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公開番号2024123857
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023031626
出願日2023-03-02
発明の名称磁気ディスク装置
出願人株式会社東芝,東芝デバイス&ストレージ株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G11B 20/18 20060101AFI20240905BHJP(情報記憶)
要約【課題】トラック単位のデータから生成されたパリティの不正を検出すること。
【解決手段】磁気ディスク装置は、HDCおよびRWCを備える。HDCは、複数のデータ片をホストから受信し、第1符号の生成および付加と第1符号が付加されたデータ片の出力と、を各データ片に実行する。HDCは、第1符号の群に対する排他的論理和を計算し、得られた第1情報を出力する。RWCは、第1符号が付加された複数のデータ片に対してデータ変換と排他的論理和の計算とを行い、データ変換後の複数のデータ片と、排他的論理和の計算によって得られたトラックパリティと、を出力する。RWCは、複数のデータ片から第1符号を取得する。RWCは、取得した第1符号である第2符号の群に対する排他的論理和を計算して第2情報を取得する。RWCは、第1情報と第2情報とを比較し、比較の結果を出力する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
ホストに接続可能な磁気ディスク装置であって、
複数の第1セクタと、第2セクタと、を含むトラックが設けられた磁気ディスクと、
前記複数の第1セクタにライトされる複数の第1データ片を前記ホストから受信し、第1符号の生成と、前記第1符号の付加と、前記第1符号が付加された第1データ片の出力と、を前記複数の第1データ片のそれぞれに対して実行し、前記複数の第1データ片のそれぞれから生成された前記第1符号の群に対する排他的論理和を計算し、前記第1符号の群に対する排他的論理和の計算によって得られた情報である第1情報を出力する、第1回路ブロックと、
前記第1回路ブロックから出力されたそれぞれに前記第1符号が付加された前記複数の第1データ片である複数の第2データ片と、前記第1回路ブロックから出力された前記第1情報と、を受信し、データ変換と、前記データ変換の後の第2データ片である第3データ片の出力と、を前記複数の第2データ片のそれぞれに対して実行し、前記複数の第2データ片のそれぞれに対する前記データ変換によって生成された複数の第3データ片に対する排他的論理和を計算し、前記複数の第3データ片に対する排他的論理和の計算によって得られた情報であるパリティを前記複数の第3データ片の出力に続いて出力し、前記複数の第2データ片のそれぞれから前記第1符号を取得し、前記複数の第2データ片のそれぞれから取得した前記第1符号である第2符号の群に対する排他的論理和を計算し、前記第2符号の群に対する排他的論理和の計算によって得られた情報である第2情報と、前記第1情報と、比較して、前記第2情報と、前記第1情報と、の比較の結果を出力する、第2回路ブロックと、
前記第2回路ブロックから出力された前記複数の第3データ片を前記複数の第1セクタにライトし、前記第2回路ブロックから出力された前記パリティを前記第2セクタにライトする磁気ヘッドと、
を備える磁気ディスク装置。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記第2回路ブロックは、第1XOR回路と、第1XOR回路と同様の回路構成を備える第2XOR回路と、を備え、
前記第1XOR回路は、前記複数の第3データ片に対する排他的論理和を計算し、
前記第2XOR回路は、前記第2符号の群に対する排他的論理和を計算する、
請求項1に記載の磁気ディスク装置。
【請求項3】
前記第1XOR回路および前記第2XOR回路は、
前記第1回路ブロックから前記第2回路ブロックへの前記複数の第2データ片の入力が中断した場合、排他的論理和の計算を中断し、
前記第1回路ブロックから前記第2回路ブロックへの前記複数の第2データ片の入力が再開した場合、排他的論理和の計算の再開タイミングを判定し、判定によって得られた前記再開タイミングにおいて排他的論理和の計算を再開する、
請求項2に記載の磁気ディスク装置。
【請求項4】
前記第1XOR回路への前記複数の第3データ片の入力に同期して、前記第2XOR回路に前記第2符号の群が入力される、
請求項3に記載の磁気ディスク装置。
【請求項5】
前記データ変換は、第2データ片に対する誤り訂正符号化を含み、
前記第2回路ブロックは、前記パリティに対して前記誤り訂正符号化に対応する誤り検出を実行し、前記誤り検出の結果を出力する、
請求項1から請求項4の何れか一項に記載の磁気ディスク装置。
【請求項6】
前記比較の結果に応じて前記トラックに対する制御を変えるコントローラをさらに備える、
請求項1から請求項4の何れか一項に記載の磁気ディスク装置。
【請求項7】
前記比較の結果と、前記誤り検出の結果と、に応じて前記トラックに対する制御を変えるコントローラをさらに備える、
請求項5に記載の磁気ディスク装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本実施形態は、磁気ディスク装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
各トラックにライトされたデータをトラック単位で保護する機能を備えた磁気ディスク装置がある。トラックにはパリティの記録用のセクタが設けられる。パリティの記録用のセクタをパリティセクタと表記する。ホストデータの記録用のセクタをデータセクタと表記する。トラック内の全てのデータセクタにライトされるホストデータから生成されたパリティが、パリティセクタにライトされる。この仕組みによって、トラック内の全てのデータセクタに格納されたホストデータは、何れかのデータセクタ内のホストデータが更新されるまでは、パリティセクタに格納されているパリティによって保護される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第7020811号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一つの実施形態は、トラック単位のデータから生成されたパリティの不正を検出できる磁気ディスク装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一つの実施形態の磁気ディスク装置は、ホストに接続可能である。磁気ディスク装置は、磁気ディスクと、第1回路ブロックと、第2回路ブロックと、磁気ヘッドと、を備える。磁気ディスクは、複数の第1セクタと、第2セクタと、を含むトラックが設けられている。第1回路ブロックは、ホストから複数の第1セクタにライトされる複数の第1データ片を受信し、第1符号の生成と、第1符号の付加と、第1符号が付加された第1データ片の出力と、を複数の第1データ片のそれぞれに対して実行する。また、第1回路ブロックは、複数の第1データ片のそれぞれから生成された第1符号の群に対する排他的論理和を計算し、第1符号の群に対する排他的論理和の計算によって得られた情報である第1情報を出力する。第2回路ブロックは、第1回路ブロックから出力されたそれぞれに第1符号が付加された複数の第1データ片である複数の第2データ片と、第1回路ブロックから出力された第1情報と、を受信する。第2回路ブロックは、データ変換と、データ変換の後の第2データ片である第3データ片の出力と、を複数の第2データ片のそれぞれに対して実行する。第2回路ブロックは、複数の第2データ片のそれぞれに対するデータ変換によって生成された複数の第3データ片に対する排他的論理和を計算し、複数の第3データ片に対する排他的論理和の計算によって得られた情報であるパリティを複数の第3データ片の出力に続いて出力する。第2回路ブロックは、複数の第2データ片のそれぞれから第1符号を取得し、複数の第2データ片のそれぞれから取得した第1符号である第2符号の群に対する排他的論理和を計算する。第2回路ブロックは、第2符号の群に対する排他的論理和の計算によって得られた情報である第2情報と、第1情報と、比較して、第2情報と、第1情報と、の比較の結果を出力する。磁気ヘッドは、第2回路ブロックから出力された複数の第3データ片を複数の第1セクタにライトし、第2回路ブロックから出力されたパリティを第2セクタにライトする。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、実施形態の磁気ディスク装置の構成の一例を示す模式的な図である。
図2は、実施形態の磁気ディスクの構成の一例を示す図である。
図3は、実施形態のコントローラが実行するデータ加工の一例を説明するための図である。
図4は、実施形態の1つのトラックの構成の一例を示す模式的な図である。
図5は、実施形態のHDCのハードウェア構成の一例を示す模式的な図である。
図6は、実施形態のRWCのハードウェア構成の一例を示す図である。
図7は、実施形態のXOR回路による排他的論理和の計算の動作(第1XOR動作)の一例を示すフローチャートである。
図8は、実施形態のCRC XOR回路による排他的論理和の計算の動作(第2XOR動作)の一例を示すフローチャートである。
図9は、実施形態のセレクタの動作の一例を示すフローチャートである。
図10は、実施形態のトラック単位のライト動作の中断および再開が起きたときのRWCの動作の一例を示すフローチャートである。
図11は、実施形態のプロセッサの動作の一例を示すフローチャートである。
図12は、実施形態の変形例のプロセッサの動作の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に添付図面を参照して、実施形態にかかる磁気ディスク装置を詳細に説明する。なお、これらの実施形態により本発明が限定されるものではない。
【0008】
(実施形態)
図1は、実施形態の磁気ディスク装置1の構成の一例を示す模式的な図である。
【0009】
磁気ディスク装置1は、ホスト2に接続可能である。磁気ディスク装置1は、ホスト2に接続されているときに、ホスト2からアクセスコマンドを受信することができる。アクセスコマンドは、ライトコマンドやリードコマンドなどである。
【0010】
磁気ディスク装置1は、表面に磁性層が形成された磁気ディスク11を備える。磁気ディスク装置1は、アクセスコマンドに応じて磁気ディスク11にデータをライトしたり磁気ディスク11からデータをリードしたりする。
(【0011】以降は省略されています)

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