TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024136061
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023047020
出願日2023-03-23
発明の名称送風装置及び送風方法
出願人株式会社JVCケンウッド
代理人個人
主分類F04D 27/00 20060101AFI20240927BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】乗員の快適性を向上可能な送風装置及び送風方法を提供すること。
【解決手段】本開示に係る送風装置1は、乗員が車体枠に覆われていない状態で走行する車両が備える送風装置である。送風装置1は、周囲の環境に関する環境情報を取得する環境情報取得部11と、環境情報に基づいて乗員が不快さを感じるか否かを判定する判定部12と、環境情報に基づいて乗員に対して当たる風の向きを特定する特定部13と、判定部12が、乗員が不快さを感じると判定した場合、特定部13が特定した風の向きに対向する方向に向けて送風する送風部14とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
乗員が車体枠に覆われていない状態で走行する車両が備える送風装置であって、
周囲の環境に関する環境情報を取得する環境情報取得部と、
前記環境情報に基づいて、前記乗員が不快さを感じるか否かを判定する判定部と、
前記環境情報に基づいて、前記乗員に対して当たる風の向きを特定する特定部と、
前記判定部が、乗員が不快さを感じると判定した場合、前記特定部が特定した風の向きに対向する方向に向けて送風する送風部と、を備える、
送風装置。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記車両が走行中の場合、前記送風部が、前記車両の進行方向に向けて送風する、
請求項1に記載の送風装置。
【請求項3】
前記環境情報取得部が、前記車両の運転制御情報を、前記環境情報として取得する、
請求項1又は2に記載の送風装置。
【請求項4】
前記送風部が、周囲から取り込んだ空気を、フィルタを介して送風する、
請求項1又は2に記載の送風装置。
【請求項5】
乗員が車体枠に覆われていない状態で走行する車両において、コンピュータが、
周囲の環境に関する環境情報に基づいて、前記乗員が不快さを感じるか否かを判定し、
前記環境情報に基づいて、乗員に対して当たる風の向きを特定し、
乗員が不快さを感じると判定した場合、特定した風の向きに対向する方向に向けて送風することを決定する、
送風方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、送風装置及び送風方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、オープンカー用の気象影響低減システムが記載されている。特許文献1に記載の気象影響低減システムは、オープンカーのシート上方に空気を吹き出すことで、雨等の異物を車両後方に弾く合成気流を形成する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-196086号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、近年、例えば、電動キックボード等の乗員が車体枠に覆われていない状態で走行する車両の開発が進んでいる。このような車体枠に覆われていない状態で走行する車両は、前述したオープンカーにみられるようなウインドシールドを備えていないため、あらゆる方向から乗員に対して風が当たる。ここで、乗員に対して当たる風は、乗員が感じる不快さの原因になることがある。
【0005】
前述したように、特許文献1に記載の気象影響低減システムは、ウインドシールドや、車体枠を備えるオープンカーに適用されるため、シート上方のみに送風することで乗員が感じる不快さを軽減しようとしている。
【0006】
しかしながら、前述したように、車体枠に覆われていない状態で走行する車両においては、あらゆる方向から乗員に対して風が当たるため、特定の方向に送風するのみでは、十分に乗員の不快さを軽減できない。
また、車両の周囲の環境によっては、乗員に対して当たる風に環境中の不快さを感じる要素(異臭等)が加わり、乗員の不快さを増大させることがある。
つまり、特許文献1に記載の気象影響低減システムにおいては、車体枠に覆われていない状態で走行する車両の乗員の快適性を十分に向上できていないという課題があった。
【0007】
本開示は、このような課題を解決するためになされたものであって、乗員の快適性を向上可能な送風装置及び送風方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一態様に係る送風装置は、
乗員が車体枠に覆われていない状態で走行する車両が備える送風装置であって、
周囲の環境に関する環境情報を取得する環境情報取得部と、
前記環境情報に基づいて、前記乗員が不快さを感じるか否かを判定する判定部と、
前記環境情報に基づいて、前記乗員に対して当たる風の向きを特定する特定部と、
前記判定部が、乗員が不快さを感じると判定した場合、前記特定部が特定した前記風の向きに対向する方向に向けて送風する送風部と、を備える、
送風装置である。
【0009】
本開示の一態様に係る送風方法は、乗員が車体枠に覆われていない状態で走行する車両において、
コンピュータが、
周囲の環境に関する環境情報に基づいて、前記乗員が不快さを感じるか否かを判定し、
前記環境情報に基づいて、前記乗員に対して当たる風の向きを特定し、
乗員が不快さを感じると判定した場合、特定した前記風の向きに対向する方向に向けて送風することを決定する、
送風方法である。
【発明の効果】
【0010】
本開示によって、乗員の快適性を向上可能な送風装置及び送風方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
扇子揺動システム
1か月前
株式会社遠藤照明
筒型送風機
21日前
日機装株式会社
ポンプ装置
2か月前
日機装株式会社
ポンプ装置
2か月前
個人
流体を送れるし送れないファン
19日前
ダイキン工業株式会社
遠心ファン
1か月前
株式会社酉島製作所
ポンプ
1か月前
株式会社酉島製作所
ポンプ
2か月前
株式会社デンソー
清掃装置
2か月前
川崎重工業株式会社
ポンプシステム
3か月前
株式会社IHI
圧縮機
3か月前
株式会社不二越
油圧ユニット
2か月前
川崎重工業株式会社
ポンプシステム
3か月前
株式会社フクハラ
圧縮空気生成装置
3か月前
デンカ株式会社
ポンプ
2か月前
スリーアップ株式会社
検知装置
3か月前
株式会社酉島製作所
冷却ファン
1か月前
株式会社酉島製作所
立軸ポンプ
1か月前
CKD株式会社
圧縮空気供給機
3か月前
株式会社島津製作所
真空ポンプ
2か月前
株式会社フクハラ
自動ドレン排出装置
1か月前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
20日前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
2か月前
株式会社不二越
液圧駆動システム
1か月前
シャープ株式会社
送風装置
3か月前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
3か月前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
1か月前
シャープ株式会社
送風装置
3か月前
個人
ゼンマイによる回転体起動時電力節約装置
2か月前
株式会社酉島製作所
ポンプ吸液槽
20日前
有光工業株式会社
ポンプ及び弁装置
27日前
株式会社日立産機システム
圧縮機
1か月前
兵神装備株式会社
容積式ポンプ
5日前
株式会社ミクニ
ベーンポンプ
27日前
株式会社鷺宮製作所
遠心ポンプ
2か月前
株式会社日立産機システム
圧縮機
3か月前
続きを見る