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公開番号
2024122651
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-09
出願番号
2023030313
出願日
2023-02-28
発明の名称
加熱ユニット
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G03G
15/20 20060101AFI20240902BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】温度センサをヒータに向けて安定して付勢できる加熱ユニットを提供する。
【解決手段】加熱ユニットは、長手方向に延びた基板および基板に配置される抵抗発熱体を有するヒータと、ヒータの周りを回転する無端状のベルトと、ヒータを支持するホルダ30と、サーミスタ61(温度センサ)と、ねじりコイルばね80とを備える。サーミスタ61は、ヒータの温度を検知可能であり、基板の厚み方向においてヒータと対向する。ねじりコイルばね80は、コイル81と、コイル81の一端から延びる第1アーム82と、コイル81の他端から延びる第2アーム83とを有する。ねじりコイルばね80は、第2アーム83がホルダ30に支持された状態で、第1アーム82がサーミスタ61をヒータに向けて付勢している。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
第1面および前記第1面と反対側の面である第2面を有するヒータであって、長手方向に延びた基板と、前記基板に配置される抵抗発熱体と、を有するヒータと、
前記ヒータの周りを回転する無端状のベルトであって、内周面が前記ヒータの前記第1面と接触するベルトと、
前記ヒータの前記第2面側を支持するホルダと、
前記ヒータの温度を検知可能な温度センサであって、前記ヒータの前記第2面に直交する、前記基板の厚み方向において前記ヒータの前記第2面と対向する温度センサと、
コイルと、前記コイルの一端から延びる第1アームと、前記コイルの他端から延びる第2アームと、を有するねじりコイルばねと、を備え、
前記ねじりコイルばねは、前記第2アームが前記ホルダに支持された状態で、前記第1アームが前記温度センサを前記ヒータに向けて付勢していることを特徴とする加熱ユニット。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記第1アームは、前記長手方向における前記コイルの一方側に位置し、
前記第2アームは、前記長手方向における前記コイルの他方側に位置していることを特徴とする請求項1に記載の加熱ユニット。
【請求項3】
前記ホルダは、前記第1アームを前記基板の短手方向に位置決めする第1位置決め部と、前記第2アームを前記短手方向に位置決めする第2位置決め部と、を有することを特徴とする請求項2に記載の加熱ユニット。
【請求項4】
前記第1位置決め部は、前記第1アームが嵌る第1溝であって、前記長手方向に延びる第1溝を有し、
前記第2位置決め部は、前記第2アームが嵌る第2溝であって、前記長手方向に延びる第2溝を有することを特徴とする請求項3に記載の加熱ユニット。
【請求項5】
前記ホルダは、前記厚み方向において前記コイルに対し前記ヒータと反対側で前記コイルと接触するばね保持部であって、前記コイルが前記ヒータから離れる方向に移動するのを規制するばね保持部を有することを特徴とする請求項1に記載の加熱ユニット。
【請求項6】
前記温度センサと前記ねじりコイルばねは、前記厚み方向から見て、前記長手方向に並んで配置されていることを特徴とする請求項5に記載の加熱ユニット。
【請求項7】
前記ホルダは、前記厚み方向に突出する突起を有し、
前記温度センサは、前記突起に係合する穴を有することを特徴とする請求項6に記載の加熱ユニット。
【請求項8】
前記温度センサの、前記第1アームによって付勢される部分は、前記厚み方向から見て、前記ばね保持部と前記突起との間に配置され、
前記ホルダは、前記基板の短手方向において対向する、第1保持壁および第2保持壁を有し、
前記長手方向における前記温度センサの前記穴から遠い端部は、前記第1保持壁と前記第2保持壁との間に嵌合していることを特徴とする請求項7に記載の加熱ユニット。
【請求項9】
前記温度センサに接続されたケーブルを備え、
前記ホルダは、前記厚み方向において、前記ヒータから離れたケーブル規制部を有し、
前記ケーブルは、前記ヒータと前記ケーブル規制部との間を通っていることを特徴とする請求項1に記載の加熱ユニット。
【請求項10】
前記ケーブルは、前記厚み方向の前記ヒータから離れる方向に向けて屈曲しており、
前記ケーブル規制部は、前記ケーブルの屈曲した部分に対応して配置されていることを特徴とする請求項9に記載の加熱ユニット。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置の定着装置などに用いられる加熱ユニットに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、加熱ユニットとして、面状のヒータと、ヒータの周りを回転する無端状のベルトと、ヒータを保持するホルダと、温度センサとしてのサーミスタと、サーミスタをヒータに向けて付勢する圧縮コイルばねとを備えるものが知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-162838号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、加熱ユニットにおいては、温度センサをヒータに向けて安定して付勢できることが望まれる。
【0005】
そこで、温度センサをヒータに向けて安定して付勢できる加熱ユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
加熱ユニットは、ヒータと、ベルトと、ホルダと、温度センサと、ねじりコイルばねと、を備える。
ヒータは、第1面および第1面と反対側の面である第2面を有するヒータであって、長手方向に延びた基板と、基板に配置される抵抗発熱体と、を有する。
ベルトは、ヒータの周りを回転する無端状のベルトであって、内周面がヒータの第1面と接触する。
ホルダは、ヒータの第2面側を支持する。
温度センサは、ヒータの温度を検知可能な温度センサであって、ヒータの第2面に直交する、基板の厚み方向においてヒータの第2面と対向する。
ねじりコイルばねは、コイルと、コイルの一端から延びる第1アームと、コイルの他端から延びる第2アームと、を有する。
ねじりコイルばねは、第2アームがホルダに支持された状態で、第1アームが温度センサをヒータに向けて付勢している。
【0007】
ねじりコイルばねが、第2アームがホルダに支持された状態で、第1アームが温度センサをヒータに向けて付勢していることで、温度センサをヒータに向けて安定して付勢できる。
【0008】
第1アームは、長手方向におけるコイルの一方側に位置し、第2アームは、長手方向におけるコイルの他方側に位置している構成であってもよい。
【0009】
第1アームが長手方向におけるコイルの一方側に位置し、第2アームが長手方向におけるコイルの他方側に位置していることで、ねじりコイルばねを長手方向に沿って配置できる。
【0010】
ホルダは、第1アームを基板の短手方向に位置決めする第1位置決め部と、第2アームを短手方向に位置決めする第2位置決め部と、を有する構成であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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