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公開番号2024128660
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-24
出願番号2023037757
出願日2023-03-10
発明の名称測定システム及び測定方法
出願人オムロン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類G01R 21/06 20060101AFI20240913BHJP(測定;試験)
要約【課題】複数の測定プローブと複数の装置との対応関係の決定を容易に実現する。
【解決手段】測定システムは、電力線に取り付けて、電源装置から電力線を介して複数の装置に供給される電力に関する電気的パラメータを測定する複数の測定プローブと、複数の測定プローブと複数の装置との間で電力線を介して送受信される各信号の振幅の大きさを比較した比較結果に基づいて、複数の測定プローブと複数の装置との対応関係を決定する決定部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電力線に取り付けて、電源装置から前記電力線を介して複数の装置に供給される電力に関する電気的パラメータを測定する複数の測定プローブと、
前記複数の測定プローブと前記複数の装置との間で前記電力線を介して送受信される各信号の振幅の大きさを比較した比較結果に基づいて、前記複数の測定プローブと前記複数の装置との対応関係を決定する決定部と、
を備える測定システム。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記決定部は、前記複数の装置から送信され、前記複数の測定プローブが受信する前記各信号の前記振幅の大きさを比較した前記比較結果に基づいて、前記複数の測定プローブと前記複数の装置との前記対応関係を決定する、
請求項1に記載の測定システム。
【請求項3】
前記決定部は、前記複数の装置のうちの一つの装置から送信される前記各信号を前記複数の測定プローブが受信する場合における、前記複数の測定プローブのうちの一つの測定プローブであって最も振幅が大きい信号を受信する前記一つの測定プローブと前記一つの装置とを対応付ける処理を、前記複数の装置の全てに対して行う、
請求項2に記載の測定システム。
【請求項4】
前記電力線における前記電源装置と前記複数の装置との間に設けられ、前記電源装置と前記複数の装置との接続を遮断する遮断器を備え、
前記決定部は、前記電源装置と前記複数の装置との前記接続が遮断された状態で、前記複数の装置が前記各信号を送信し、前記複数の測定プローブのうちの一つの測定プローブが前記各信号を受信しない場合、前記電源装置と前記一つの測定プローブとを対応付けることで前記一つの測定プローブと前記電源装置との対応関係を決定する、
請求項1又は2に記載の測定システム。
【請求項5】
前記決定部は、前記複数の装置から送信される前記各信号を前記複数の測定プローブのうちの一つの測定プローブが受信する場合であって、かつ、前記一つの測定プローブが受信する前記各信号の信号強度が閾値以下である場合、前記電源装置と前記一つの測定プローブとを対応付けることで前記一つの測定プローブと前記電源装置との対応関係を決定する、
請求項1又は2に記載の測定システム。
【請求項6】
前記決定部は、前記複数の測定プローブから送信され、前記複数の装置が受信する前記各信号の前記振幅の大きさを比較した前記比較結果に基づいて、前記複数の測定プローブと前記複数の装置との前記対応関係を決定する、
請求項1に記載の測定システム。
【請求項7】
前記決定部は、前記複数の測定プローブのうちの一つの測定プローブから送信される前記各信号を前記複数の装置が受信する場合における、前記複数の装置のうちの一つの装置であって最も振幅が大きい信号を受信する前記一つの装置と前記一つの測定プローブとを対応付ける処理を、前記複数の測定プローブの全てに対して行う、
請求項6に記載の測定システム。
【請求項8】
前記電力線における前記電源装置と前記複数の装置との間に設けられ、前記電源装置と前記複数の装置との接続を遮断する遮断器を備え、
前記決定部は、前記電源装置と前記複数の装置との前記接続が遮断された状態で、前記複数の測定プローブが前記各信号を送信し、前記複数の測定プローブのうちの一つの測定
プローブから送信される前記各信号を前記複数の装置が受信しない場合、前記電源装置と前記一つの測定プローブとを対応付けることで前記一つの測定プローブと前記電源装置との対応関係を決定する、
請求項1又は6に記載の測定システム。
【請求項9】
前記決定部は、前記複数の測定プローブのうちの一つの測定プローブから送信される前記各信号を前記複数の装置が受信する場合であって、かつ、前記複数の装置が受信する前記各信号の信号強度が閾値以下である場合、前記電源装置と前記一つの測定プローブとを対応付けることで前記一つの測定プローブと前記電源装置との対応関係を決定する、
請求項1又は6に記載の測定システム。
【請求項10】
複数の測定プローブを電力線に取り付けて、電源装置から前記電力線を介して複数の装置に供給される電力に関する電気的パラメータを前記複数の測定プローブにより測定する測定方法であって、
前記複数の測定プローブと前記複数の装置との間で前記電力線を介して送受信される各信号の振幅の大きさを比較した比較結果に基づいて、前記複数の測定プローブと前記複数の装置との対応関係を決定する決定ステップを含む測定方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、測定システム及び測定方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
複数の測定プローブを用いて、装置システムの消費電力を測定することが行われている。複数の測定プローブによって装置システムにおける複数の装置のそれぞれの消費電力が測定され、測定されたそれぞれの消費電力を合算することで、装置システム全体の消費電力が測定される。特許文献1には、電流測定機能で受け取られた電流の測定値と電圧測定機能で受け取られた電圧の測定値とから、機器に供給された電力量、または機器から供給された電力量を、電流検出用素子毎に測定する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-1403号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来、装置システムにおける複数の測定プローブと複数の装置との対応関係をユーザが決定し、複数の測定プローブと複数の装置との対応関係に基づいて、複数の装置のそれぞれの消費電力を測定していた。しかし、複数の装置と複数の測定プローブとの対応関係をユーザが決定する作業は、煩雑であり、時間を要するという課題がある。
【0005】
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、複数の測定プローブと複数の装置との対応関係の決定を容易に実現し得る技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面に係る測定システムは、電力線に取り付けて、電源装置から前記電力線を介して複数の装置に供給される電力に関する電気的パラメータを測定する複数の測定プローブと、前記複数の測定プローブと前記複数の装置との間で前記電力線を介して送受信される各信号の振幅の大きさを比較した比較結果に基づいて、前記複数の測定プローブと前記複数の装置との対応関係を決定する決定部と、を備える。
【0007】
上記測定システムでは、複数の測定プローブを電力線に取り付け、電源装置から電力線を介して複数の装置に供給される電力に関する電気的パラメータを複数の測定プローブによって測定する。上記測定システムでは、複数の測定プローブと複数の装置との間で電力線を介して信号が送受信される。複数の測定プローブと複数の装置との間で電力線を介して送受信される各信号の振幅の大きさは、各信号で異なっている。上記測定システムでは、複数の測定プローブと複数の装置との間で電力線を介して送受信される各信号の振幅の大きさを比較し、各信号の振幅の大きさの違いに基づいて、複数の測定プローブと複数の装置との対応関係を決定する。ユーザは、複数の測定プローブと複数の装置との対応関係を決定する作業を行う必要がなく、従来行われていた煩雑な作業が回避される。このように、上記測定システムによれば、複数の測定プローブと複数の装置との対応関係の決定を容易に実現することができる。
【0008】
上記測定システムにおいて、前記決定部は、前記複数の装置から送信され、前記複数の測定プローブが受信する前記各信号の前記振幅の大きさを比較した前記比較結果に基づいて、前記複数の測定プローブと前記複数の装置との前記対応関係を決定してもよい。上記
測定システムでは、複数の装置から信号が送信され、複数の測定プローブが信号を受信することで、複数の測定プローブと複数の装置との間で電力線を介して信号が送受信される。複数の測定プローブが受信する各信号の振幅の大きさは、各信号で異なっている。上記測定システムでは、複数の測定プローブが受信する各信号の振幅の大きさを比較し、各信号の振幅の大きさの違いに基づいて、複数の測定プローブと複数の装置との対応関係を決定する。
【0009】
上記測定システムにおいて、前記決定部は、前記複数の装置のうちの一つの装置から送信される前記各信号を前記複数の測定プローブが受信する場合における、前記複数の測定プローブのうちの一つの測定プローブであって最も振幅が大きい信号を受信する前記一つの測定プローブと前記一つの装置とを対応付ける処理を、前記複数の装置の全てに対して行ってもよい。電力線における測定プローブと装置との間の距離が離れるほど、測定プローブが受信する信号の振幅が小さくなるので、最も振幅が大きい信号を受信する測定プローブとその信号を送信する装置とを対応付ける処理を、複数の装置の全てに対して行うことで、複数の測定プローブと複数の装置との対応関係を決定する。
【0010】
上記測定システムは、前記電力線における前記電源装置と前記複数の装置との間に設けられ、前記電源装置と前記複数の装置との接続を遮断する遮断器を備え、前記決定部は、前記電源装置と前記複数の装置との前記接続が遮断された状態で、前記複数の装置が前記各信号を送信し、前記複数の測定プローブのうちの一つの測定プローブが前記各信号を受信しない場合、前記電源装置と前記一つの測定プローブとを対応付けることで前記一つの測定プローブと前記電源装置との対応関係を決定してもよい。電源装置と複数の装置との接続が遮断された状態で、複数の測定プローブのうちの一つの測定プローブが複数の装置から送信される各信号を受信しない場合、電力線における電源装置と遮断器との間に一つの測定プローブが位置していると判定することができる。このような判定に基づいて、複数の測定プローブのうちの一つの測定プローブと電源装置との対応関係を決定する。ユーザは、複数の測定プローブと複数の装置との対応関係を決定する作業、及び、測定プローブと電源装置との対応関係を決定する作業を行う必要がなく、従来行われていた煩雑な作業が回避される。
(【0011】以降は省略されています)

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