TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024140952
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023052342
出願日2023-03-28
発明の名称充放電システム
出願人オムロン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類H02J 7/00 20060101AFI20241003BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】本願は、充放電ケーブルを容易に交換可能な充放電システムを開示する。
【解決手段】電動式移動体用の充放電システムであって、電動式移動体に接続可能な充放電ケーブルと、充放電ケーブルの端部が筐体内の回路基板に接続される充放電装置本体と、を備え、充放電ケーブルは、複数のケーブルを束ねたものであり、充放電ケーブルの端部には、筐体の挿通部分に単体で通すことが可能な大きさのコネクタが複数個設けられている、充放電システムである。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
電動式移動体用の充放電システムであって、
前記電動式移動体に接続可能な充放電ケーブルと、
前記充放電ケーブルの端部が筐体内の回路基板に接続される充放電装置本体と、を備え、
前記充放電ケーブルは、複数のケーブルを束ねたものであり、前記充放電ケーブルの端部には、前記筐体の挿通部分に単体で通すことが可能な大きさのコネクタが複数個設けられている、
充放電システム。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記充放電ケーブルは、充放電用の電力線と、通信線と、充放電機能を司る機器の電源となる電源線とを束ねたものであり、前記充放電ケーブルの端部には、前記電力線用の前記コネクタである電力線コネクタと、前記通信線用の前記コネクタである通信線コネクタと、前記電源線用の前記コネクタである電源線コネクタとが設けられている、
請求項1に記載の充放電システム。
【請求項3】
前記挿通部分には、前記筐体への浸水を防ぐ防水部品が設けられており、
前記コネクタは、前記防水部品に単体で通すことが可能な大きさである、
請求項1に記載の充放電システム。
【請求項4】
前記防水部品は、前記充放電ケーブルの通し穴を有する止水用の弾性部材と、前記弾性部材が嵌るグランド本体と、前記グランド本体に螺着されて前記弾性部材を前記グランド本体と共に圧縮するキャップとを有するケーブルグランドであり、
前記弾性部材は、前記通し穴を形成する環状部分を開くことが可能なケーブル通し用のスリットを有し、
前記コネクタは、前記グランド本体と前記キャップに単体で通すことが可能な大きさである、
請求項3に記載の充放電システム。
【請求項5】
前記コネクタは、前記回路基板への挿抜方向沿いの長さが、前記挿通部分に通すことが可能な大きさである、
請求項1に記載の充放電システム。
【請求項6】
前記充放電ケーブルは、芯線の太さが異なる2種以上のケーブルを束ねたものであり、前記充放電ケーブルの端部には、前記筐体の挿通部分に単体で通すことが可能な大きさのコネクタがケーブルの線種毎に複数個設けられている、
請求項1から5の何れか一項に記載の充放電システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、充放電システムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、電気モータの動力で駆動する電動式自動車等の各種電動式移動体が普及しつつある。これに伴い、駆動用の電気モータへ給電するバッテリ(「メインバッテリ」或いは「走行用バッテリ」とも呼ばれる)の充電等を司る電気設備の開発も盛んに行われている。
【0003】
電動式移動体へ給電してバッテリの充電を行う充電設備、或いは、バッテリの充電とバッテリから外部への放電(給電)の両方を司る充放電設備(例えば、「V2H(Vehicle to Home)」或いは「V2G(Vehicle to Grid)」とも呼ばれる)といった充放電システムには、電動式移動体に着脱される充放電ケーブルが備わっている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-4771号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
充放電ケーブルは、ケーブルやコネクタの劣化等により交換を要する場合がある。しかし、電動式移動体の充放電ケーブルには、充放電用の電力線といった大電流用の太い芯線や、通信線といった弱電流用の細い芯線が混在している。また、電動式移動体の充放電ケーブルは、充放電装置本体の筐体部分で筐体内への浸水を防ぐ防水処置を施す必要がある。このため、充放電ケーブルの端部を充放電装置本体の筐体内に引き込んだ形態の充放電システムにおいては、充放電ケーブルを容易に交換可能な構造を採ることが難しい。
【0006】
そこで、本願は、充放電ケーブルを容易に交換可能な充放電システムを開示する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明では、充放電ケーブルの端部に、筐体の挿通部分に単体で通すことが可能な大きさのコネクタを複数個設けることにした。
【0008】
詳細には、本発明は、電動式移動体用の充放電システムであって、電動式移動体に接続可能な充放電ケーブルと、充放電ケーブルの端部が筐体内の回路基板に接続される充放電装置本体と、を備え、充放電ケーブルは、複数のケーブルを束ねたものであり、充放電ケーブルの端部には、筐体の挿通部分に単体で通すことが可能な大きさのコネクタが複数個設けられている、充放電システムである。
【0009】
ここで、筐体の挿通部分とは、筐体に設けられる貫通穴の他、当該貫通穴に装着される防水用の部品といった筐体付属品を含む概念である。
【0010】
上記の充放電システムであれば、充放電装置本体の筐体内で回路基板に接続される充放電ケーブルの端部に、筐体の挿通部分に単体で通すことが可能な大きさのコネクタが複数個設けられているため、コネクタを1つずつ挿通部分に通すことで、充放電ケーブルの端部を筐体内に入れることができる。このため、充放電装置本体の筐体の挿通部分に挿通され、筐体内で回路基板に接続された充放電ケーブルを、比較的容易に交換することができ
る。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

オムロン株式会社
充電制御システム、充電制御装置、充電制御方法およびプログラム
5日前
オムロン株式会社
タイヤ状態判定装置、タイヤ状態判定方法、およびタイヤ状態判定プログラム
6日前
オムロン株式会社
タイヤ状態判定装置、タイヤ状態判定方法、およびタイヤ状態判定プログラム
6日前
オムロン株式会社
血圧計、血圧計測方法、血圧計測プログラム、学習モデルの構築方法及び学習モデルの構築プログラム
5日前
オムロン株式会社
血圧計、血圧計測方法、血圧計測プログラム、学習モデルの構築方法及び学習モデルの構築プログラム
5日前
株式会社ダイヘン
電源装置
6日前
株式会社ダイヘン
電源装置
6日前
カヤバ株式会社
モータ
6日前
個人
ゼロカーボン発電循環装置
6日前
株式会社東光高岳
充電器
27日前
西芝電機株式会社
回転電機
今日
株式会社村田製作所
電源装置
27日前
帝国繊維株式会社
作業用車両
29日前
日置電機株式会社
電流制限回路
27日前
株式会社SUBARU
充電装置
29日前
サンデン株式会社
モータ制御装置
27日前
株式会社ダイヘン
電源装置
7日前
株式会社辰巳菱機
電力供給システム
5日前
キヤノン電子株式会社
ステッピングモータ
19日前
マツダ株式会社
モータ
今日
マツダ株式会社
モータ
今日
株式会社サタケ
電動機の端子箱
27日前
富士電機株式会社
電力変換装置
20日前
株式会社ダイヘン
充電システム
21日前
本田技研工業株式会社
回転電機
28日前
富士電機株式会社
電力変換装置
6日前
株式会社ダイヘン
給電システム
7日前
株式会社アイシン
巻線界磁型回転電機
29日前
株式会社豊田自動織機
駆動装置
27日前
株式会社豊田自動織機
誘導電動機
6日前
株式会社日立製作所
動力装置
20日前
株式会社デンソー
電気機器
1か月前
株式会社サタケ
制御盤の扉
6日前
日野自動車株式会社
電動機
13日前
ヤマハ発動機株式会社
電力変換装置
今日
個人
屏風型プラスチックダンボール太陽光発電器
28日前
続きを見る