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公開番号
2024137393
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-07
出願番号
2023048902
出願日
2023-03-24
発明の名称
電動圧縮機
出願人
株式会社豊田自動織機
代理人
弁理士法人ぱてな
主分類
F04B
39/12 20060101AFI20240927BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約
【課題】ステータを第1ハウジングに固定しつつ、ハウジングの小型化を実現し、かつ、吸入室から外部への冷媒の漏れを防止可能な電動圧縮機を提供する。
【解決手段】本発明の電動圧縮機は、ハウジング1が第1ハウジング13と第2ハウジング14とを有している。また、電動モータ7がステータ7aを有している。さらに、第1ハウジング13と第2ハウジング14とによって吸入室1aが形成されている。第1ハウジング13は第1端面13fを有しており、第2ハウジング14は第2端面14aを有している。第1端面13fと第2端面14aとの間には、封止部材18が設けられている。第1ハウジング13と第2ハウジング14とは第1固定具25aによって固定されている。また、ステータ7aは、吸入室1a内に配置されつつ第2固定具26aによって第1端面13fに固定されている。第1端面13fには、第1孔17aと、第2孔17bとが形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ハウジングと、駆動軸と、前記駆動軸を回転させる電動モータと、前記駆動軸の回転によって駆動して冷媒の圧縮を行う圧縮機構とを備え、
前記ハウジングは、前記駆動軸の軸方向に延びる第1ハウジングと、前記軸方向で前記第1ハウジングに固定される第2ハウジングとを有し、
前記電動モータは、筒状に延びるステータと、前記ステータ内で回転可能なロータとを有する電動圧縮機であって、
前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとは、前記ハウジングの外部から区画されるとともに内部に冷媒が吸入される吸入室を形成し、
前記第1ハウジングは、前記軸方向で前記第2ハウジングに面する第1端面を有し、
前記第2ハウジングは、前記軸方向で前記第1端面に面する第2端面を有し、
前記第1端面と前記第2端面との間には、前記外部と前記吸入室との間を封止する封止部材が設けられ、
前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとは第1固定具によって固定され、
前記ステータは、前記吸入室内に配置されつつ第2固定具によって前記第1端面に対して前記軸方向で固定され、
前記第1端面には、前記第1固定具が挿通又は固定される第1孔と、前記第2固定具が固定される第2孔とが形成されていることを特徴とする電動圧縮機。
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
前記電動モータの駆動制御を行うインバータを備え、
前記ハウジングは、前記インバータを収容するインバータハウジングを有し、
前記インバータハウジングは、前記第1ハウジング又は前記第2ハウジングに対して前記軸方向に固定されている請求項1記載の電動圧縮機。
【請求項3】
前記ステータは、筒状に延びるステータコアと、前記ステータコアの前記軸方向の端面から前記軸方向に突出するコイルエンドとを有し、
前記ステータコアは、前記コイルエンドの外側において、前記第2固定具によって前記第1端面に固定されている請求項1又は2記載の電動圧縮機。
【請求項4】
前記ステータは、前記コイルエンドを覆う絶縁材料製のカバーを有し、
前記カバーには、前記第2固定具を挿通する金属製のスリーブが設けられ、
前記ステータコアは、前記第1端面との間に前記カバー及び前記スリーブを介在させつつ前記第1端面に固定されている請求項3記載の電動圧縮機。
【請求項5】
前記第1端面には、冷媒が流通可能な吸入通路が形成され、
前記第1端面の周方向において、前記吸入通路は前記第1孔と前記第2孔との間に配置されている請求項1又は2記載の電動圧縮機。
【請求項6】
前記第1ハウジング及び前記第2ハウジングの少なくとも一方は、取付対象に取り付けられる取付脚を有し、
前記取付脚は、前記第1端面及び前記第2端面に対して前記軸方向に離隔して配置されている請求項1又は2記載の電動圧縮機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は電動圧縮機に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に従来の電動圧縮機が開示されている。この電動圧縮機は、ハウジングと、圧縮機構と、電動モータと、駆動軸とを備えている。ハウジングは、第1ハウジングと第2ハウジングとを有している。第1ハウジング及び第2ハウジングはそれぞれ軸方向に延びている。第1ハウジングは、軸方向で第2ハウジングに面する第1端面を有している。第1端面には、第1孔と第2孔とが形成されている。一方、第2ハウジングは、軸方向で第1端面に面する第2端面を有している。また、第2ハウジングには、貫通孔が形成されている。貫通孔は第2ハウジングを軸方向に貫通している。
【0003】
第1ハウジングと第2ハウジングとは、第1固定具によって軸方向で固定されている。この際、第1固定具は第1孔に固定されている。こうして、ハウジング内において第1ハウジングと第2ハウジングとの間にモータ室が形成されている。モータ室は貫通孔を通じてハウジングの外部に連通している。つまり、モータ室はハウジングの外部に対して密閉された空間とはなっていない。
【0004】
圧縮機構は、具体的にはスクロール型圧縮機構であり、固定スクロールと揺動スクロールとを有している。固定スクロールは、第1ハウジングに対して第2ハウジングとは軸方向の反対側で固定されている。揺動スクロールは、第1ハウジング内に配置されている。揺動スクロールは、固定スクロールと軸方向で対向しつつ、固定スクロールと噛合している。
【0005】
電動モータはモータ室内に配置されている。電動モータは、筒状に延びるステータと、ステータ内で回転可能なロータとを有している。ステータは第2固定具によって第1ハウジングの第1端面に固定されている。この際、第2固定具は第2孔に固定されている。
【0006】
駆動軸はロータに固定されている。また、駆動軸はモータ室内で第1ハウジング及び第2ハウジングに回転可能に支持されている。さらに、駆動軸にはブッシュが取り付けられている。駆動軸はブッシュを介して揺動スクロールと接続している。これにより、電動モータは駆動軸を通じて揺動スクロールを駆動させることが可能となっている。
【0007】
この電動圧縮機では、駆動軸及び電動モータをモータ室内に配置した状態で駆動軸にブッシュが取り付けられる。この際、この電動圧縮機では、第2ハウジングの挿通孔を通じて、ハウジングの外部から工具を用いてモータ室内の駆動軸を保持することが可能となっている。こうして、この電動圧縮機では、駆動軸に対するブッシュの取り付けが容易となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2000-97168号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
この種の電動圧縮機において、第2固定具によってステータを第1ハウジングに固定するためには、第1ハウジングに対してステータと当接しつつステータとともに第2固定具が固定される固定部を形成する必要がある。この際、例えば第1ハウジングの径方向で第1ハウジングからステータに向かって突出する形状の固定部を第1ハウジングに形成すると、固定部には、ステータを固定した際の応力が集中し易くなることから耐久性が懸念される。そこで、このような固定部の場合には、応力に耐えうる剛性を確保するために大型化が必要となるものの、これによって第1ハウジング、ひいてはハウジングが大型化してしまう問題がある。
【0010】
また、この種の電動圧縮機では、第1ハウジングと第2ハウジングとによって、冷媒を内部に吸入させる吸入室を形成し、この吸入室内に電動モータを配置することも行われる。この点、上記従来の電動圧縮機は、第2ハウジングに形成された貫通孔によってモータ室がハウジングの外部に連通している。このため、この電動圧縮機では、モータ室を吸入室として用いることはできない。そこで、上述のようにステータを第1ハウジングに固定しつつも、吸入室内の冷媒が外部に漏れることを防止することが求められる。
(【0011】以降は省略されています)
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