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公開番号2024123489
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023030948
出願日2023-03-01
発明の名称シート包装体
出願人大王製紙株式会社
代理人個人,個人
主分類B65B 63/02 20060101AFI20240905BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】シート積層体に包装紙を巻き付けたシート包装体において、シートの抜け落ちや包装紙の破損を抑えること。
【解決手段】複数枚のシートが積層された直方体状のシート積層体と、前記シート積層体の天面、底面、および対向する一対の側面に巻き付けられた包装紙と、を有し、前記包装紙の破断時の強度Hに対する前記シート積層体の高さ方向における圧縮荷重Fの比(F/H×100)が2～50%である、シート包装体。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
複数枚のシートが積層された直方体状のシート積層体と、
前記シート積層体の天面、底面、および対向する一対の側面に巻き付けられた包装紙と、を有し、
前記包装紙の破断時の強度Ｈに対する前記シート積層体の高さ方向における圧縮荷重Ｆの比（Ｆ／Ｈ×１００）が２～５０％である、
シート包装体。
続きを表示（約 310 文字）【請求項２】
前記包装紙の破断時の伸びＧ０に対する前記シート積層体の前記圧縮荷重Ｆ時の前記シートの伸びＧ１の比（Ｇ１／Ｇ０×１００）が１～２０％である、
請求項１に記載のシート包装体。
【請求項３】
前記シート積層体の高さＴｍに対する、前記高さＴｍと前記シート積層体の前記圧縮荷重Ｆ時の高さＴｆの差の比（（Ｔｍ－Ｔｆ）／Ｔｍ×１００）が３～２３％である、
請求項２に記載のシート包装体。
【請求項４】
前記シート積層体の長手方向の長さに対して、前記長手方向における前記包装紙の幅が９０％以上である、
請求項１乃至３のいずれか一項に記載のシート包装体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、シート包装体に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
衛生薄葉紙等のシートは、複数枚のシートが積層されたシート積層体が樹脂フィルム等の包装袋に収容されたフィルムパックとして製造され、流通する（例えば、特許文献１参照）。
【０００３】
一方、近年のＣＯ２排出に伴う地球温暖化やマイクロプラスチック等の海洋汚染等の環境負荷を抑制する等の観点から、シート積層体を収容する包装袋を樹脂製から紙製に変更し、包装袋における樹脂の使用量を低減する紙の包装形態が注目されている（例えば、特許文献２参照）。
【０００４】
また、紙の包装形態には、シート積層体に帯状の包装紙が巻き付けられることで、包装袋における紙の使用量が削減されたシート包装体として製造され、流通するものがある。このようなシート包装体は、使用時に包装紙が取り外され、内包物であるシート積層体がディスペンサー等に収容される（例えば、特許文献３参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特許２０１８－１７７３６４公報
特開２０２１－１３３９２９号公報
特許第６１１３２９７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
しかしながら、シート積層体に帯状の包装紙が巻き付けられた包装体では、シート積層体全体が包装紙に覆われていないため、ハンドリングの際に包装紙からシート積層体が抜け落ちたり、製造時や輸送時にウェブに巻き付けられた帯包紙が破損しやすい。
【０００７】
本発明の課題は、シート積層体に包装紙を巻き付けたシート包装体において、シートの抜け落ちや包装紙の破損を抑えることである。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本発明に係る第１の態様は、複数枚のシートが積層された直方体状のシート積層体と、前記シート積層体の天面、底面、および対向する一対の側面に巻き付けられた包装紙と、を有し、前記包装紙の破断時の強度Ｈに対する前記シート積層体の高さ方向における圧縮荷重Ｆの比（Ｆ／Ｈ×１００）が２～５０％である、シート包装体を提供する。
【０００９】
本明細書において、シート積層体は、複数枚のシートが折り畳まれて高さ方向に積層された直方体形状の積層体を示す。直方体形状のシート積層体は、天面、底面、一対の長側面、および一対の短側面を有する。なお、対向する一対の側面は、一対の長側面または一対の短側面を示す。
【００１０】
シート積層体は、ディスペンサー等のシートを一枚ずつ取り出せる装置または手段に収容して使用する。なお、ディスペンサーは、シート積層体が収容される本体と、シートを収容する収容口と、シート積層体が収容されたシート積層体からシートを取り出す取出口とを有する。
（【００１１】以降は省略されています）

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