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公開番号2024124664
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-13
出願番号2023032496
出願日2023-03-03
発明の名称車両制御装置、車両制御方法、及び、プログラム
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人クシブチ国際特許事務所
主分類E05B 49/00 20060101AFI20240906BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】利用者が車両に近づくことに対応して、適切なタイミングで車両を動作させる。
【解決手段】車両の後方を含む後方検出範囲、及び、後方検出範囲とは異なる範囲を含む側方検出範囲で人を検出する接近検出部と、車両に搭載された撮影部の撮影画像を利用して、接近検出部により検出された人が車両の利用者であることの認証を行う認証部と、接近検出部により側方検出範囲で人が検出された場合は、側方検出範囲で検出された人が車両から設定距離よりも近くに接近した際に撮影部を起動させ、後方検出範囲で人が検出された場合は、後方検出範囲で検出された人と車両との距離が設定距離以上であっても撮影部を起動させる起動制御部と、を備える、車両制御装置。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車両の後方を含む後方検出範囲、及び、前記後方検出範囲とは異なる範囲を含む側方検出範囲で人を検出する接近検出部と、
前記車両に搭載された撮影部の撮影画像を利用して、前記接近検出部により検出された人が前記車両の利用者であることの認証を行う認証部と、
前記接近検出部により前記側方検出範囲で人が検出された場合は、前記側方検出範囲で検出された人が前記車両から設定距離よりも近くに接近した際に前記撮影部を起動させ、前記後方検出範囲で人が検出された場合は、前記後方検出範囲で検出された人と前記車両との距離が前記設定距離以上であっても前記撮影部を起動させる起動制御部と、を備える、車両制御装置。
続きを表示(約 2,200 文字)【請求項2】
前記撮影部は、前記車両において運転席側の側方を撮影する第1撮影部、及び、前記車両において助手席側の側方を撮影する第2撮影部を含み、
前記起動制御部は、前記接近検出部により前記後方検出範囲で検出された人の移動方向を推定し、前記移動方向が前記車両の運転席に向かう方向である場合は、前記第1撮影部を起動させ、前記移動方向が前記車両の助手席に向かう方向である場合は、前記第2撮影部を起動させる、請求項1に記載の車両制御装置。
【請求項3】
前記起動制御部は、
前記移動方向が前記車両の運転席に向かう方向である場合、前記第1撮影部を起動させた後に、前記第2撮影部を起動させ、
前記移動方向が前記車両の助手席に向かう方向である場合は、前記第2撮影部を起動させた後に前記第1撮影部を起動させる、請求項2に記載の車両制御装置。
【請求項4】
前記起動制御部は、
前記第1撮影部が備える第1通知装置、及び、前記第2撮影部が備える第2通知装置を制御可能であり、
前記移動方向が前記車両の運転席に向かう方向である場合は、前記第1撮影部を起動させる際に前記第1通知装置による通知を実行させ、その後に前記第2通知装置による通知を実行させ、
前記移動方向が前記車両の助手席に向かう方向である場合は、前記第2撮影部を起動させる際に前記第2通知装置による通知を実行させ、その後に前記第1通知装置による通知を実行させる、請求項3に記載の車両制御装置。
【請求項5】
前記撮影部は前記車両の後方を撮影する第3撮影部を含み、
前記接近検出部は、前記車両の運転席側の側方を含む第1側方検出範囲にいる人、前記車両の助手席側の側方を含む第2側方検出範囲にいる人、及び、前記後方検出範囲にいる人を区別して検出し、
前記起動制御部は、
前記接近検出部によって前記後方検出範囲にいる人が検出された場合に前記第1撮影部及び前記第2撮影部を起動させ、
前記接近検出部によって前記第1側方検出範囲にいる人が検出された場合に前記第1撮影部を起動させ、
前記接近検出部によって前記第2側方検出範囲にいる人が検出された場合に前記第2撮影部を起動させる、請求項4に記載の車両制御装置。
【請求項6】
前記起動制御部は、前記接近検出部によって前記後方検出範囲にいる人が検出された場合に前記第1撮影部及び前記第2撮影部を起動させた後、前記後方検出範囲において人を検出しなくなったことを契機として、前記第1通知装置および前記第2通知装置によって通知を実行させる、請求項5に記載の車両制御装置。
【請求項7】
前記起動制御部は、前記接近検出部によって前記第1側方検出範囲にいる人が検出された場合に、前記第1通知装置により通知を実行させ、前記接近検出部によって前記第2側方検出範囲にいる人が検出された場合に、前記第2通知装置により通知を実行させる、請求項5に記載の車両制御装置。
【請求項8】
前記起動制御部は、
前記接近検出部により検出された人の前記第1撮影部を起動させた後における移動方向を推定し、推定した移動方向が前記車両の運転席側のドアから離れる方向である場合に、前記第2撮影部を起動させ、
前記接近検出部により検出された人の前記第2撮影部を起動させた後における移動方向を推定し、推定した移動方向が前記車両の助手席側のドアから離れる方向である場合に、前記第1撮影部を起動させる、請求項2から請求項7のいずれか1項に記載の車両制御装置。
【請求項9】
コンピュータにより実行される車両制御方法であって、
車両の後方を含む後方検出範囲、及び、前記後方検出範囲とは異なる範囲を含む側方検出範囲で人を検出し、
前記側方検出範囲で人が検出された場合は、前記側方検出範囲で検出された人が前記車両から設定距離よりも近くに接近した際に、前記車両に搭載された撮影部を起動させ、前記後方検出範囲で人が検出された場合は、前記後方検出範囲で検出された人と前記車両との距離が前記設定距離以上であっても前記撮影部を起動させ、
前記撮影部の撮影画像を利用して、前記後方検出範囲または前記側方検出範囲で検出された人が前記車両の利用者であることの認証を行う、車両制御方法。
【請求項10】
コンピュータにより実行可能なプログラムであって、
前記コンピュータを、
車両の後方を含む後方検出範囲、及び、前記後方検出範囲とは異なる範囲を含む側方検出範囲で人を検出する接近検出部と、
前記車両に搭載された撮影部の撮影画像を利用して、前記接近検出部により検出された人が前記車両の利用者であることの認証を行う認証部と、
前記接近検出部により前記側方検出範囲で人が検出された場合は、前記側方検出範囲で検出された人が前記車両から設定距離よりも近くに接近した際に前記撮影部を起動させ、前記後方検出範囲で人が検出された場合は、前記後方検出範囲で検出された人と前記車両との距離が前記設定距離以上であっても前記撮影部を起動させる起動制御部と、して機能させる、プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両制御装置、車両制御方法、及び、プログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
近年、交通参加者の中でも高齢者や子供といった脆弱な立場にある人々にも配慮した持続可能な輸送システムへのアクセスを提供する取り組みが活発化している。この実現に向けて、車両の乗降性に関する開発を通して交通の安全性や利便性をより一層改善する研究開発に注力している。この種の技術としては、例えば、リモートコントロールキーの位置情報に基づいてリモートコントロールキーから車両までの距離を判定し、車両のドアを解錠する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-161229号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両に乗車しようとする利用者の動き方は多様であると考えられる。このため、利用者と車両との距離を利用しても、利用者が車両に達するタイミングに対応することは、容易ではない。
本願は上記課題の解決のため、利用者が車両に近づくことに対応して、適切なタイミングで車両を動作させることを目的としたものである。そして、延いては持続可能な輸送システムの発展に寄与するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するための一態様は、車両の後方を含む後方検出範囲、及び、前記後方検出範囲とは異なる範囲を含む側方検出範囲で人を検出する接近検出部と、前記車両に搭載された撮影部の撮影画像を利用して、前記接近検出部により検出された人が前記車両の利用者であることの認証を行う認証部と、前記接近検出部により前記側方検出範囲で人が検出された場合は、前記側方検出範囲で検出された人が前記車両から設定距離よりも近くに接近した際に前記撮影部を起動させ、前記後方検出範囲で人が検出された場合は、前記後方検出範囲で検出された人と前記車両との距離が前記設定距離以上であっても前記撮影部を起動させる起動制御部と、を備える、車両制御装置である。
【発明の効果】
【0006】
上記車両制御装置によれば、利用者が車両の後方を通って車両に近づいた場合に、より早いタイミングで撮影部を起動させて、撮影画像による認証を実行可能とする。このため、例えば、利用者が車両に到達するまでに認証を完了させるなど、利用者の移動に合わせた動作を行える。これにより、利用者が車両に近づくことに対応して、適切なタイミングで車両を動作させることができ、延いては持続可能な輸送システムの発展に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
車両の構成及び検知範囲を示す平面図。
車両の構成を示す側面視図。
車両の制御系のブロック図。
人の動きの説明図。
車両制御装置の動作を示すフローチャート。
車両制御装置の動作を示すフローチャート。
車両制御装置の動作を示すフローチャート。
車両制御装置の動作を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[1.車両および検知範囲の構成]
図1及び図2を参照して、本実施形態の車両制御装置100を搭載する車両1の各部の構成を説明する。図1は、車両1の構成及び検知範囲51を示す平面図である。図2は車両1の構成を示す側面視図である。
【0009】
本実施形態では、車両制御装置100を搭載する車両1が、図1及び図2に示すように、複数の開閉体を有する四輪自動車である場合を例に挙げて説明する。具体的には、車両1は、開閉体として前部ドア11、前部ドア12、後部ドア13、後部ドア14、及びリアゲート15を有するハッチバック型の自動車である。これは一例であり、車両1は、開閉体を有し、開閉体を開いて利用者が昇降可能な移動体であればよい。車両1の開閉体の数は任意であり、車両1のサイズ、用途、駆動源の種類、車輪の仕様等について制限はない。また、開閉体とは、車両1の外面に設けられる開閉可能な部材であり、特に、人Pが車両1に昇降する目的、及び、人Pが車両1への荷物の出し入れを行う目的で開閉される部材を指す。
【0010】
車両制御装置100は、詳細は後述するが、プロセッサ、メモリ、インターフェース回路等により構成されて、車両1の作動を制御する装置またはデバイスであり、例えばECU(Electronic Control Unit)である。
(【0011】以降は省略されています)

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