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公開番号2024124827
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-13
出願番号2023032763
出願日2023-03-03
発明の名称口腔用組成物及びその製造方法
出願人小林製薬株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A61K 8/21 20060101AFI20240906BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本開示の目的は、高濃度のフッ素化合物と、ヒノキチオールとを含みながらも、変色が抑制された口腔用組成物及びその製造方法を提供することである。
【解決手段】本開示の口腔用組成物は、フッ素化合物、ヒノキチオール、及び乳酸アルミニウムを含有し、フッ素化合物の含有量が、フッ素原子換算量で1000ppm以上である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
フッ素化合物、ヒノキチオール、及び乳酸アルミニウムを含有し、フッ素化合物の含有量が、フッ素原子換算量で1000ppm以上である、口腔用組成物。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
フッ素化合物は、アルカリ金属のフッ化物、フルオロリン酸、及びフルオロリン酸塩からなる群より選択される少なくとも1種である、請求項1に記載の口腔用組成物。
【請求項3】
ヒノキチオールの含有量は、フッ素化合物のフッ素原子換算量1重量部当たり0.05~5重量部である、請求項1に記載の口腔用組成物。
【請求項4】
乳酸アルミニウムの含有量は、フッ素化合物のフッ素原子換算量1重量部当たり1~70重量部である、請求項1に記載の口腔用組成物。
【請求項5】
少なくともフッ素化合物、ヒノキチオール、及び乳酸アルミニウムを混合する、請求項1~4のいずれかに記載の口腔用組成物の製造方法。
【請求項6】
少なくとも乳酸アルミニウムの存在下で、フッ素化合物とヒノキチオールとを混合する、請求項5に記載の口腔用組成物の製造方法。
【請求項7】
フッ素化合物及び乳酸アルミニウムを含有する組成物と、ヒノキチオールを含有する組成物とを混合する、請求項5に記載の口腔用組成物の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、高濃度のフッ素化合物と、ヒノキチオールとを含みながらも、変色が抑制された口腔用組成物に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、う蝕又は歯周病の病原菌数を低下させるために、歯磨剤や洗口剤等の口腔用組成物に殺菌剤が配合されている。口腔用組成物に配合される殺菌剤は種々知られているが、ヒノキチオールは、低毒性で幅広い抗菌スペクトルを示すため、口腔用組成物に広く使用されている。
【0003】
例えば、特許文献1では、(A)シリカを5~40重量%、(B)ヒノキチオールを0.005~0.2重量%、及び(C)アスコルビン酸リン酸エステル又はその塩を0.1~2重量%含む口腔用組成物が提案されている。
【0004】
また、う蝕の予防のために、日常のセルフケア行動としてフッ素化合物配合歯磨剤の使用が推奨されている。フッ素化合物は、う蝕原性菌が産生する酸への抵抗性を歯に付与し、初期う蝕を再石灰化により修復し、元の健康な歯質に回復させ得るものであり、口腔用組成物に広く使用されている。さらに、フッ素化合物は、う蝕原性菌の発育を抑制する作用も有する。
【0005】
例えば、特許文献2では、ヒドロキシアパタイト粒子、硝酸カリウム、及びフッ素化合物を含有する口腔用組成物が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2017-007991号公報
特開2021-107362号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明者は、フッ素化合物とヒノキチオールとを含む口腔用組成物の製剤処方について検討を行ったところ、フッ素化合物の濃度(フッ素原子換算)が一般的な濃度である500ppm程度では当該口腔用組成物に問題となるほどの変色は生じないが、フッ素化合物をフッ素原子換算で1000ppm以上の高濃度で含有させると、当該口腔用組成物に明らかな変色が生じるという課題に直面した。さらに、フッ素化合物の濃度が高くなればなるほど、変色の色合いが濃くなることが明らかとなった。口腔用組成物の変色は、口腔用組成物の外観を低下させ、消費者の購買意欲を低下させることにつながるため、解決しなければならない重要な問題である。
【0008】
本開示の目的は、高濃度のフッ素化合物と、ヒノキチオールとを含みながらも、変色が抑制された口腔用組成物及びその製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者は、前記課題を解決すべく鋭意検討を行ったところ、口腔用組成物に、フッ素化合物及びヒノキチオールと共に、乳酸アルミニウムを含有させることにより、変色が抑制された口腔用組成物が得られることを見出した。本開示は、かかる知見に基づいて、更に検討を重ねることにより完成したものである。
【0010】
即ち、本開示は、以下に掲げる態様の発明を提供する。
項1.フッ素化合物、ヒノキチオール、及び乳酸アルミニウムを含有し、フッ素化合物の含有量が、フッ素原子換算量で1000ppm以上である、口腔用組成物。
項2.フッ素化合物は、アルカリ金属のフッ化物、フルオロリン酸、及びフルオロリン酸塩からなる群より選択される少なくとも1種である、項1に記載の口腔用組成物。
項3.ヒノキチオールの含有量は、フッ素化合物のフッ素原子換算量1重量部当たり0.05~5重量部である、項1又は2に記載の口腔用組成物。
項4.乳酸アルミニウムの含有量は、フッ素化合物のフッ素原子換算量1重量部当たり1~70重量部である、項1~3のいずれかに記載の口腔用組成物。
項5.少なくともフッ素化合物、ヒノキチオール、及び乳酸アルミニウムを混合する、項1~4のいずれかに記載の口腔用組成物の製造方法。
項6.少なくとも乳酸アルミニウムの存在下で、フッ素化合物とヒノキチオールとを混合する、項5に記載の口腔用組成物の製造方法。
項7.フッ素化合物及び乳酸アルミニウムを含有する組成物と、ヒノキチオールを含有する組成物とを混合する、項5に記載の口腔用組成物の製造方法。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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