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公開番号2024148268
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-18
出願番号2023061265
出願日2023-04-05
発明の名称扇風機用冷却装置
出願人有限会社トーコーテクノ
代理人個人
主分類F04D 25/08 20060101AFI20241010BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】簡易な構成で、携帯型扇風機にも適用できる扇風機用冷却装置を提供する。
【解決手段】扇風機からの風の温度を低下させる扇風機用冷却装置は、風を通す通風孔が形成された略板状の吸水性部材2と、吸水性部材2を風の風下に位置するように支持する支持体1と、吸水性部材2の上方に設けられた貯水部3と、を備え、吸水性部材2はその上端に下方に凹む受水凹部22が形成され、貯水部3はその内部に貯留された水を流出させる流出口33を備え、流出口33に接続され、受水凹部22の内底面22aに達する給水管4を備えている。
【選択図】図4


特許請求の範囲【請求項1】
扇風機からの風の温度を低下させる扇風機用冷却装置であって、
前記風を通す通風孔が形成された略板状の吸水性部材と、
前記吸水性部材を前記風の風下に位置するように支持する支持体と、
前記吸水性部材の上方に設けられた貯水部と、を備え、
前記吸水性部材はその上端に下方に凹む受水凹部が形成され、
前記貯水部はその内部に貯留された水を流出させる流出口を備え、
前記流出口に接続され、前記受水凹部の内底面に達する給水管を備えた扇風機用冷却装置。
続きを表示(約 190 文字)【請求項2】
前記流出口から流出する水は滴状である請求項1記載の扇風機用冷却装置。
【請求項3】
前記吸水性部材は前記受水凹部が前記流出口の真下に位置するように配置され、
前記給水管は直管である請求項1または2記載の扇風機用冷却装置。
【請求項4】
前記給水管の内径は前記流出口の直径よりも大きい請求項3記載の扇風機用冷却装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、扇風機、特に携帯型扇風機からの風の温度を低下させる扇風機用冷却装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、熱中症対策等のために、屋外での体温を下げるための様々な商品が提案、発売されている。特に、充電池の発達等による小型化が可能になったこともあり、携帯型の扇風機が多く販売されている。しかしながら、扇風機の風によって多少の冷感は得られるが、その風自体の温度は周囲の空気の温度と同じであるため、十分に体温を下げることは困難である。
【0003】
このような課題に対して様々な提案がなされている。例えば、扇風機の風下に保冷剤等の冷却体を配置して直接的に風を冷却するもの(例えば、特許文献1)や、扇風機の風下に吸水性部材を配置し、吸水性部材に含まれている水の気化熱によって風を冷却するもの(例えば、特許文献2,3)等が提案されている。このような技術を用いれば、扇風機が発生する風の温度を下げ、冷感効果を高めることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-133821号公報
特開2003-083286号公報
特開2013-113200号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、保冷剤等を用いる場合、保冷剤を冷却する必要があるため、屋外での長時間の使用には適さない。これに対して、吸水性部材を用いる場合には吸水性部材に水を供給するだけで使用を継続することができる。しかしながら、特許文献2の装置の場合には、毛細管現象によって吸水性部材に水を供給するため、その供給量を調整することは困難である。この点に関して、特許文献3の装置では、給水量調節具を備えた給水チューブを介して吸水性部材に対して水が供給されるため、水の供給量を調節することができる。
【0006】
しかしながら、特許文献3の装置では、吸水性部材にポケットを取り付け、そのポケット内に繊維集合塊が配置されており、水は繊維集合塊を介して吸水性部材に供給される。このような構成では水跳ねが生じるおそれがある。また、繊維集合塊を水が通過する速度が吸水性部材の吸水の速度よりも早い場合には、吸水性部材の吸水が間に合わず、ポケットに水が溜まり、さらには水が溢れるおそれがある。そのため、特許文献3の装置は携帯型扇風機には適さない。
【0007】
さらに、特許文献2,3の装置は、屋内で使用する据え置き型の扇風機を想定したものであるため、特許文献2の装置では移動させた場合にはタンクからの水漏れのおそれがあり、特許文献3の装置は比較的大型のため移動そのものが困難であり、携帯型扇風機には適用できないという課題もある。
【0008】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡易な構成で、携帯型扇風機にも適用できる扇風機用冷却装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明に係る、扇風機からの風の温度を低下させる扇風機用冷却装置は、前記風を通す通風孔が形成された略板状の吸水性部材と、前記吸水性部材を前記風の風下に位置するように支持する支持体と、前記吸水性部材の上方に設けられた貯水部と、を備え、前記吸水性部材はその上端に下方に凹む受水凹部が形成され、前記貯水部はその内部に貯留された水を流出させる流出口を備え、前記流出口に接続され、前記受水凹部の内底面に達する給水管を備えている。
【0010】
この構成では、吸水性部材が扇風機の風下に位置するため、吸水性部材の通風孔を風が通り抜ける際に、気化熱によって風の温度を下げることができる。また、貯水部の流出口から流出する水は給水管を介して吸水性部材に供給されるが、給水管の下端が吸水性部材の受水凹部の内底面にまで達しているため、水跳ねを起こすことなく水を吸水性部材に供給することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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