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公開番号
2024152226
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-25
出願番号
2023066290
出願日
2023-04-14
発明の名称
ユニットクーラ
出願人
株式会社豊田自動織機
代理人
弁理士法人ぱてな
主分類
F24F
1/0326 20190101AFI20241018BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】冷風をハウジングの外部に供給可能であるとともに、省電力でありながら十分な冷凍能力を確保できるユニットクーラを提供する。
【解決手段】本発明のユニットクーラ1では、電動圧縮機301は、冷媒を圧縮して吐出する吐出ハウジング301aを有し、吐出ハウジング301aが電動圧縮機301の他の部分よりも吸入口13aに近くなるように配置されている。配管307のうち、吐出ハウジング301aと凝縮器302とを接続する第1配管307a、及び、凝縮器302と減圧装置303とを接続する第2配管307bのうち、少なくとも一方は、吸入口13aから第1ファン308に向けて取り入れられた外気が流れる流路F1に設けられている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
ハウジングと、
前記ハウジングに収容され、冷凍サイクルを構成し、空気を冷却して前記ハウジングの外部に供給する空調部と、を備え、
前記空調部は、電動圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器、冷媒を流通させる配管、前記凝縮器に送風を行う第1ファン、及び、前記蒸発器に送風を行う第2ファン、を有し、
前記ハウジングは、前記第1ファンによって前記ハウジングの内部に外気を取り入れる吸入口と、前記第1ファンからの送風によって前記凝縮器から前記ハウジングの外部へ排熱を行う排熱口と、を有し、
前記電動圧縮機は、前記冷媒を圧縮して吐出する吐出ハウジングを有し、該吐出ハウジングが前記電動圧縮機の他の部分よりも前記吸入口に近くなるように配置され、
前記配管のうち、前記吐出ハウジングと前記凝縮器とを接続する第1配管、及び、前記凝縮器と前記減圧装置とを接続する第2配管のうち、少なくとも一方は、前記吸入口から前記第1ファンに向けて取り入れられた外気が流れる流路に設けられていることを特徴とするユニットクーラ。
続きを表示(約 560 文字)
【請求項2】
前記第1配管及び前記第2配管のうち少なくとも一方は、前記吸入口から前記第1ファンに向けて取り入れられた外気が流れる流路において、屈曲部を有している請求項1に記載のユニットクーラ。
【請求項3】
前記吐出ハウジングは、前記第1配管及び前記第2配管のうち少なくとも一方に向けて、前記吸入口から前記第1ファンに向けて取り入れられた外気を案内し、前記吸入口から前記第1ファンに向けて取り入れられた外気が流れる流路を区画している請求項1に記載のユニットクーラ。
【請求項4】
前記第1配管は、前記吐出ハウジングから上方に突出する突出部と、前記突出部から前記凝縮器に向けて屈曲する前記屈曲部とを有し、
前記突出部と前記屈曲部とは、前記吸入口から前記第1ファンに向けて取り入れられた外気が流れる流路に配置されている請求項2に記載のユニットクーラ。
【請求項5】
前記電動圧縮機は、前記吐出ハウジングよりも上方に突出し、前記電動圧縮機に内蔵されているモータを制御するインバータが内蔵されたインバータハウジングを有し、
前記インバータハウジングは、前記吸入口から前記第1ファンに向けて取り入れられた外気が流れる流路を区画している請求項4記載のユニットクーラ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はユニットクーラに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に従来のユニットクーラが開示されている。このユニットクーラは、電源を有するフォークリフト等の産業車両に用いられる。
【0003】
このユニットクーラは、特許文献1によれば、ハウジングと、ハウジングに収容された空調部とを備えている。空調部は、電動圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器及び制御装置を有し、冷凍サイクルを構成している。蒸発器には吹出ダクトが設けられている。
【0004】
このユニットクーラは、例えば、振動を低減する手段を乗用車程には有していない産業車両において、空調部の電動圧縮機が電源によって作動して空気を冷却し、その冷風を吹出ダクトからハウジングの外部に供給する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平7-83464号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上記従来のユニットクーラは、空調部の電動圧縮機がハウジング内にどのように配置されているかが不明であるとともに、冷媒を流通させる配管もハウジング内にどのように配置されているかが不明である。
【0007】
このため、電動圧縮機については、吐出ハウジングが冷媒を圧縮して吐出する部分であって高温になるにもかかわらず、ハウジング内の冷却され難い位置に配置されることが考えられる。また、吐出ハウジングと凝縮器とを接続する第1配管も高温の冷媒を流通させることから高温であり、凝縮器と減圧装置とを接続する第2配管も未だやや高温の冷媒を流通させることから未だやや高温であり、こうであるにもかかわらず、第1配管や第2配管がハウジング内の冷却され難い位置に配置されることも考えられる。
【0008】
これらの場合、ひいては蒸発器に導入される冷媒が十分に冷やされていないこととなり、単位電力当たりの冷凍能力が劣ることとなってしまう。このため、消費電力を多くしなければ十分な冷凍能力を確保できないおそれがある。
【0009】
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、冷風をハウジングの外部に供給可能であるとともに、省電力でありながら十分な冷凍能力を確保できるユニットクーラを提供することを解決すべき課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明のユニットクーラは、ハウジングと、
前記ハウジングに収容され、冷凍サイクルを構成し、空気を冷却して前記ハウジングの外部に供給する空調部と、を備え、
前記空調部は、電動圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器、冷媒を流通させる配管、前記凝縮器に送風を行う第1ファン、及び、前記蒸発器に送風を行う第2ファン、を有し、
前記ハウジングは、前記第1ファンによって前記ハウジングの内部に外気を取り入れる吸入口と、前記第1ファンからの送風によって前記凝縮器から前記ハウジングの外部へ排熱を行う排熱口と、を有し、
前記電動圧縮機は、前記冷媒を圧縮して吐出する吐出ハウジングを有し、該吐出ハウジングが前記電動圧縮機の他の部分よりも前記吸入口に近くなるように配置され、
前記配管のうち、前記吐出ハウジングと前記凝縮器とを接続する第1配管、及び、前記凝縮器と前記減圧装置とを接続する第2配管のうち、少なくとも一方は、前記吸入口から前記第1ファンに向けて取り入れられた外気が流れる流路に設けられていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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