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公開番号2024123689
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023031305
出願日2023-03-01
発明の名称電気機器
出願人オムロン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類H05K 5/03 20060101AFI20240905BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】本願は、被取付面に隠蔽配線で設置する場合に、ケーブルの防雨処置を容易に行うことが可能な電気機器を開示する。
【解決手段】電子部品を筐体に内蔵した機器本体と、機器本体が取り付けられる被取付面と機器本体の背面との間に隙間を設けた状態で機器本体を被取付面に固定するための背面筐体と、背面筐体内で機器本体と被取付面との間に渡されるケーブルを覆いで覆う雨水カバーと、を備え、背面筐体は、被取付面に対向する取付面に、取付面から背面筐体の中へ向けて覆いを通すための通し穴が設けられており、雨水カバーは、覆いの縁沿いに立設された、取付面における通し穴の周囲の所定部分と被取付面との間に配置される雨水ガイドを有する、電気機器である。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
電子部品を筐体に内蔵した機器本体と、
前記機器本体が取り付けられる被取付面と前記機器本体の背面との間に隙間を設けた状態で前記機器本体を前記被取付面に固定するための背面筐体と、
前記背面筐体内で前記機器本体と前記被取付面との間に渡されるケーブルを覆いで覆う雨水カバーと、を備え、
前記背面筐体は、前記被取付面に対向する取付面に、前記取付面から前記背面筐体の中へ向けて前記覆いを通すための通し穴が設けられており、
前記雨水カバーは、前記覆いの縁沿いに立設された、前記取付面における前記通し穴の周囲の所定部分と前記被取付面との間に配置される雨水ガイドを有する、
電気機器。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記取付面は、前記所定部分が前記所定部分の周囲よりも低い窪みとなっており、
前記雨水ガイドは、前記窪みに収まる、
請求項1に記載の電気機器。
【請求項3】
前記雨水カバーは、
前記雨水ガイドである第1雨水ガイドを前記覆いの前記被取付面側の縁沿いに有し、
前記雨水ガイドである第2雨水ガイドを前記覆いの前記機器本体側の縁沿いに有し、
前記通し穴の縁には、前記第2雨水ガイドを通すための切り欠き状の雨水ガイド通しを前記通し穴の下部付近に有する、
請求項1又は2に記載の電気機器。
【請求項4】
前記雨水カバーは、
前記覆いの上面部分を形成する平板状の覆い上部と、
前記覆いの側面部分を形成する平板状の覆い側部と、を有する、
請求項1に記載の電気機器。
【請求項5】
前記機器本体の背面には、放熱フィンが設けられており、
前記背面筐体には、通気口が少なくとも上面に設けられている、
請求項1に記載の電気機器。
【請求項6】
前記筐体は、前記ケーブルを前記筐体の内部に引き込む横方向の引き込み口を有する、
請求項1に記載の電気機器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電気機器に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
電気機器の筐体には、各種のケーブルが引き込まれる。例えば、電動式移動体へ給電してバッテリの充電を行う充電設備、或いは、バッテリの充電とバッテリから外部への放電(給電)の両方を司る充放電設備(例えば、「V2H(Vehicle to Home)」或いは「V
2G(Vehicle to Grid)」とも呼ばれる)といった充放電システムには、スイッチング
コンバータ等の電力変換装置やその他電子機器類が内蔵される筐体内に、建物等の分電盤に繋がる電気ケーブルが引き込まれる。このため、充放電システム等の各種電気機器には、ケーブルの引き込み箇所に様々な防水対策が施されている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-174613号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電気機器の中には、屋外に設置されるものが存在する。例えば、電動式移動体に用いる充放電システムは、通常、屋外に設置される。よって、屋外に設置されることを想定した電気機器では、内蔵する機器を風雨から保護するために、例えば、密閉構造の筐体が採用される。
【0005】
しかし、建物の分電盤から電気機器の筐体内に引き込まれるケーブルは、筐体の外側の露出部分で雨水により継続的に濡れる状態が続くと、ケーブルに付着した雨水がケーブルを伝って筐体内に浸入する恐れがある。そこで、設計上の都合により、筐体の引き込み部分でケーブルに下り勾配を設けることができない場合、ケーブルが雨水で濡れるのを防ぐための覆いを設ける必要がある。このような下り勾配を設けることができない箇所としては、例えば、外壁或いはポール等の被取付面に固定した電気機器を隠蔽配線した場合における、被取付面と電気機器との間の隙間部分を通過するケーブルの露出部分が挙げられる。このような部分でケーブルが雨水により継続的に濡れると、雨水がケーブルを伝って電気機器の筐体内や外壁の壁体内等に浸入する恐れがあるため、被取付面と電気機器との間に隙間が生じる場合は、当該隙間部分でケーブルを雨水から覆うことが望ましい。
【0006】
ところが、このような覆いは、被取付面に隙間なく密着させないとその機能を十分に発揮できない。しかし、被取付面と電気機器との間でこのような覆いを外壁等に隙間なく密着させることは容易でなく、また、このような隙間の部分で覆いにコーキング材等の止水材を施工することも困難である。
【0007】
そこで、本願は、被取付面に隠蔽配線で設置する場合に、ケーブルの防雨処置を容易に行うことが可能な電気機器を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本発明では、隙間を設けた状態で機器本体を被取付面に固定するための背面筐体内で、機器本体と被取付面との間に渡されるケーブルを覆いで覆う雨水カバーを備え、雨水カバーに、覆いの縁沿いに立設された、被取付面に対向する取付面
における通し穴の周囲の所定部分と被取付面との間に配置される雨水ガイドを設けることにした。
【0009】
詳細には、電子部品を筐体に内蔵した機器本体と、機器本体が取り付けられる被取付面と機器本体の背面との間に隙間を設けた状態で機器本体を被取付面に固定するための背面筐体と、背面筐体内で機器本体と被取付面との間に渡されるケーブルを覆いで覆う雨水カバーと、を備え、背面筐体は、被取付面に対向する取付面に、取付面から背面筐体の中へ向けて覆いを通すための通し穴が設けられており、雨水カバーは、覆いの縁沿いに立設された、取付面における通し穴の周囲の所定部分と被取付面との間に配置される雨水ガイドを有する、電気機器である。
【0010】
このような電気機器であれば、背面筐体の中に流入した雨水が、雨水ガイドを有する雨水カバーにより、ケーブルに付着せずに流れ落ちる。このため、背面筐体の中に流入した雨水がケーブルを伝って機器本体の筐体内へ流れ込むのを防ぐことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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