2所定時間経過後に前記第1動画の録画を停止して前記第1動画が生成されてもよい。
【0009】
上記制御装置において、前記第2モードでは、前記第2時間が第1所定時間以上である場合、前記第2動画が保存されてもよい。上記制御装置において、前記第2モードでは、前記トリガの取得から第2所定時間経過後に前記第2動画の録画を停止して前記第2動画が生成されてもよい。
【0010】
上記制御装置において、前記トリガは、異常を検出する異常検出部から出力されてもよい。上記制御装置において、前記撮像装置は、前記通信部と通信可能なネットワークカメラであってもよい。上記制御装置において、前記第1動画又は前記第2動画は、前記撮像装置と通信可能なネットワークストレージに保存されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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