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公開番号
2024126124
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-20
出願番号
2023034309
出願日
2023-03-07
発明の名称
ドア防水構造
出願人
ダイハツ工業株式会社
代理人
個人
主分類
B60J
5/00 20060101AFI20240912BHJP(車両一般)
要約
【課題】跳ね上げ式ドアを採用する荷室において、荷室内への水の侵入を抑制できるドア防水構造を提供する。
【解決手段】荷室3の開口部4に開閉可能に設けられた跳ね上げ式ドア8におけるドア防水構造1であり、開口部4の内周縁には、跳ね上げ式ドア8を閉塞した際に、跳ね上げ式ドア8が嵌まり込むドア受け部20が形成され、開口部4の上部側には、開口部4の幅方向に沿って形成された防水反物部材10が設けられており、防水反物部材10は、開口部4の幅方向と交差する方向において、跳ね上げ式ドア8及びドア受け部20を架け渡すように跳ね上げ式ドア8の上端側及びドア受け部20の上端側に結合されており、跳ね上げ式ドア8を閉塞する際に防水反物部材10を押し上げる突起部25が設けられていることを特徴とする。突起部25は、弾性部材で形成され、跳ね上げ式ドア8を閉塞した際に、ドア受け部20に当接できる。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
荷室をなす箱体に設けられた開口部に、上下方向に開閉可能に設けられた跳ね上げ式ドアにおけるドア防水構造であって、
前記開口部の内周縁には、前記跳ね上げ式ドアを閉塞した際に、当該跳ね上げ式ドアが嵌まり込むドア受け部が形成されており、
前記開口部の上部側には、前記開口部の幅方向に沿って延びるように形成された防水反物部材が設けられており、
前記防水反物部材は、前記開口部の幅方向と交差する方向において、前記跳ね上げ式ドア及び前記ドア受け部を架け渡すように前記跳ね上げ式ドアの上端側及び前記ドア受け部の上端側に結合されており、
前記跳ね上げ式ドアを閉塞する際に前記防水反物部材を押し上げる少なくとも1つの突起部が設けられていること、を特徴とするドア防水構造。
続きを表示(約 230 文字)
【請求項2】
前記突起部は、前記跳ね上げ式ドアの上端側に設けられると共に、前記防水反物部材の裏面側に配置されていること、を特徴とする請求項1に記載のドア防水構造。
【請求項3】
前記突起部は、弾性部材で形成されると共に、前記ドア受け部の幅方向一端側から他端側に亘って延びるように形成されており、
前記跳ね上げ式ドアを閉塞した際に、前記突起部が、前記ドア受け部に当接すること、を特徴とする請求項1又は2に記載のドア防水構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ドア防水構造に関する。さらに詳しくは、跳ね上げ式ドアにおけるドア防水構造に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、車両等における荷室(コンテナに相当)に跳ね上げ式ドアが設けられることがある。前記のように、跳ね上げ式ドアが設けられた荷室は、雨天時等にドアを開けた際に、ドアと荷室との間の隙間から雨水が荷室内に侵入しないよう、カバーや樋等の雨除けが設けられている(例えば、特許文献1)。
【0003】
しかしながら、上述した特許文献1に記載のシート状カバーや樋は、ドアを閉じた際にドアの外側に露出する構造であるため、ドアや荷室の外観の見栄えが低下する問題がある。また、上述した特許文献1に記載の樋は、荷室側の第1の樋における取り付け部が荷室方向に延びるように板状に形成されている。そのため、第1の樋の上部を伝って流れる雨水が、荷室方向に漏出する懸念がある。したがって、ドアや荷室の外観を損なうことなく、防水できる防水構造が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-96639公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、図6に示すように、跳ね上げ式ドア80(単に、ドア80とも称する)を採用する荷室85においては、ドア80の上面を流れた水81が、ドア80と荷室85との間の隙間82に流れ落ちないように、隙間82の下方側に防水反物部材83(シート状カバーに相当)が設けられている。防水反物部材83は、荷室開口部の幅方向に沿って延びるように形成されている。また、荷室85におけるドア開口周縁には、排水路を形成するウェザーストリップ84が設けられている。ウェザーストリップ84は、開口部周縁から荷室85内に水81が侵入することを抑制するものとされている。ここで、図6は、防水反物部材83の奥行方向(図示左右方向)の長さが、短く設定された場合を図示したものである。かかる場合は、防水反物部材83における最下端部が、ウェザーストリップ84が配置された位置よりも、荷室85における外側に位置するものとされている。
【0006】
しかしながら、上述の防水反物部材83のように、奥行方向の長さが短く設定された場合は、防水反物部材83を伝って流れる水81が、防水反物部材83の荷室幅方向(長手方向)両側から流れ落ちた際に、ウェザーストリップ84よりも荷室外側に落下する。その結果、ドア80と荷室85との隙間82を伝って、水81が荷室85内に侵入する懸念がある。
【0007】
一方、防水反物部材83の奥行方向の長さを長めに設定した場合は、ドア80の開放時に防水反物部材83の最下端部がウェザーストリップ84上に位置するため、防水反物部材83の長手方向両側から流れ落ちた水が、ウェザーストリップ84に回収される。しかしながら、かかる場合は、図7(a)及び図7(b)に示すようにドア80を閉じた際に、防水反物部材83が、ドア80とウェザーストリップ84との間に挟み込まれて、防水反物部材83の損傷や防水反物部材83が挟み込まれた部分を通じて荷室85内に水81が侵入する懸念があった。したがって、跳ね上げ式ドアを採用する荷室では、上述した課題を解決する防水構造が求められている。
【0008】
そこで、本発明は、跳ね上げ式ドアを採用する荷室において、荷室内への水の侵入を抑制できるドア防水構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1)上述した課題を解決すべく提供される本発明の防水構造は、荷室をなす箱体に設けられた開口部に、上下方向に開閉可能に設けられた跳ね上げ式ドアにおけるドア防水構造であって、前記開口部の内周縁には、前記跳ね上げ式ドアを閉塞した際に、当該跳ね上げ式ドアが嵌まり込むドア受け部が形成されており、前記開口部の上部側には、前記開口部の幅方向に沿って延びるように形成された防水反物部材が設けられており、前記防水反物部材は、前記開口部の幅方向と交差する方向において、前記跳ね上げ式ドア及び前記ドア受け部を架け渡すように前記跳ね上げ式ドアの上端側及び前記ドア受け部の上端側に結合されており、前記跳ね上げ式ドアを閉塞する際に前記防水反物部材を押し上げる少なくとも1つの突起部が設けられていること、を特徴とするものである。
【0010】
上述したドア防水構造は、箱体(荷室)の開口部の内周縁に形成されたドア受け部と、跳ね上げ式ドア(以下、単に「ドア」とも称する)との間に防水反物部材が架け渡されている。また、防水反物部材が、開口部の幅方向に沿って延びるように形成されている。また、防水反物部材は、ドアの上端側及びドア受け部の上端側に結合されている。したがって、防水反物部材は、ドアを開放した際に生じるドアと荷室との間の隙間を下方側から覆うことができる。これにより、上述したドア防水構造は、ドアを開けた状態において、ドア表面を伝って流れ落ちる水(例えば、雨水)が、ドアと荷室との間の隙間から、下方に落下することを抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)
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