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公開番号
2024124733
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-13
出願番号
2023032613
出願日
2023-03-03
発明の名称
重量物設置構造
出願人
中国電力株式会社
代理人
弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類
E04H
5/02 20060101AFI20240906BHJP(建築物)
要約
【課題】床面をはつって埋設ベースを形成することができない建物内の床版上に重量物を設置する場合に、容易且つ短時間で設置作業を行うことができ、また、必要とする耐震強度を確保することが可能な重量物設置構造を提供する。
【解決手段】建物内の床梁20を備えた床版2上に重量物(GIS本体6)を設置するに当たり、床版2上であって、床梁20の上方に位置する部分に基礎プレート3を設置し、その基礎プレート3に渡すように重量物のベース(GIS本体ベース5)を設置する。重量物の荷重を基礎プレート3を介して床梁20で受けることが可能となるので、耐震強度を確保するために別途補強構造が不要となる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
建物内の床梁を備えた床版上に重量物を設置するに当たり、
前記床版上であって、前記床梁の上方に位置する部分に基礎プレートを設置し、その基礎プレートに架けるように前記重量物のベースを設置するようにしたことを特徴とする重量物設置構造。
続きを表示(約 420 文字)
【請求項2】
並設された複数の床梁を備えた床版上に重量物を設置するに当たり、
前記床版上であって、少なくとも2つの床梁のそれぞれの上方に位置する部分に基礎プレートを設置し、それぞれの前記基礎プレートに架け渡すように前記重量物のベースを設置したことを特徴とする重量物設置構造。
【請求項3】
前記重量物のベースは、前記基礎プレート上に固定されたアダプタを介して設置されることを特徴とする請求項1又は2記載の重量物設置構造。
【請求項4】
前記基礎プレートは前記床版に対してアンカーボルトによって固定されることを特徴とする請求項1又は2記載の重量物設置構造。
【請求項5】
前記重量物の高さ調整は、前記基礎プレートと前記床版との間に必要に応じてライナを介在させ、また、前記アダプタと前記重量物のベースとの間に必要に応じてライナを介在させて行うことを特徴とする請求項2記載の重量物設置構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、屋内変電所のように建物内にガス絶縁開閉装置等の重量物を設置する場合に有用な重量物設置構造に関し、設置作業を短時間で容易に行うことが可能な重量物設置構造に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
屋内変電所におけるガス絶縁開閉装置(GIS: Gas Insulated Switchgear)の取り替え作業においては、GIS本体がかなりの重量を有することから、建物の床版に何らかの工夫が必要となる。
そこで、従来においては、図7(a)に示されるように、建物の床版はつってH鋼101からなるベースをセットし、その周囲にコンクリート102を打設して床面にH鋼を埋設した埋設ベース100を形成し、この埋設ベース100上にGIS本体6を載置固定するようにしていた(類似技術として特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭63―257407号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、建物の床構造上、新たに床面をはつって埋設ベースを設置できないような場合、特に、建物の上階の床版(スラブ)上にGIS本体6を設置する場合には、図7(b)に示すように、床版2下に補強材103を設置するなど、床版2の補強を行いながら設置ベースを構築する必要があり、多大な手間と労力を要し、また、設置作業に時間を要するものであった。すなわち、上階の床版2でGIS本体を直接受ける場合には、床梁20から外れた床版表面にもGISの荷重がかかるため、床版2の下面に鉄板等の補強材103を設置して床版2を補強し、耐震強度を確保する必要があった。
【0005】
本発明は係る事情に鑑みてなされたものであり、床面をはつって埋設ベースを形成することができない建物内の床版上にGIS等の重量物を設置する場合に、容易且つ短時間で設置作業を行うことができ、また、必要とする耐震強度を確保することが可能な重量物設置構造を提供することを主たる課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を達成するために、本発明に係る重量物設置構造は、
建物内の床梁を備えた床版上に重量物を設置するに当たり、
前記床版上であって、前記床梁の上方に位置する部分に基礎プレートを設置し、その基礎プレートに架けるように前記重量物のベースを設置することを特徴としている。
特に、並設された複数の床梁を備えた床版上に重量物を設置する場合には、床版上であって、少なくとも2つの床梁のそれぞれの上方に位置する部分に基礎プレートを設置し、それぞれの前記基礎プレートに架け渡すように前記重量物のベースを設置するとよい。
【0007】
したがって、床梁の上方に位置する床版上の部分に基礎プレートを設置し、その基礎プレートに架けるように重量物のベースが設置されるので、重量物の荷重を基礎プレートを介して床版の床梁で受けることが可能となる。このため、耐震強度を確保するために埋設ベースを設置するなどの補強構造が不要となる。
【0008】
特に、並設された複数の床梁のうち、少なくとも2つの床梁のそれぞれの上方に基礎プレートを設置し、それぞれの基礎プレートに渡すように重量物の基礎を設置する場合には、重量物の荷重を複数の床梁に分散させることが可能となり、耐震強度を確保しやすくなる。
【0009】
なお、重量物のベースの確実な設置状態を確保するために、重量物のベースは基礎プレート上に固定されたアダプタを介して設置するとよい。
また、基礎プレートは床版に対してアンカーボルトによって固定すればよく、前記重量物の高さ調整(レベル調整)は、前記基礎プレートと前記床版との間に必要に応じてライナを介在させ、また、前記アダプタと前記重量物のベースとの間に必要に応じてライナを介在させて行うようにしてもよい。
【発明の効果】
【0010】
以上述べたように、本発明に係る重量物の設置構造は、床版上であって、床梁の上方に位置する部分に基礎プレートを設置し、その基礎プレートに架けるように重量物のベースを設置するようにしたので、重量物の荷重を床梁で受けることが可能となる。このため、重量物を床版上に設置するために別途補強構造が不要となり、重量物の設置作業を短時間で容易に行うことが可能となる。また、従来のような埋設ベースの設置が不要となるので、狭隘な場所での重量物の設置にも対応可能となる.。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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