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公開番号2024124535
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2024109663,2020054705
出願日2024-07-08,2020-03-25
発明の名称撮像装置、制御方法、およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H04N 23/68 20230101AFI20240905BHJP(電気通信技術)
要約【課題】適切な露出で適切にブレ補正を実行して画像を取得可能な撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像装置(200)は、画像を取得する撮像素子(301)と、ブレ検出手段(217a)により検出されたブレ量に基づいて撮像素子を移動させることでブレを補正するブレ補正機構(300)と、先羽根群(4)および後羽根群(5)を有するシャッタ装置(218)と、ブレ補正機構のブレ補正制御を行う制御手段(216a)とを有し、撮像素子は、先羽根群と後羽根群とで形成される領域を通過する光に基づいて画像を取得する第1のモードと、撮像素子の電子先幕と後羽根群との間の領域を通過する光に基づいて画像を取得する第2のモードとを有し、制御手段は、第1のモードにおいて、ブレ補正制御を実行し、第2のモードにおいて、シャッタ装置のシャッタスピードに基づいて、ブレ補正制御を実行するか否かを判定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
画像を取得する撮像素子と、
ブレ検出手段により検出されたブレ量に基づいて前記撮像素子を移動させることでブレを補正するブレ補正機構と、
シャッタ装置と、
前記ブレ補正機構のブレ補正制御を行う制御手段と、を有する撮像装置であって、
前記撮像装置は、前記撮像素子の電子先幕と前記シャッタ装置の後羽根群との間の領域を通過する光に基づいて前記画像を取得する第1のモードと、前記第1のモードで用いられる方法とは異なる方法で前記画像を取得する第2のモードと、を有し、
前記制御手段は、シャッタスピードが所定のシャッタスピードよりも遅い場合、前記第1のモード及び前記第2のモードにおいて前記ブレ補正制御を実行し、
前記制御手段は、前記シャッタスピードが前記所定のシャッタスピードよりも速い場合、前記第1のモードにおいて前記ブレ補正制御を実行せず、且つ、前記第2のモードにおいて前記ブレ補正制御を実行することを特徴とする撮像装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記シャッタ装置は先羽根群を有し、
前記第2のモードは前記先羽根群と前記後羽根群とで形成される領域を通過する光に基づいて前記画像を取得することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記第2のモードは電子シャッタモードであることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記ブレ補正機構は、前記撮像素子を移動させることで並進及び回転による像面ブレを低減するものであって、
前記制御手段は、前記シャッタスピードが前記所定のシャッタスピードよりも速い場合、前記撮像素子における露出の変化を抑制するために前記第1のモードにおいて前記ブレ補正制御を実行しないことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記電子先幕は、前記後羽根群の走行の前に前記撮像素子の電荷蓄積を開始する走査を行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
【請求項6】
画像を取得する撮像素子と、
固定部と、前記固定部に対して移動が可能な可動部とを備え、ブレ検出手段により検出されたブレ量に基づいて前記可動部に保持された前記撮像素子を移動させることで、並進及び回転による像面ブレを低減するブレ補正機構と、
シャッタ装置と、
前記ブレ補正機構のブレ補正制御を行う制御手段と、を有する撮像装置であって、
前記撮像装置は、前記撮像素子の電子先幕と前記シャッタ装置の後羽根群との間の領域を通過する光に基づいて前記画像を取得する第1のモードと、前記第1のモードで用いられる方法とは異なる方法で前記画像を取得する第2のモードと、を有し、
前記制御手段は、シャッタスピードが所定のシャッタスピードよりも遅い場合、前記第1のモード及び前記第2のモードにおいて前記ブレ補正制御を実行し、
前記制御手段は、前記シャッタスピードが前記所定のシャッタスピードよりも速い場合、前記撮像素子における露出の変化を抑制するために前記第1のモードにおいて前記ブレ補正制御を実行せず、且つ、前記第2のモードにおいて前記ブレ補正制御を実行することを特徴とする撮像装置。
【請求項7】
前記電子先幕は、前記後羽根群の走行の前に前記撮像素子の電荷蓄積を開始する走査を行うことを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
【請求項8】
前記第2のモードは電子シャッタモードであることを特徴とする請求項6または7に記載の撮像装置。
【請求項9】
画像を取得する撮像素子と、
固定部と、前記固定部に対して移動が可能な可動部とを備え、ブレ検出手段により検出されたブレ量に基づいて前記可動部に保持された前記撮像素子を移動させることで像面ブレを低減するブレ補正機構と、
シャッタ装置と、
前記ブレ補正機構のブレ補正制御を行う制御手段と、を有する撮像装置であって、
前記撮像装置は、前記撮像素子の電子先幕と前記シャッタ装置の後羽根群との間の領域を通過する光に基づいて前記画像を取得する第1のモードと、前記第1のモードで用いられる方法とは異なる方法で前記画像を取得する第2のモードと、を有し、
前記制御手段は、シャッタスピードが所定のシャッタスピードよりも速い場合、前記第1のモードにおける前記ブレ補正制御を、前記第2のモードにおける前記ブレ補正制御よりも制限することを特徴とする撮像装置。
【請求項10】
前記制御手段は、前記シャッタスピードが前記所定のシャッタスピードよりも遅い場合には、前記第1のモード及び前記第2のモードのいずれにおいても、前記ブレ補正制御を制限せず、前記シャッタスピードが前記所定のシャッタスピードより速い場合には、前記第1のモードにおける前記ブレ補正制御を制限し、前記第2のモードにおける前記ブレ補正制御を制限しないことを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、メカシャッタ撮影モードと電子先幕撮影モードを有する撮像装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、メカシャッタ撮影モードを有する撮像装置が知られている。メカシャッタ撮影モードでは、カメラ内に搭載されたフォーカルプレーンシャッタのメカシャッタ(先羽根群と後羽根群の2つのシャッタ羽根)により形成されるスリットが撮像面を連続的に露光する。また、メカシャッタと電子シャッタとを併用して撮像動作を行う電子先幕撮影モードを有する撮像装置が知られている。このような撮像装置は、フォーカルプレーンシャッタの後羽根群(後幕)と、後幕の走行に先行して撮像素子の電荷蓄積開始走査(リセット走査)を行う電子先幕とにより、撮影を行う。
【0003】
近年、撮像素子を移動させてブレ補正を行うブレ補正機構を備えた撮像装置が提案されている。しかし、電子先幕撮影中にブレ補正を行って撮像素子が駆動されると、撮像素子の画素のリセット走査と後羽根群との間の領域を通過して撮像素子に露光する光量が変化し、適切な画像を取得することができない。撮像素子の画素のリセット走査とメカシャッタで構成される後羽根群との間の領域の幅は、シャッタ秒時(シャッタスピード)が高速であるほど狭いため、撮像素子が駆動することによる画像の露出への影響が大きい。
【0004】
特許文献1には、カメラの撮影時のシャッタ秒時が所定のシャッタ秒時よりも遅い場合にはブレ補正制御を許可し、シャッタ秒時が所定のシャッタ秒時よりも速い場合にはブレ補正制御を禁止するカメラが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2008-182447号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1に開示されたカメラは、シャッタ秒時が所定のシャッタ秒時よりも速い場合、メカシャッタ撮影および電子先幕撮影のいずれの撮影モードにおいてもブレ補正を禁止する。したがって、シャッタ秒時が所定のシャッタ秒時よりも速い場合におけるメカシャッタ撮影において、撮像素子のブレ補正およびレンズのブレ補正を行わないため、撮影画像がブレる可能性がある。
【0007】
そこで本発明は、適切な露出で適切にブレ補正を実行して画像を取得可能な撮像装置、制御方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一側面としての撮像装置は、画像を取得する撮像素子と、ブレ検出手段により検出されたブレ量に基づいて前記撮像素子を移動させることでブレを補正するブレ補正機構と、シャッタ装置と、前記ブレ補正機構のブレ補正制御を行う制御手段と、を有し、前記撮像装置は、前記撮像素子の電子先幕と前記シャッタ装置の後羽根群との間の領域を通過する光に基づいて前記画像を取得する第1のモードと、前記第1のモードで用いられる方法とは異なる方法で前記画像を取得する第2のモードと、を有し、前記制御手段は、シャッタスピードが所定のシャッタスピードよりも遅い場合、前記第1のモード及び前記第2のモードにおいて前記ブレ補正制御を実行し、前記制御手段は、前記シャッタスピードが前記所定のシャッタスピードよりも速い場合、前記第1のモードにおいて前記ブレ補正制御を実行せず、且つ、前記第2のモードにおいて前記ブレ補正制御を実行する。
【0009】
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施例において説明される。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、適切な露出で適切にブレ補正を実行して画像を取得可能な撮像装置、制御方法、およびプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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