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公開番号
2024140120
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-10
出願番号
2023051119
出願日
2023-03-28
発明の名称
電動圧縮機
出願人
株式会社豊田自動織機
代理人
弁理士法人ぱてな
主分類
F04B
39/00 20060101AFI20241003BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約
【課題】端子箱がステータコアの径方向の外方に配置された電動圧縮機において、引出線の破損による絶縁不良を抑えることができる電動圧縮機を提供する。
【解決手段】モータ室17は、モータハウジング13の開口側に、回転軸5の径方向に対してステータコア77の外周側のエッジが露出するように、モータハウジング13の一部分が他の部分よりも外方に膨出し、端子箱61を収容する膨張空間60を有する。膨張空間60には、複数の接続端子75が回転軸5の軸方向に並び、少なくとも一つの接続端子75が径方向に対してステータコア77と重なるように端子箱61が収容されている。複数の引出線76は、接続される接続端子75が束ね部80から離れる程、接続端子75までの長さが長くされている。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
回転軸と、
前記回転軸に固定されたロータ、前記ロータを囲む円筒状のステータコア、及び前記回転軸の軸方向における前記ステータコアの両端面からそれぞれコイルエンドが突出するように前記ステータコアに巻回された複数のコイルを備え、前記回転軸を回転させるモータと、
前記回転軸の回転によって駆動して流体を圧縮する圧縮部と、
前記モータを駆動するインバータと、
内周面側に前記モータを収容し、外周面側に前記インバータが搭載される有底筒状のモータハウジングと、
前記圧縮部を収容する有底筒状の圧縮部ハウジングと、
前記モータハウジングの開口側の第1端面及び前記圧縮部ハウジングの開口側の第2端面との間に設けられ、前記モータを収容したモータ室を前記モータハウジングとともに区画するとともに、前記圧縮部を収容した圧縮部室を前記圧縮部ハウジングとともに区画し、かつ前記回転軸が挿通される挿通孔を有し、前記回転軸を回転可能に支持する軸支部材と、
前記モータハウジングに形成された複数の貫通孔をそれぞれ貫通し、複数の前記コイルと前記インバータとを電気的に接続する複数の導電ピンと、を有し、
前記モータは、
前記モータハウジングの開口側に配置された前記コイルエンドにおいて、前記ステータコアの周方向に延在する複数の前記コイルを束ねる束ね部の前記周方向の一端から引き出された複数の引出線と、
複数の前記導電ピンと複数の前記引出線とをそれぞれ電気的に接続する複数の接続端子と、
複数の前記接続端子を内部に収容するとともに複数の前記導電ピンがそれぞれ挿通される複数のピン挿入孔が形成された端子箱と、を有する電動圧縮機であって、
前記モータ室は、前記モータハウジングの開口側に、前記回転軸の径方向に対して前記ステータコアの外周側のエッジが露出するように、前記モータハウジングの一部分が他の部分よりも外方に膨出し、前記端子箱を収容する膨張空間を有し、
前記膨張空間には、複数の前記接続端子が前記軸方向に並び、少なくとも一つの前記接続端子が前記径方向に対して前記ステータコアと重なるように前記端子箱が収容され、
複数の前記引出線は、接続される前記接続端子が前記束ね部から離れる程、前記束ね部から前記接続端子までの長さが長いことを特徴とする電動圧縮機。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
前記束ね部は、前記ステータコアの内周側から外周側にかけて複数の前記コイルを整列させ、
複数の前記引出線は、前記束ね部で最も内周側から引き出される第1引出線と、前記束ね部で最も外周側から引き出される第2引出線と、前記径方向において前記第1引出線と前記第2引出線との間から引き出される第3引出線と、を有し、
前記第1引出線が前記束ね部から引き出される長さは、前記第3引出線が前記束ね部から引き出される長さよりも長く、前記第3引出線が前記束ね部から引き出される長さは、前記第2引出線が前記束ね部から引き出される長さよりも長い請求項1記載の電動圧縮機。
【請求項3】
複数の前記接続端子は、前記第1引出線に接続される第1接続端子と、前記第2引出線に接続される第2接続端子と、前記第3引出線に接続される第3接続端子と、を有し、
前記端子箱は、前記第1接続端子に前記第1引出線が接続され、前記第2接続端子に前記第2引出線が接続され、かつ、前記第3接続端子に前記第3引出線が接続された状態で、所定の位置で所定の回転中心軸の周りに回転されることで、前記膨張空間に配置される姿勢となり、
前記端子箱を回転させた際の前記第1接続端子の回転半径は前記第3接続端子の回転半径よりも大きく、前記第3接続端子の回転半径は前記第2接続端子の回転半径よりも大きい請求項2記載の電動圧縮機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電動圧縮機に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に従来の電動圧縮機の一例が開示されている。この電動圧縮機は、流体を圧縮して吐出する圧縮部と、圧縮部を駆動するモータと、モータを駆動するインバータとを備えている。
【0003】
モータは、円筒状のステータコアと、複数のコイルとを備えている。複数のコイルは、ステータコアにおける軸方向の両端部からそれぞれコイルエンドが突出するように、ステータコアに巻回されている。モータは、圧縮部とステータコアの軸方向に並んで配置されている。
【0004】
また、モータは、複数の引出線と、複数の接続端子と、端子箱とを備えている。複数の引出線は、ステータコアの軸方向における圧縮部に近い方のコア端面に形成されたコイルエンドから引き出されている。端子箱は、複数の接続端子を収容している。複数の引出線と複数の接続端子とは、端子箱内でそれぞれ電気的に接続されている。
【0005】
この電動圧縮機では、端子箱がステータコアの径方向の外方に配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2012-193638号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、端子箱ロック内の接続端子は発熱部品である。このため、接続端子の熱劣化を抑えるためには、圧縮部で圧縮されて高温になった流体が吐出される吐出領域から端子箱をなるべく遠ざけて配置するのが望ましい。
【0008】
しかし、上記従来の電動圧縮機において、端子箱を圧縮部の吐出領域から遠ざけるべく、例えば圧縮部に近い方のコア端面よりも軸方向の内方に端子箱を配置すると、コイルエンドから引き出されて端子箱内の接続端子に接続された引出線が、コア端面のエッジに当接することで破損して、絶縁不良を起こすおそれがある。
【0009】
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、端子箱がステータコアの径方向の外方に配置された電動圧縮機において、接続端子の熱劣化を抑えつつ、引出線の破損による絶縁不良を抑えることができる電動圧縮機を提供することを解決すべき課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の電動圧縮機は、回転軸と、
前記回転軸に固定されたロータ、前記ロータを囲む円筒状のステータコア、及び前記回転軸の軸方向における前記ステータコアの両端面からそれぞれコイルエンドが突出するように前記ステータコアに巻回された複数のコイルを備え、前記回転軸を回転させるモータと、
前記回転軸の回転によって駆動して流体を圧縮する圧縮部と、
前記モータを駆動するインバータと、
内周面側に前記モータを収容し、外周面側に前記インバータが搭載される有底筒状のモータハウジングと、
前記圧縮部を収容する有底筒状の圧縮部ハウジングと、
前記モータハウジングの開口側の第1端面及び前記圧縮部ハウジングの開口側の第2端面との間に設けられ、前記モータを収容したモータ室を前記モータハウジングとともに区画するとともに、前記圧縮部を収容した圧縮部室を前記圧縮部ハウジングとともに区画し、かつ前記回転軸が挿通される挿通孔を有し、前記回転軸を回転可能に支持する軸支部材と、
前記モータハウジングに形成された複数の貫通孔をそれぞれ貫通し、複数の前記コイルと前記インバータとを電気的に接続する複数の導電ピンと、を有し、
前記モータは、
前記モータハウジングの開口側に配置された前記コイルエンドにおいて、前記ステータコアの周方向に延在する複数の前記コイルを束ねる束ね部の前記周方向の一端から引き出された複数の引出線と、
複数の前記導電ピンと複数の前記引出線とをそれぞれ電気的に接続する複数の接続端子と、
複数の前記接続端子を内部に収容するとともに複数の前記導電ピンがそれぞれ挿通される複数のピン挿入孔が形成された端子箱と、を有する電動圧縮機であって、
前記モータ室は、前記モータハウジングの開口側に、前記回転軸の径方向に対して前記ステータコアの外周側のエッジが露出するように、前記モータハウジングの一部分が他の部分よりも外方に膨出し、前記端子箱を収容する膨張空間を有し、
前記膨張空間には、複数の前記接続端子が前記軸方向に並び、少なくとも一つの前記接続端子が前記径方向に対して前記ステータコアと重なるように前記端子箱が収容され、
複数の前記引出線は、接続される前記接続端子が前記束ね部から離れる程、前記束ね部から前記接続端子までの長さが長いことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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