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公開番号2024128536
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-24
出願番号2023037543
出願日2023-03-10
発明の名称車体前部構造
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人桐朋
主分類B60R 19/18 20060101AFI20240913BHJP(車両一般)
要約【課題】フロントバンパに衝突した物体の損傷を軽減する車体前部構造を提供する。
【解決手段】車体前部構造は、車体フレームと、フロントバンパ(100)とを備える。車体前部構造は、フロントバンパの後部に設けられたストッパ部(104)と、車体を構成する車体構成部材(53)に設けられた荷重受部(51)とを備える。ストッパ部は、車体の前方から後方に向かう方向の荷重がフロントバンパに入力される前の初期状態において、荷重受部に向かい合う。ストッパ部は、荷重がフロントバンパに入力された入力状態において、荷重受部に当接する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
車体フレームと、車体の前後方向において前記車体フレームよりも前方に位置するフロントバンパとを備える車体前部構造であって、
前記車体前部構造は、前記フロントバンパの前記前後方向における後部に設けられたストッパ部と、前記ストッパ部の後方において、前記車体を構成する車体構成部材に設けられた荷重受部とを備え、
前記ストッパ部は、前記車体の前方から後方に向かう方向の荷重が前記フロントバンパに入力される前の初期状態において前記荷重受部に向かい合い、前記荷重が前記フロントバンパに入力された入力状態において前記荷重受部に当接する、車体前部構造。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
請求項1記載の車体前部構造において、前記ストッパ部は、前記フロントバンパの前記後部の下端に設けられている、車体前部構造。
【請求項3】
請求項2記載の車体前部構造において、前記フロントバンパの前記下端は、前記車体構成部材に向かって延びる延出部を有し、前記ストッパ部は、前記延出部の上面に設けられている、車体前部構造。
【請求項4】
請求項3記載の車体前部構造において、前記ストッパ部の最後部の位置と、前記フロントバンパの前記延出部の最後部の位置とが、前記前後方向において一致している、車体前部構造。
【請求項5】
請求項3記載の車体前部構造において、前記ストッパ部は、内部空間を有する中空体であり、且つ前記フロントバンパに一体的に設けられた、車体前部構造。
【請求項6】
請求項5記載の車体前部構造において、前記ストッパ部は、該ストッパ部の内面又は該ストッパ部の外面に設けられたリブを有する、車体前部構造。
【請求項7】
請求項3記載の車体前部構造において、前記ストッパ部は、前記前後方向における前記前方に向かって延びる凸部と、該凸部に対して相対的に前記前後方向における前記後方に向かって凹んだ凹部とを有する、車体前部構造。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか1項に記載の車体前部構造において、前記車体構成部材はアンダロードパス部を有し、前記荷重受部は、前記アンダロードパス部における前記前後方向の前端部である、車体前部構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車における車体前部構造に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
交通参加者のうち高齢者、障がい者又は子供等は、特に脆弱な立場である。近年、このような脆弱な立場の人々に配慮した持続可能な輸送システムへのアクセスを提供する取り組みが活発化している。この実現に向け、交通の安全性又は利便性を一層改善するための研究開発が行われている。その一例として、衝突安全性能に関する開発が挙げられる。
【0003】
特許文献1には、フロントバンパの後面に、延出壁部を有するエアガイドを設けることが提案されている。エアガイドは、車体の前後方向において、熱交換器よりも前方に位置する。延出壁部は、車体の前後方向における後方に向かって突出する。フロントバンパに何らかの物体が衝突して該フロントバンパに荷重が入力されたとき、延出壁部がフロントバンパと熱交換器との間に挟まれて圧潰される。特許文献1には、この圧潰に基づいて荷重が吸収されるので、熱交換器等が損傷することが回避される、との旨の記載がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-30767号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1においては、車体に搭載された機器(熱交換器等)の損傷を軽減することに着目している。しかしながら、衝突安全性能の向上においては、フロントバンパに衝突した物体の損傷軽減も課題の一つである。
【0006】
本発明は、上述した課題を解決し、持続可能な輸送システムの発展に寄与することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態によれば、車体フレームと、車体の前後方向において前記車体フレームよりも前方に位置するフロントバンパとを備える車体前部構造であって、前記車体前部構造は、前記フロントバンパの前記前後方向における後部に設けられたストッパ部と、前記ストッパ部の後方において、前記車体を構成する車体構成部材に設けられた荷重受部とを備え、前記ストッパ部は、前記車体の前方から後方に向かう方向の荷重が前記フロントバンパに入力される前の初期状態において前記荷重受部に向かい合い、前記荷重が前記フロントバンパに入力された入力状態において前記荷重受部に当接する、車体前部構造が提供される。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、フロントバンパに何らかの物体が衝突することによってフロントバンパの下部を後方に移動させる力が作用したとき、フロントバンパの後部に設けられたストッパ部が荷重受部に当接する。その結果、荷重受部がフロントバンパの下部の後方への移動を停止させる。このため、車体の下方への物体の潜り込みが抑制される。従って、フロントバンパに衝突した物体の損傷軽減に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、車体の前部を構成する車体前部構造の要部概略斜視図である。
図2は、車体を下方から見たときの車体前部構造の要部概略底面図である。
図3は、車体を側面から見たときの車体前部構造の要部概略側面図である。
図4は、フロントバンパの後部近傍を車体の上方から見た要部概略平面図である。
図5は、ストッパ部を車体の後方から見た要部概略背面図である。
図6は、フロントバンパの下部が図3の状態から若干移動して停止した状態と、ストッパ部を有しないフロントバンパの下部が移動した状態とを併せて示した車体前部構造の要部概略側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下における前後方向及び左右方向は、四輪自動車を構成する車体10(図1参照)の前後方向及び左右方向に基づいた相対的な方向付けである。例えば、フロントバンパ100は、車体10の前後方向において、車体フレーム30よりも前方に位置する。例えば、フロントバンパ100は、車体10の前方を向く前面101fと、車体10の後方を向く後面101r(図2参照)とを有する。なお、車体10の前後方向及び左右方向は、車体10の運転席に着席したユーザから見た前後方向及び左右方向に一致する。上下方向は、鉛直方向を指す。
(【0011】以降は省略されています)

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