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公開番号2024045232
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-02
出願番号2024004167
出願日2024-01-15
発明の名称乳化組成物
出願人住友精化株式会社
代理人
主分類A61K 8/81 20060101AFI20240326BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】油性成分量が高濃度で配合されていても経時安定性に優れ、且つ良好な粘度を示す乳化組成物を提供する。
【解決手段】(a)(メタ)アクリル酸を構成単位とする重合体、(b)油性成分、(c)界面活性剤、及び(d)水を含有する組成物であって、(a)の重合体が、以下の条件下で測定した周波数分散1rad/sでの貯蔵弾性率(G’)が10Pa以下である、重合体であり、(b)の油性成分の含有量が乳化組成物の全量に基づいて60~85質量%である、乳化組成物。
[測定条件:上記(a)重合体を中和水溶液の全量に基づいて0.5質量%含有するpH6.5~7.5の中和水溶液につき、液温25℃、レオメーターの周波数を1Hzに設定したひずみ分散におけるひずみが0.1%又は1%の条件下で、角周波数0.1rad/sから300rad/sに変化させて得られた周波数分散に基づき、角周波数1rad/sでの貯蔵弾性率(G’)を求める。]
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(a)(メタ)アクリル酸を構成単位とする重合体、
(b)油性成分、
(c)界面活性剤、及び
(d)水
を含有する組成物であって、
前記(a)の重合体が、
以下の条件下で測定した周波数分散1rad/sでの貯蔵弾性率(G’)が10Pa以下である、
重合体であり、
前記(b)の油性成分の含有量が乳化組成物の全量に基づいて60~85質量%である。
乳化組成物。
[測定条件:上記(a)重合体を中和水溶液の全量に基づいて0.5質量%含有するpH6.5~7.5の中和水溶液につき、液温25℃、レオメーターの周波数を1Hzに設定したひずみ分散におけるひずみが0.1%又は1%の条件下で、角周波数0.1rad/sから300rad/sに変化させて得られた周波数分散に基づき、角周波数1rad/sでの貯蔵弾性率(G’)を求める。]
続きを表示(約 230 文字)【請求項2】
前記組成物の25℃における粘度が1000~150000mPa・sであり、乳化組成物の作成から30日経過後に乳化状態を維持している、請求項1記載の乳化組成物。
【請求項3】
請求項1または2に記載の乳化組成物を含有するリップクリーム
【請求項4】
請求項1または2に記載の乳化組成物を含有するクレンジングオイル
【請求項5】
請求項1または2に記載の乳化組成物を含有するワックスシート

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は(メタ)アクリル酸を構成単位とする重合体、高濃度の油性成分、界面活性剤、及び水を含有する組成物に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
(メタ)アクリル酸を構成単位とする重合体、及び油性成分を含有する乳化組成物はリップクリームやクレンジングオイルなどの化粧品、ワックスシートなどのハウスホールド製品に幅広く使用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-88882号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
乳化組成物中の油性成分が高濃度になると乳化不良となって、乳化状態を保てなくなり、乳化組成物作製から時間が経過するにしたがって油相と水相に分離してしまうという問題があった為、更なる改良が望まれていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、例えば以下の項に記載の主題を包含する。
項1.
(a)(メタ)アクリル酸を構成単位とする重合体、
(b)油性成分、
(c)界面活性剤、及び
(d)水
を含有する組成物であって、
前記(a)の重合体が、
以下の条件下で測定した周波数分散1rad/sでの貯蔵弾性率(G’)が10Pa以下である、
重合体であり、
前記(b)の油性成分の含有量が乳化組成物の全量に基づいて60~85質量%である。
乳化組成物。
[測定条件:上記(a)重合体を中和水溶液の全量に基づいて0.5質量%含有するpH6.5~7.5の中和水溶液につき、液温25℃、レオメーターの周波数を1Hzに設定したひずみ分散におけるひずみが0.1%又は1%の条件下で、角周波数0.1rad/sから300rad/sに変化させて得られた周波数分散に基づき、角周波数1rad/sでの貯蔵弾性率(G’)を求める。]
項2.
前記組成物の25℃における粘度が1000~150000mPa・sであり、乳化組成物の作成から30日経過後に乳化状態を維持している、項1記載の乳化組成物。
項3.
項1又は2に記載の乳化組成物を含有するリップクリーム
項4.
項1又は2に記載の乳化組成物を含有するクレンジングオイル
項5.
項1又は2に記載の乳化組成物を含有するワックスシート
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、油性成分量が高濃度で配合されていても経時安定性に優れ、且つ良好な粘度を示す乳化組成物を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
重合体((a)成分)を中和水溶液の全量に基づいて0.5質量%含有するpH6.5~7.5の中和水溶液につき、液温25℃、レオメーターの周波数を1Hzに設定したひずみ分散を示す。横軸はひずみの割合、縦軸は貯蔵弾性率(G’)である。なお、当該図は、重合体((a)成分)の周波数分散1rad/sのG’値(貯蔵弾性率)を測定する際の条件として、ひずみ値として0.1%又は1%のいずれを用いるかを決定するための概要を示す図である(実施例とは関係が無い概念図である。)。1Hzにおけるひずみ分散測定において得られた線形領域の範囲にひずみ1%を含んでいれば1%、ひずみ0.1%を含んでおり1%は含んでいなければ0.1%、を選択することを示す。
重合体((a)成分)を中和水溶液の全量に基づいて0.5質量%含有するpH6.5~7.5の中和水溶液につき、液温25℃、レオメーターの周波数を1Hzに設定したひずみ分散におけるひずみが0.1%又は1%の条件下で、角周波数0.1rad/sから300rad/sに変化させて得られた周波数分散を示す。横軸は角周波数、縦軸は貯蔵弾性率(G’)である。なお、当該図は、実施例とは関係が無い概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明は(メタ)アクリル酸を構成単位とする重合体(a)、60~85質量%の油性成分(b)、界面活性剤(c)、及び水(d)を含有する組成物である。
【0009】
なお、本明細書において、「(メタ)アクリル」とは、アクリル及び/又はメタクリルを意味する。(メタ)アクリル酸として、アクリル酸及びメタクリル酸のいずれか一方を単独で、又はこれらの双方を組み合わせて用いることができる。
【0010】
(a)重合体は、(メタ)アクリル酸を構成単位とする重合体であって前記貯蔵弾性率(G’)が10Pa以下である重合体であり、通常は(メタ)アクリル酸系重合体である。
(【0011】以降は省略されています)

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