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公開番号2024126334
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023034640
出願日2023-03-07
発明の名称カテーテル
出願人クリエートメディック株式会社
代理人個人
主分類A61M 25/00 20060101AFI20240912BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】メジャ一機能を備えるだけでなく、簡易な構成でマーカーの脱落や位置ずれを確実に防止することができると共に、内腔壁を傷付ける虞がなく安全性にも優れたカテーテルを提供する。
【解決手段】人体の内腔に挿入して使用する医療用のカテーテル10において、長尺な管状で可撓性がありガイドワイヤを挿通可能なカテーテル本体11を備え、カテーテル本体11に、挿入先の周辺部位の長さを放射線造影下で測定可能な指標手段20を設け、指標手段20は、カテーテル本体11の内周に沿って軸方向に並べて設けられた複数の造影リング21からなる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
人体の内腔に挿入して使用する医療用のカテーテルにおいて、
長尺な管状で可撓性がありガイドワイヤを挿通可能なカテーテル本体を備え、
前記カテーテル本体に、挿入先の周辺部位の長さを放射線造影下で測定可能な指標手段を設け、
前記指標手段は、前記カテーテル本体の内周に沿って軸方向に並べて設けられた複数の造影リングからなることを特徴とするカテーテル。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記複数の造影リングは、前記カテーテル本体のうち遠位となる先端側の区画で、該区画の内周に沿って軸方向に等間隔に配置され、
前記造影リングの軸方向の幅は1~3mmに設定され、各造影リング間の間隔は10mmに設定されたことを特徴とする請求項1に記載のカテーテル。
【請求項3】
前記造影リングのうち前記カテーテル本体の近位となる基端側を臨む端縁に、前記カテーテル本体の遠位となる先端側に向かい外周から内周にかけて傾斜するテーパー部を設けたことを特徴とする請求項2に記載のカテーテル。
【請求項4】
前記複数の造影リングは、少なくとも2つの異なる形態に形成され、該2つの異なる形態が、繰り返し交互に並ぶことを特徴とする請求項3に記載のカテーテル。
【請求項5】
前記造影リングの外周に、前記カテーテル本体の内周に対して圧接する凹凸を設けたことを特徴とする請求項4に記載のカテーテル。
【請求項6】
前記凹凸は、前記造影リングの外周に沿って軸方向に設けられた複数の環状の凸部と、該複数の凸部の間の凹部と、からなり、
前記凸部が前記カテーテル本体の内周に対して圧接する部位は、前記カテーテル本体の外周がその基準面より凸状に隆起した凸状部をなすことを特徴とする請求項5に記載のカテーテル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、人体の内腔に挿入して使用する医療用のカテーテルに関し、特に、ステントを留置する治療に用いるカテーテルに適するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来の医療において、癌等により大腸等が閉塞している場合の治療として、閉塞している狭窄部位までガイドワイヤをセットしたカテーテルを挿入し、狭窄部位にステントを留置する方法が知られている。ここで狭窄部位の長さに応じた長さのステントを用意することが重要であるが、通常はX線造影等の画像上で留置するためのステントの長さを決定していた。
【0003】
しかしながら、X線造影等の画像上で確認できる状態は2次元的なものであり、実際に留置する大腸は湾曲している3次元的な形状であるため、必要なステントの長さを正確に測定することができなかった。また、一般的に用いられているメジャー付きガイドワイヤは、芯線自体も金属性であるため、ガイドワイヤ全てが造影されてしまう。従って、メジャ一機能としては適さなかった。
【0004】
そこで、カテーテル本体にメジャー機能を付加した技術が既に提案されている。例えば、カテーテル本体の外周面上に、X線不透過の材質のマーカーを付着させた技術が知られている(例えば特許文献1参照)。また、カテーテル本体を多層構造として、内側管状部材の外周面上にX線不透過の材質のマーカーを配置し、その上から外側管状部材を被覆した技術も知られている(例えば特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実開平5-48953号公報
特開2019-141605号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、カテーテル本体の外周面上にマーカーを付着させた技術では、カテーテル本体の外周面上に露出したマーカーの端縁が、内腔壁等に引っ掛かったり傷付ける虞があり、さらにマーカーが脱落しやすいという問題があった。
【0007】
また、カテーテル本体を多層構造として、その内側と外側の間にマーカーを配置する技術は、構成が複雑となりコスト高を招くだけでなく、マーカーの存在に起因して内側と外側の管状部材が互いに剥離しやすく、かかる構造上マーカーも位置ずれしやすく、正確な測定ができない虞があった。
【0008】
本発明は、以上のような従来技術が有する問題点に着目してなされたものであり、メジャ一機能を備えるだけでなく、簡易な構成でマーカーの脱落や位置ずれを確実に防止することができると共に、内腔壁を傷付ける虞がなく安全性にも優れたカテーテルを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様は、前記した目的を達成するために、
人体の内腔に挿入して使用する医療用のカテーテルにおいて、
長尺な管状で可撓性がありガイドワイヤを挿通可能なカテーテル本体を備え、
前記カテーテル本体には、挿入先の部位の長さを放射線造影下で測定可能な指標手段が設けられ、
前記指標手段は、前記カテーテル本体の内周に沿って軸方向に設けられた複数の造影リングからなることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係るカテーテルによれば、メジャ一機能を備えるだけでなく、簡易な構成でマーカーの脱落や位置ずれを確実に防止することができると共に、内腔壁を傷付ける虞がなく安全性にも優れる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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