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公開番号2024125725
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-19
出願番号2023033738
出願日2023-03-06
発明の名称ポンプ装置
出願人カヤバ株式会社
代理人弁理士法人後藤特許事務所
主分類F04C 15/06 20060101AFI20240911BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】気泡除去機能を有する小型のポンプ装置を提供する。
【解決手段】ポンプ装置100は、作動油を吸い込む吸込口及び作動油を吐出する吐出口1が形成されるハウジング10と、ハウジング10に収容され、容積変化によって吸込口から作動油を吸い込み加圧して吐出するポンプ室26を有する加圧部20と、ハウジング10内に設けられ加圧部20から作動油が導かれる流体室45を有し、当該流体室45内に旋回流を発生させて作動油に含まれる気泡を除去して吐出口1に作動油を導く気泡除去部40と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
作動流体を吸い込む吸込口及び作動流体を吐出する吐出口が形成されるハウジングと、
前記ハウジングに収容され、容積変化によって前記吸込口から作動流体を吸い込み加圧して吐出するポンプ室を有する加圧部と、
前記ハウジング内に設けられ前記加圧部から作動流体が導かれる流体室を有し、当該流体室内に旋回流を発生させて作動流体に含まれる気泡を除去して前記吐出口に作動流体を導く気泡除去部と、を備えることを特徴とするポンプ装置。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
請求項1に記載のポンプ装置であって、
前記気泡除去部は、前記流体室を区画する断面円形の管路部を有し、
前記ハウジングには、前記加圧部から吐出される作動流体を前記管路部に対して接線方向に沿って導く導入通路が形成されることを特徴とするポンプ装置。
【請求項3】
請求項2に記載のポンプ装置であって、
前記加圧部は、前記管路部の中心軸に対して垂直方向に作動流体を吐出する供給ポートを有し、
前記導入通路は、前記管路部の接線方向に沿って直線状に延びて前記加圧部の前記供給ポートから前記管路部に対して作動流体を導くことを特徴とするポンプ装置。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか一つに記載のポンプ装置であって、
前記ハウジングに設けられ前記気泡除去部によって除去された気泡を前記ハウジングの外部に排出する排出通路と、
前記排出通路に設けられ前記気泡除去部によって除去された前記排出通路内の気泡が所定圧に達すると開弁する排出弁と、をさらに備えることを特徴とするポンプ装置。
【請求項5】
請求項4に記載のポンプ装置であって、
前記ハウジングは、
前記吸込口が設けられ前記加圧部が収容される第一ハウジングと、
前記吐出口が設けられ前記気泡除去部が収容される第二ハウジングと、
前記第一ハウジングと前記第二ハウジングとによって挟持され、前記加圧部から吐出される作動流体を前記気泡除去部に導く第三ハウジングと、を有することを特徴とするポンプ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ポンプ装置に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1に開示されるように、ポンプ装置から吐出される作動流体に含まれる気泡を除去する技術が知られている。特許文献1には、タンクと油圧ポンプとの間で作動油を循環させる循環通路と、循環通路に設けられ作動油中の気泡を除去する気泡除去装置と、を備える気泡含有量調整システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-107060号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の気泡含有量調整システムでは、タンクと油圧ポンプとを接続する循環通路に気泡除去装置が設けられるため、システム全体として大型化しやすい。
【0005】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、気泡除去機能を有するポンプ装置を小型化することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、ポンプ装置であって、作動流体を吸い込む吸込口及び作動流体を吐出する吐出口がそれぞれ形成されるハウジングと、ハウジングに設けられ、吸込口からポンプ室に吸い込んだ作動流体をポンプ室の容積変化によって加圧して吐出する加圧部と、加圧部によって加圧された作動流体が導かれる流体室を有し、当該流体室内に旋回流を発生させて作動流体に含まれる気泡を除去して吐出口に作動流体を導く気泡除去部と、ハウジングに設けられ気泡除去部によって除去された気泡をハウジングの外部に排出する排出通路と、を備えることを特徴とする。
【0007】
この発明では、気泡除去部は、ハウジングの内部に設けられ、加圧部によって加圧された作動流体から気泡を除去して作動流体を吐出口へ導く。このように、気泡除去部は、加圧部と吐出口との間に設けられポンプ装置のハウジングに内蔵されるものであるため、ポンプ装置と気泡除去機構とをそれぞれ別体として設ける場合と比較して、装置構成を小型化することができる。
【0008】
また、本発明は、気泡除去部が、流体室を区画する断面円形の管路部を有し、ハウジングには、加圧部から吐出される作動流体を管路部に対して接線方向に沿って導く導入通路が形成されることを特徴とする。
【0009】
この発明では、断面円形の接線方向に沿って作動流体を管路部に導くことにより、管路部が区画する流体室45内に容易に旋回流を発生させることができる。
【0010】
また、本発明は、加圧部が、管路部の中心軸に対して垂直方向に加圧した作動流体を吐出する供給ポートを有し、導入通路は、管路部の接線方向に沿って直線状に延びて加圧部の供給ポートから管路部に対して作動流体を導くことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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