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公開番号2024152395
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2023066559
出願日2023-04-14
発明の名称車両制御装置
出願人株式会社豊田自動織機
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類F02D 41/04 20060101AFI20241018BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】車両の振動周波数が共振周波数になるタイミングにおいて確実に燃料の噴射量を抑制することが可能な車両制御装置を提供する。
【解決手段】車両300の制御装置200は、車両300の加速度を検知する加速度センサ230と、燃料の噴射量を制御するプロセッサ210(制御部)と、を備える。プロセッサ210は、加速度センサ230により検出された加速度の振動に基づいて共振周波数(算出周波数)を算出し、算出周波数に基づいて、燃料の噴射量の抑制量を決定する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
車両が共振する共振周波数において前記車両のエンジンにおける燃料の噴射を抑制する制御を実行する車両制御装置であって、
前記車両の加速度を検知する加速度センサと、
前記燃料の噴射量を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記加速度センサにより検出された前記加速度の振動に基づいて前記共振周波数を算出し、
算出された前記共振周波数を算出周波数とすると、前記算出周波数に基づいて、前記噴射量の抑制量を決定する、車両制御装置。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記共振周波数の基準値を基準周波数として記憶する記憶部をさらに備え、
前記制御部は、
前記算出周波数と前記基準周波数との差分の絶対値が所定の閾値よりも大きい場合に、前記算出周波数に基づいて、前記噴射量の抑制量を決定し、
前記絶対値が前記閾値以下の場合に、前記基準周波数に基づいて、前記噴射量の抑制量を決定する、請求項1に記載の車両制御装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記基準周波数に対応する前記噴射量の抑制量である基準抑制量を算出し、
前記絶対値が前記閾値よりも大きい場合に、前記算出周波数に基づいて前記基準抑制量を補正して補正抑制量を算出するとともに、前記補正抑制量を前記噴射量の抑制量に決定し、
前記絶対値が前記閾値以下の場合に、前記基準抑制量を前記噴射量の抑制量に決定する、請求項2に記載の車両制御装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記絶対値が前記閾値よりも大きい場合に、前記基準周波数に対応する前記噴射量の抑制タイミングが変更されること、および、前記基準周波数に対応する前記噴射量の抑制期間が縮小されることの少なくとも一方が行われるように、前記基準抑制量を補正する、請求項3に記載の車両制御装置。
【請求項5】
前記加速度センサは、前記車両の前後方向の加速度を検出する、請求項1~4のいずれか1項に記載の車両制御装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記車両が路面状態の良好度に関する所定の条件を満たす路面を走行している際に、前記算出周波数を算出する、請求項1~4のいずれか1項に記載の車両制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両制御装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
たとえば、特開2005-263162号公報(特許文献1)には、アクセルペダルの操作量に応じて目標エンジン回転速度を演算により算出し、実際のエンジン回転速度を目標エンジン回転速度にゆるやかに接近させるように制御することにより、機械系の固有共振周波数による振動を抑制する車両が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-263162号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、特許文献1には記載されていないが、車両の共振周波数帯においてエンジンの燃料の噴射を抑制するなまし制御が知られている。
【0005】
しかしながら、車両の共振周波数は、車両の経年劣化や乗車人数等の要因によって変化し得る。そこで、車両の振動周波数が共振周波数になるタイミングにおいて確実に燃料の噴射量を抑制することが望まれている。
【0006】
本技術の目的は、車両の振動周波数が共振周波数になるタイミングにおいて確実に燃料の噴射量を抑制することが可能な車両制御装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一の局面に係る車両制御装置は、車両が共振する共振周波数において車両のエンジンにおける燃料の噴射を抑制する制御を実行する車両制御装置であって、車両の加速度を検出する加速度センサと、燃料の噴射量を制御する制御部と、を備える。制御部は、加速度センサにより検出された加速度の振動に基づいて共振周波数を算出し、算出された共振周波数を算出周波数とすると、算出周波数に基づいて、噴射量の抑制量を決定する。
【0008】
本開示の一の局面に係る車両制御装置では、上記のように、加速度センサにより検出された算出周波数(共振周波数)に基づいて噴射量の抑制量が決定される。これにより、車両の経年劣化等により共振周波数が変化していたとしても、加速度センサにより随時算出される共振周波数(算出周波数)を用いて噴射量を抑制することができる。その結果、車両の振動周波数が共振周波数になるタイミングにおいて確実に燃料の噴射量を抑制することができる。
【0009】
上記一の局面に係る車両制御装置は、好ましくは、共振周波数の基準値を基準周波数として記憶する記憶部をさらに備える。制御部は、算出周波数と基準周波数との差分の絶対値が所定の閾値よりも大きい場合に、算出周波数に基づいて、噴射量の抑制量を決定する。また、制御部は、上記絶対値が上記閾値以下の場合に、基準周波数に基づいて、噴射量の抑制量を決定する。このように構成すれば、基準周波数から共振周波数が比較的大きくずれた場合(上記絶対値が比較的大きい場合)でも、算出周波数に基づいて燃料噴射量の抑制量を決定することができる。また、基準周波数からの共振周波数のずれが比較的小さい場合(上記絶対値が比較的小さい場合)、記憶部に元々記憶されている基準周波数に基づいて燃料噴射量の抑制量を決定することができる。
【0010】
この場合、好ましくは、制御部は、基準周波数に対応する噴射量の抑制量である基準抑制量を算出する。また、制御部は、上記絶対値が上記閾値よりも大きい場合に、算出周波数に基づいて基準抑制量を補正して補正抑制量を算出するとともに、補正抑制量を噴射量の抑制量に決定する。また、制御部は、上記絶対値が上記閾値以下の場合に、基準抑制量を噴射量の抑制量に決定する。このように構成すれば、基準周波数から共振周波数が比較的大きくずれた場合(上記絶対値が比較的大きい場合)でも、基準周波数に対応する基準抑制量が補正された補正抑制量に基づいて噴射量を抑制することができる。また、基準周波数からの共振周波数のずれが比較的小さい場合(上記絶対値が比較的小さい場合)、記憶部に元々記憶されている基準周波数に対応する基準抑制量に基づいて噴射量を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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