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公開番号2024125943
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-19
出願番号2023034087
出願日2023-03-06
発明の名称空気入りタイヤ
出願人株式会社ブリヂストン
代理人個人,個人,個人
主分類B60C 9/00 20060101AFI20240911BHJP(車両一般)
要約【課題】接地領域のタイヤ幅方向の端部において、局所的な径成長、及び、タイヤ幅方向の変形、に伴う偏摩耗、並びに、タイヤ幅方向の変形に伴う転がり抵抗の増大、を抑制可能な空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】本発明に係る空気入りタイヤは、全5層のベルト層を含む空気入りタイヤであって、前記全5層のベルト層は、傾斜ベルトコードを含む2層の傾斜ベルト層と、周方向ベルトコードを含む周方向ベルト層と、前記タイヤ周方向に対して前記傾斜ベルトコードより大きい傾斜角度で傾斜して延在している保護ベルトコードを含む保護ベルト層と、前記タイヤ周方向に対して前記傾斜ベルトコードより大きい傾斜角度で傾斜して延在しているベースベルトコードを含むベースベルト層と、からなり、前記周方向ベルトコードの1.0%歪での弾性率は、30~80GPaである。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
全5層のベルト層を含む空気入りタイヤであって、
前記全5層のベルト層は、
タイヤ周方向に対して5°より大きい傾斜角度で、互いに反対側に傾斜して延在している傾斜ベルトコードを含む、2層の傾斜ベルト層と、
タイヤ周方向に対して0~5°の方向に延在している周方向ベルトコードを含み、前記2層の傾斜ベルト層の少なくとも一方の傾斜ベルト層に対してタイヤ径方向に隣接して配置されている周方向ベルト層と、
前記2層の傾斜ベルト層及び前記周方向ベルト層に対して前記タイヤ径方向の外側に配置され、前記タイヤ周方向に対して前記傾斜ベルトコードより大きい傾斜角度で傾斜して延在している保護ベルトコードを含む、保護ベルト層と、
前記2層の傾斜ベルト層及び前記周方向ベルト層に対して前記タイヤ径方向の内側に配置され、前記タイヤ周方向に対して前記傾斜ベルトコードより大きい傾斜角度で傾斜して延在しているベースベルトコードを含む、ベースベルト層と、からなり、
前記周方向ベルトコードの1.0%歪での弾性率は、30~80GPaである、空気入りタイヤ。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
前記ベースベルト層のタイヤ幅方向での幅は、前記周方向ベルト層の前記タイヤ幅方向での幅に対して、50%未満である、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
【請求項3】
前記保護ベルト層の前記保護ベルトコード、及び、前記ベースベルト層の前記ベースベルトコードは、前記タイヤ周方向に対して反対側に傾斜して延在している、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
【請求項4】
前記保護ベルト層の前記保護ベルトコードの前記タイヤ周方向に対する傾斜角度、及び、前記ベースベルト層の前記ベースベルトコードの前記タイヤ周方向に対する傾斜角度は、略等しい、請求項3に記載の空気入りタイヤ。
【請求項5】
前記ベースベルト層の前記ベースベルトコード、及び、前記2層の傾斜ベルト層のうち前記タイヤ径方向の内側に位置する傾斜ベルト層の前記傾斜ベルトコードは、前記タイヤ周方向に対して同じ側に傾斜している、請求項3に記載の空気入りタイヤ。
【請求項6】
前記保護ベルト層の前記保護ベルトコード、及び、前記2層の傾斜ベルト層のうち前記タイヤ径方向の外側に位置する傾斜ベルト層の前記傾斜ベルトコードは、前記タイヤ周方向に対して同じ側に傾斜している、請求項3に記載の空気入りタイヤ。
【請求項7】
前記2層の傾斜ベルト層それぞれの前記傾斜ベルトコードは、タイヤ周方向に対して、15~50°の傾斜角度で傾斜して延在している、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
【請求項8】
前記周方向ベルト層のタイヤ幅方向の幅は、前記2層の傾斜ベルト層の前記タイヤ幅方向の最大幅より狭い、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
【請求項9】
前記周方向ベルトコードの1.0%歪での弾性率E1の、前記周方向ベルトコードの0.25%歪での弾性率E2に対する比E1/E2は、1.1~3.0である、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
【請求項10】
前記周方向ベルトコードの0.25%歪での弾性率E2は、15~60GPaである、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は空気入りタイヤに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
空気入りタイヤの径成長を抑制するために周方向ベルト層を配置することが提案されている。特許文献1には、この種の空気入りタイヤが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-196548号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
周方向ベルト層を設けることで、規定内圧充填時のタイヤの径成長を抑制できる。しかしながら、タイヤ幅方向において周方向ベルト層が存在する領域と、タイヤ幅方向において周方向ベルト層が存在しない領域と、でタイヤ周方向の剛性差が大きくなる。そのため、タイヤ走行時における接地領域のタイヤ幅方向の端部が、周方向ベルト層が存在しない領域である場合に、接地領域のタイヤ幅方向の端部において、局所的な径成長に伴う偏摩耗が生じ易くなる。
【0005】
また、接地領域のタイヤ幅方向の端部では、タイヤ幅方向にも変形が生じ易い。そのため、接地領域のタイヤ幅方向の端部では、タイヤ幅方向への変形に伴う転がり抵抗の増大、及び、タイヤ幅方向への変形に伴う偏摩耗、が懸念される。
【0006】
本発明は、接地領域のタイヤ幅方向の端部において、局所的な径成長、及び、タイヤ幅方向の変形、に伴う偏摩耗、並びに、タイヤ幅方向の変形に伴う転がり抵抗の増大、を抑制可能な空気入りタイヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の態様としての空気入りタイヤは、
(1)
全5層のベルト層を含む空気入りタイヤであって、
前記全5層のベルト層は、
タイヤ周方向に対して5°より大きい傾斜角度で、互いに反対側に傾斜して延在している傾斜ベルトコードを含む、2層の傾斜ベルト層と、
タイヤ周方向に対して0~5°の方向に延在している周方向ベルトコードを含み、前記2層の傾斜ベルト層の少なくとも一方の傾斜ベルト層に対してタイヤ径方向に隣接して配置されている周方向ベルト層と、
前記2層の傾斜ベルト層及び前記周方向ベルト層に対して前記タイヤ径方向の外側に配置され、前記タイヤ周方向に対して前記傾斜ベルトコードより大きい傾斜角度で傾斜して延在している保護ベルトコードを含む、保護ベルト層と、
前記2層の傾斜ベルト層及び前記周方向ベルト層に対して前記タイヤ径方向の内側に配置され、前記タイヤ周方向に対して前記傾斜ベルトコードより大きい傾斜角度で傾斜して延在しているベースベルトコードを含む、ベースベルト層と、からなり、
前記周方向ベルトコードの1.0%歪での弾性率は、30~80GPaである、空気入りタイヤ、である。
【0008】
本発明の1つの実施形態としての空気入りタイヤは、
(2)
前記ベースベルト層のタイヤ幅方向での幅は、前記周方向ベルト層の前記タイヤ幅方向での幅に対して、50%未満である、上記(1)に記載の空気入りタイヤ、である。
【0009】
本発明の1つの実施形態としての空気入りタイヤは、
(3)
前記保護ベルト層の前記保護ベルトコード、及び、前記ベースベルト層の前記ベースベルトコードは、前記タイヤ周方向に対して反対側に傾斜して延在している、上記(1)又は(2)に記載の空気入りタイヤ、である。
【0010】
本発明の1つの実施形態としての空気入りタイヤは、
(4)
前記保護ベルト層の前記保護ベルトコードの前記タイヤ周方向に対する傾斜角度、及び、前記ベースベルト層の前記ベースベルトコードの前記タイヤ周方向に対する傾斜角度は、略等しい、上記(3)に記載の空気入りタイヤ、である。
(【0011】以降は省略されています)

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