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公開番号
2024126168
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-20
出願番号
2023034385
出願日
2023-03-07
発明の名称
フレキシブル管用継手
出願人
大阪瓦斯株式会社
,
日本継手株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F16L
33/00 20060101AFI20240912BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】 外径と長さとを抑え、かつ、フレキシブル管への接続の困難さを抑え得るフレキシブル管用継手を提供する。
【解決手段】 フレキシブル管用継手10は、継手本体20、リテーナ24、および、押輪26を備える。リテーナ24が、引掛部94と固定部96とを有する。引掛部94は、フレキシブル管300の外周面に引っ掛かる。固定部96には引掛部94が固定される。固定部96が、筒部110と筒接続部112とを有する。筒部110には引掛部94が収容される。筒接続部112は引掛部94を筒部110へ接続する。筒部110が、筒本体部120と潤滑物質含有部122とを有している。潤滑物質含有部122は、筒本体部120の外周のうち次に述べられる箇所に配置される。その箇所は、リテーナ24が継手本体20内に進入し収容されるとき継手本体20内に接触し得る箇所である。潤滑物質含有部122は、潤滑物質を含む。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
継手本体、前記継手本体内に進入し収容されるリテーナ、および、前記継手本体内に進入する押輪を備え、
前記継手本体内にフレキシブル管が進入すると前記継手本体と前記フレキシブル管の外周との間をシールするフレキシブル管シール材と、
前記継手本体内に前記押輪が進入すると前記押輪が前記継手本体内から抜け落ちることを防止する抜止体とをさらに備え、
前記継手本体が、
前記フレキシブル管の進入口と、
前記リテーナが配置され、かつ、前記進入口を介して前記継手本体の外に連通する前記フレキシブル管の進入路とを有し、
前記リテーナが、前記フレキシブル管が貫通する貫通空間を取囲み、かつ、前記フレキシブル管が前記貫通空間を貫通すると前記フレキシブル管が前記貫通空間から後退し抜けることを防止し、
前記押輪が、前記リテーナが前記フレキシブル管ごと前記継手本体内から抜け落ちることを防止し、
前記リテーナが、
前記貫通空間を取囲み、前記フレキシブル管が前記貫通空間を貫通すると前記フレキシブル管の外周に引っ掛かる引掛部と、
前記引掛部が固定される固定部とを有し、
前記固定部が、
前記引掛部が収容される筒部と、
前記引掛部を前記筒部へ接続する筒接続部とを有するフレキシブル管用継手であって、
前記継手本体の前記進入路が、
前記進入口から離れるにつれ窄まるシール材引込テーパ部と、
前記継手本体の外から見て前記シール材引込テーパ部の奥に前記シール材引込テーパ部に連なるように配置され、前記フレキシブル管の外周に嵌められた前記フレキシブル管シール材が前記フレキシブル管と共に進入すると前記フレキシブル管シール材を収容するシール材密着部とを有しており、
前記筒部が、
前記筒接続部に連なる筒本体部と、
前記筒本体部の外周のうち前記リテーナが前記継手本体内に進入し収容されるとき前記継手本体内に接触し得る箇所に配置され潤滑物質を含む潤滑物質含有部とを有していることを特徴とするフレキシブル管用継手。
続きを表示(約 110 文字)
【請求項2】
前記潤滑物質が固体潤滑材であることを特徴とする請求項1に記載のフレキシブル管用継手。
【請求項3】
前記固体潤滑材が膨張黒鉛であることを特徴とする請求項2に記載のフレキシブル管用継手。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はフレキシブル管用継手に関する。
続きを表示(約 4,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1はフレキシブル管用継手を開示する。このフレキシブル管用継手は、継手本体と弾性変形可能なシール材とを備える。シール材は継手本体内に収容される。継手本体内にはフレキシブル管が挿入される。フレキシブル管の外周部には円周方向全周に延びる山部と谷部とが管軸方向へ交互に並設されている。シール材の中央には管挿入孔が形成されている。管挿入孔にフレキシブル管が挿入される。シール材は、管挿入孔に挿入されたフレキシブル管の外周面と継手本体の内周面との間をシールする。継手本体は、挿入口と第1収容部とシール材縮径案内部と第2収容部とを有する。挿入口にはフレキシブル管が挿入される。第1収容部は挿入口の奥に形成されその挿入口に連通される。シール材縮径案内部は第1収容部の挿入口とは反対側に形成される。シール材縮径案内部は第1収容部から離れるにつれ窄まる。第2収容部はシール材縮径案内部の奥に形成される。第2収容部は、フレキシブル管の先端部とこのフレキシブル管の先端部の外周のシール材とを収容する。シール材は、胴部とシール作用部とを有する。胴部は、継手本体内に収容されたフレキシブル管の先端部により第2収容部の奥へ押し込まれる。シール作用部は、胴部の第2収容部の奥への押し込みによって第2収容部の中へ引き込まれる。シール作用部は、第2収容部の中へ引き込まれる際、シール材縮径案内部によりフレキシブル管の谷部にかみ合う。シール作用部は、第2収容部の中へ引き込まれた後、第2収容部の内周とフレキシブル管の外周との間をシールする。特許文献1に開示されたフレキシブル管用継手は、フレキシブル管を容易に接続できる。
【0003】
特許文献2はフレキシブル管用継手を開示する。このフレキシブル管用継手は、継手本体、リテーナ、および、押輪を備える。リテーナは継手本体内に収容される。押輪は継手本体内に進入する。継手本体がフレキシブル管の進入口とフレキシブル管の進入路とを有する。進入路にリテーナが配置される。進入路は進入口を介して継手本体の外に連通する。リテーナが、フレキシブル管が貫通する貫通空間を取囲む。リテーナが、フレキシブル管が貫通空間を貫通するとフレキシブル管が貫通空間から後退し抜けることを防止する。押輪が、リテーナがフレキシブル管ごと継手本体内から抜け落ちることを防止する。リテーナが、複数の引掛部と、固定部とを有する。引掛部は、フレキシブル管の外周面にそれぞれ引っ掛かる。固定部には複数の引掛部が固定される。特許文献2に開示されたフレキシブル管用継手は、狭い場所に設けられているフレキシブル管への接続を容易化できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-43706号公報
国際公開WO2013/132585号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示されたフレキシブル管用継手には、外径が大きくなりやすく、かつ、長くなりやすいという問題点がある。特許文献2に開示されたフレキシブル管用継手はこの問題点を解決する。しかしながら、特許文献2に開示されたフレキシブル管用継手には、狭くない場所に設けられているフレキシブル管への接続については特許文献1に開示されたフレキシブル管用継手ほど容易でないという問題点がある。
【0006】
本発明は、この問題点を解消するためになされたものである。その目的は、外径と長さとを抑え、かつ、フレキシブル管への接続の困難さを抑え得るフレキシブル管用継手を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
図面に基づいて本発明のフレキシブル管用継手が説明される。なおこの欄で図中の符号を使用したのは発明の内容の理解を助けるためである。この欄で図中の符号を使用することには発明の内容を図示した範囲に限定する意図がない。
【0008】
上述した目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、フレキシブル管用継手10は、継手本体20、リテーナ24、および、押輪26を備える。リテーナ24は継手本体20内に進入し収容される。押輪26は継手本体20内に進入する。フレキシブル管用継手10が、フレキシブル管シール材22と、抜止体28とをさらに備える。フレキシブル管シール材22は、継手本体20内にフレキシブル管300が進入すると継手本体20と継手本体20内に進入したフレキシブル管300の外周310,312との間をシールする。抜止体28は、継手本体20内に押輪26が進入すると押輪26が継手本体20内から抜け落ちることを防止する。継手本体20がフレキシブル管300の進入口54とフレキシブル管300の進入路56とを有する。進入路56にリテーナ24が配置される。進入路56は進入口54を介して継手本体20の外に連通する。リテーナ24が、フレキシブル管300が貫通する貫通空間200を取囲む。リテーナ24が、フレキシブル管300が貫通空間200を貫通するとフレキシブル管300が貫通空間200から後退し抜けることを防止する。押輪26が、リテーナ24がフレキシブル管300ごと継手本体20内から抜け落ちることを防止する。リテーナ24が、引掛部94と、固定部96とを有する。引掛部94は、貫通空間200を取囲む。引掛部94は、フレキシブル管300が貫通空間200を貫通するとフレキシブル管300の外周310,312に引っ掛かる。固定部96は、引掛部94が固定される。固定部96が、筒部110と、筒接続部112とを有する。筒部110は引掛部94が収容される。筒接続部112は引掛部94を筒部110へ接続する。継手本体20の進入路56が、シール材引込テーパ部74と、シール材密着部76とを有している。シール材引込テーパ部74は、進入口54から離れるにつれ窄まる。シール材密着部76は、継手本体20の外から見てシール材引込テーパ部74の奥にシール材引込テーパ部74に連なるように配置される。シール材密着部76は、フレキシブル管300の外周310,312に嵌められたフレキシブル管シール材22がフレキシブル管300と共に進入するとフレキシブル管シール材22を収容する。筒部110が、筒接続部112に連なる筒本体部120と、潤滑物質含有部122とを有している。潤滑物質含有部122は、筒本体部120の外周のうち次に述べられる箇所に配置される。その箇所は、リテーナ24が継手本体20内に進入し収容されるとき継手本体20内に接触し得る箇所である。潤滑物質含有部122は、潤滑物質を含む。
【0009】
本発明のある局面に従うフレキシブル管用継手10へフレキシブル管300が接続されるに先立ち、フレキシブル管300はリテーナ24が取り囲む貫通空間200を貫通させられる。次いで、そのフレキシブル管300の外周310,312をフレキシブル管シール材22がシールする。その後、リテーナ24はフレキシブル管300ごと継手本体20内に進入し収容される。これにより、フレキシブル管300の外周310,312のシールのためにシール材が継手本体20内でどこかに引き込まれる必要はなくなる。その必要がなくなるので、外径の大きなシール材を用いる必要がなくなる。引き込みに伴ってシール材がフレキシブル管300の谷部312にかみ合うことが可能となるよう継手本体20を長くする必要がなくなる。その結果、外径と長さとを抑え得るフレキシブル管用継手10が提供される。また、上述されたように、フレキシブル管用継手10への接続に先立ち、フレキシブル管300の外周310,312をフレキシブル管シール材22がシールする。これにより、リテーナ24がフレキシブル管300ごと継手本体20内に進入し収容されるに伴い、フレキシブル管シール材22も継手本体20内に進入し収容される。一方、継手本体20の進入路56が、シール材引込テーパ部74と、シール材密着部76とを有している。シール材引込テーパ部74は、進入口54から離れるにつれ窄まる。シール材密着部76は、継手本体20の外から見てシール材引込テーパ部74の奥にシール材引込テーパ部74に連なるように配置される。シール材密着部76は、フレキシブル管300の外周310,312に嵌められたフレキシブル管シール材22がフレキシブル管300と共に進入するとフレキシブル管シール材22を収容する。これにより、フレキシブル管300の進入に伴って継手本体20と継手本体20内に進入したフレキシブル管300の外周310,312との間のシールが実現することとなる。その収容の際、フレキシブル管シール材22はシール材引込テーパ部74を経由することとなる。進入口54から離れるにつれ窄まるシール材引込テーパ部74を経由するので、シール材密着部76へのフレキシブル管シール材22の進入がスムーズに進む。フレキシブル管シール材22の進入がスムーズに進むので、フレキシブル管300への接続の困難さが一層抑えられる。しかも、リテーナ24が潤滑物質含有部122を有している。潤滑物質含有部122は、リテーナ24が継手本体20内に進入し収容されるとき継手本体20内に接触し得る箇所に配置される。潤滑物質含有部122は、潤滑物質を含む。これにより、リテーナ24が継手本体20内に進入し収容されるときリテーナ24は継手本体20内をスムーズに進むことができる。そのように進むと、フレキシブル管300への接続の困難さが抑えられる。その結果、フレキシブル管300への接続の困難さを抑え得るフレキシブル管用継手10が提供される。
【0010】
また、上述された潤滑物質が固体潤滑材であることが望ましい。これにより、潤滑物質が液体である場合に比べて、時間の経過に伴い潤滑物質の流失が生じる可能性が低くなる。その可能性が低くなると、その流失に伴ってリテーナ24が継手本体20内をスムーズに進み難くなる可能性も低くなる。その結果、時間の経過に伴いフレキシブル管300への接続が困難になる可能性の低いフレキシブル管用継手10が提供される。
(【0011】以降は省略されています)
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