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公開番号2024123697
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023031318
出願日2023-03-01
発明の名称通信装置、制御方法、及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類H04W 76/10 20180101AFI20240905BHJP(電気通信技術)
要約【課題】通信装置が適切な接続先を選択可能とすること。
【解決手段】通信装置は、Integrated Access and Backhaul(IAB)ノードから報知信号を受信し、その報知信号の送出元のIABノードが移動可能に構成された移動IABノードであることを示す属性情報が、報知信号に含まれているかの判定を行い、その判定に基づいて、報知信号の送出元のIABノードに接続するか否かを決定する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
Integrated Access and Backhaul(IAB)ノードから報知信号を受信する受信手段と、
前記報知信号の送出元のIABノードが移動可能に構成された移動IABノードであることを示す属性情報が、前記報知信号に含まれているかの判定を行う判定手段と、
前記判定に基づいて、前記報知信号の送出元のIABノードに接続するか否かを決定する決定手段と、
を有することを特徴とする通信装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記判定手段は、前記属性情報が前記報知信号に含まれている場合に、前記報知信号の送出元のIABノードが前記移動IABノードであると判定し、前記属性情報が前記報知信号に含まれていない場合に、前記報知信号の送出元のIABノードが前記移動IABノードではないと判定する、ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記判定手段は、前記報知信号の送出元のIABノードが前記移動IABノードであることを示す属性情報が前記報知信号に含まれている場合に、前記報知信号の送出元のIABノードが前記移動IABノードであると判定し、前記報知信号の送出元のIABノードが前記移動IABノードでないことを示す属性情報が前記報知信号に含まれている場合に、前記報知信号の送出元のIABノードが移動しないIABノードであると判定する、ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項4】
前記決定手段は、前記報知信号の送出元のIABノードが前記移動IABノードであることを示す属性情報が前記報知信号に含まれている場合に、前記報知信号の送出元のIABノードに接続しないと決定する、ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項5】
移動IABノードへの接続を許可するか否かのユーザ操作を受け付ける手段をさらに有し、
前記決定手段は、前記移動IABノードへの接続を許可しない前記ユーザ操作が受け付けられた場合であって、前記報知信号の送出元のIABノードが前記移動IABノードであることを示す属性情報が前記報知信号に含まれている場合に、前記報知信号の送出元のIABノードに接続しないと決定する、ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項6】
前記決定手段は、前記移動IABノードへの接続を許可する前記ユーザ操作が受け付けられた場合に、前記属性情報によらずに接続先を決定する、ことを特徴とする請求項5に記載の通信装置。
【請求項7】
前記決定手段は、前記移動IABノードへの接続を許可する前記ユーザ操作が受け付けられた場合に、前記移動IABノードに接続すると決定する、ことを特徴とする請求項5に記載の通信装置。
【請求項8】
前記報知信号の送出元のIABノードが前記移動IABノードであることを示す属性情報が前記報知信号に含まれている場合に、当該移動IABノードが前記通信装置と共に移動するかを推定する推定手段をさらに有し、
前記決定手段は、当該移動IABノードが前記通信装置と共に移動すると推定される場合に、当該移動IABノードに接続する、ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項9】
前記推定手段は、前記移動IABノードから送出された無線信号の無線品質の変化量が、所定期間にわたって所定レベル以下である場合に、当該移動IABノードが前記通信装置と共に移動すると判定する、ことを特徴とする請求項8に記載の通信装置。
【請求項10】
前記推定手段は、前記移動IABノードに関連付けられた空間に前記通信装置が位置する場合に、当該移動IABノードが前記通信装置と共に移動すると判定する、ことを特徴とする請求項8に記載の通信装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、無線通信における接続先の選択技術に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))において、バックホール回線の構成技術としてIntegrated Access and Backhaul(IAB)技術が規格化されている。IAB技術では、IABノードと呼ばれる中継装置が、基地局であるIABドナーと無線接続し、そのIABドナーとの間の無線リンクをバックホールリンクとして使用する(特許文献1参照)。現在、3GPP(登録商標)のリリース18規格検討において、車両(バス、タクシー、鉄道等)にIABノードが設置されることなどによってIABノードが移動するユースケースが検討されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2019-534625号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ユーザ端末(UE)は、移動するIABノードの近傍に存在する際に、そのIABノードに接続することが想定される。一方で、UEがそのIABノードが設置されている車両外に存在する場合には、その車両の移動によって、UEは、そのIABノードとの接続を維持することができなくなる。このため、UEは、移動するIABノードに接続したことによって、ハンドオーバを実行する必要が生じる。すなわち、UEが不適切な接続先を選択したことにより、不必要なハンドオーバが発生し、システム全体としての効率が低下してしまいうる。同様に、IABノードとして機能可能な通信装置が、他のIABノードに接続する際にも、不必要なハンドオーバが発生してしまいうる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、通信装置が適切な接続先を選択することを可能とする技術を提供する。
【0006】
本発明の一態様による通信装置は、Integrated Access and Backhaul(IAB)ノードから報知信号を受信する受信手段と、前記報知信号の送出元のIABノードが移動可能に構成された移動IABノードであることを示す属性情報が、前記報知信号に含まれているかの判定を行う判定手段と、前記判定に基づいて、前記報知信号の送出元のIABノードに接続するか否かを決定する決定手段と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、通信装置が適切な接続先を選択することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
無線通信システムの構成例を示す図である。
通信装置のハードウェア構成例を示す図である。
通信装置の機能構成例を示す図である。
IABノードが実行する処理の流れの例を示す図である。
UEが実行する処理の流れの例を示す図である。
無線通信システムにおいて実行される接続処理の流れの例を示す図である。
UEにおいて表示される画面の例を示す図である。
UEが実行する処理の流れの別の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
(システム構成)
図1に、本実施形態に係る無線通信システムの構成例を示す。本無線通信システムは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))において規定されているIntegrated Access and Backhaul(IAB)技術を用いて構成される中継通信システムである。無線通信システムは、基地局であるIABドナー102及びIABドナー103、及び、基地局とユーザ端末(UE106及びUE107)との間の通信を中継する中継装置として機能するIABノード104及びIABノード105を含んで構成される。なお、UEは、User Equipmentの頭字語である。図1は、説明を簡単にするために、2つのIABドナー及び2つのIABノードを示しているが、例えばIABドナーは1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。また、IABノードの数も2つに限定されない。IABドナー102及びIABドナー103は、コアネットワーク101に接続される。コアネットワーク101は、ユーザ端末の接続管理や移動管理、そのユーザ端末のセッション管理などの機能と、ユーザデータの通信処理機能とを含む。IABドナー102及びIABドナー103は、それぞれ、基地局としてセル108及びセル109を形成する。IABドナー102及びIABドナー103は、それぞれ自装置が形成したセルの範囲内に存在するユーザ端末と接続を確立して通信を行うことができる。なお、ここでのユーザ端末は、IABノードのMobile Termination(MT)をも含む。すなわち、IABノードは、端末としての機能を用いて、自装置が存在する位置を含んだセルを形成するIABドナーに接続することができる。例えば、IABノード104及びIABノード105は、IABドナー102が形成するセル108内に位置しており、IABドナー102と接続することができる。IABノード104及びIABノード105は、IABドナー102との間の無線接続を確立した後に、IABドナー102との間でBAPアドレスやルーティングIDなどの設定を行い、IAB技術による中継通信を行うことが可能となる。なお、BAPは、Backhaul Adaptation Protocolの頭字語である。なお、無線接続後のIABドナーとIABノードとの間の設定については、従来通りの手法で行われるため、ここでの説明については省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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