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公開番号2024150359
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-23
出願番号2023063758
出願日2023-04-10
発明の名称インクジェット記録用水性インク、インクジェット記録装置、及びインクジェット記録方法
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C09D 11/322 20140101AFI20241016BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】 本発明の水性インクは、耐アルコール性とインクの保存安定性を両立することが可能である。
【解決手段】本発明のインクジェット記録用水性インクは、顔料、樹脂粒子、架橋剤、及び水を含み、前記樹脂粒子が、アクリル系樹脂を含む樹脂粒子であり、前記架橋剤が、乳化分散型または自己分散型のブロックイソシアネートであり、前記ブロックイソシアネートのブロック剤の解離温度が、120℃以下であることを特徴とする。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
顔料、樹脂粒子、架橋剤、及び水を含み、
前記樹脂粒子が、アクリル系樹脂を含む樹脂粒子であり、
前記架橋剤が、乳化分散型または自己分散型のブロックイソシアネートであり、
前記ブロックイソシアネートのブロック剤の解離温度が、120℃以下である、
インクジェット記録用水性インク。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記水性インク全量において、前記樹脂粒子の固形分含有量(A)と前記架橋剤の固形分含有量(B)との含有比(B/A)が、0.4以下である、請求項1記載のインクジェット記録用水性インク。
【請求項3】
前記水性インク全量において、
前記樹脂粒子の固形分含有量が、5.5重量%以上であり、
前記架橋剤の固形分含有量が、2.1重量%以上であり、
前記架橋剤が、自己分散型のブロックイソシアネートである、
請求項1記載のインクジェット記録用水性インク。
【請求項4】
前記水性インク全量において、
前記樹脂粒子の固形分含有量が、7.0重量%以上であり、
前記架橋剤の固形分含有量が、2.1重量%以上であり、
前記含有比(B/A)が、0.3以上であり、
前記架橋剤が、自己分散型のブロックイソシアネートである、
請求項1記載のインクジェット記録用水性インク。
【請求項5】
前記水性インク全量において、
前記樹脂粒子の固形分含有量(A)が、7.0重量%以上かつ8.5重量%以下であり、
前記含有比(B/A)が、0.3以上かつ0.4未満であり、
前記架橋剤が、自己分散型のブロックイソシアネートである、
請求項1記載のインクジェット記録用水性インク。
【請求項6】
前記樹脂粒子が、保護コロイド分散されたアクリルスチレン系樹脂を含む樹脂粒子であり、
前記水性インク全量において、
前記樹脂粒子の固形分含有量(A)が、7.0重量%以上かつ8.5重量%以下であり、
前記含有比(B/A)が、0.3以上かつ0.4未満であり、
前記架橋剤が、自己分散型のブロックイソシアネートである、
請求項1記載のインクジェット記録用水性インク。
【請求項7】
インク流路、及びインク吐出手段含み、
前記インク流路に供給された請求項1から6のいずれか一項に記載のインクジェット記録用水性インクを、前記インク吐出手段によって画像形成する対象物に吐出する、
インクジェット記録装置。
【請求項8】
記録工程、定着工程を含み、
前記記録工程は、記録媒体に水性インクをインクジェット方式により付与して記録する工程であり、
前記定着工程は、前記付与した前記水性インクを、前記記録媒体に定着させる工程であり、
前記水性インクとして、請求項1から6のいずれか一項に記載のインクジェット記録用水性インクを用いる、
インクジェット記録方法。
【請求項9】
前記定着工程は、乾燥工程を含み、
前記乾燥工程は、乾燥手段により、前記記録媒体の記録部分を前記記録媒体に定着させる工程である、請求項8記載の記録方法。
【請求項10】
前記定着工程は、反応工程を含み、
前記反応工程は、前記記録媒体に定着させた水性インク中の架橋剤と樹脂粒子とを加熱により反応させる工程である、請求項8記載の記録方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インクジェット記録用水性インク、インクジェット記録装置、及びインクジェット記録方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
インクジェット記録用水性インクとしては、例えば、特許文献1に記載のものがあげられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-127351号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
昨今、公衆衛生の観点から消費者の除菌意識等が高まり、印刷画像にも耐アルコール性が求められるケースが増えている。耐アルコール性を付与する手段としては、例えば、インクに架橋剤を添加する方法がある。一方で、インクに一般的な架橋剤を添加した場合、ポットライフが短くなることによって保存安定性に問題が生じる場合がある。
【0005】
そこで、本発明は、耐アルコール性とインクの保存安定性を両立する、インクジェット記録用水性インクの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するために、本発明のインクジェット記録用水性インクは、
顔料、樹脂粒子、架橋剤、及び水を含み、
前記樹脂粒子が、アクリル系樹脂を含む樹脂粒子であり、
前記架橋剤が、乳化分散型または自己分散型のブロックイソシアネートであり、
前記ブロックイソシアネートのブロック剤の解離温度が、120℃以下であることを特徴とする。
【0007】
本発明のインクジェット記録装置は、
インク流路、及びインク吐出手段を含み、
前記インク流路に供給された本発明のインクジェット記録用水性インクを、前記インク吐出手段によって画像形成する対象物に吐出することを特徴とする。
【0008】
本発明のインクジェット記録方法は、
記録工程、定着工程を含み、
前記記録工程は、記録媒体に水性インクをインクジェット方式により付与して記録する工程であり、
前記定着工程は、前記付与した前記水性インクを、前記記録媒体に定着させる工程であり、
前記水性インクとして、本発明のインクジェット記録用水性インクを用いることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明のインクジェット記録用水性インクは、耐アルコール性とインクの保存安定性を両立することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明のインクジェット記録装置の一例の構成を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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