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公開番号2024121850
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-09
出願番号2023029044
出願日2023-02-28
発明の名称見守りシステム、見守り方法およびプログラム
出願人三菱電機株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類G08B 25/04 20060101AFI20240902BHJP(信号)
要約【課題】見守り者の監視負担を軽減することができる見守りシステム、見守り方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】見守りシステムは、見守り対象者の活動量を計測する活動量センサ23と、予め設定された複数種類の表示態様で点灯する発光部21と、活動量センサ23により計測された活動量に基づいて、見守り対象者の状態を推定する状態推定部115と、推定された見守り対象者の状態に基づいて、発光部21の複数種類の表示態様の中から表示態様を特定する表示態様特定部116と、特定された表示態様で発光部21を点灯させる点灯制御部215と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
見守り対象者の活動量を計測する活動量センサと、
予め設定された複数種類の表示態様で点灯する少なくとも1つの発光部と、
前記活動量センサにより計測された前記活動量に基づいて、前記見守り対象者の状態を推定する状態推定部と、
推定された前記見守り対象者の状態に基づいて、前記複数種類の表示態様の中から少なくとも1つの表示態様を特定する表示態様特定部と、
特定された前記表示態様で前記少なくとも1つの発光部を点灯または点滅させる点灯制御部と、を備える、
見守りシステム。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記見守り対象者が所持する端末装置の位置を測位する測位部と、
予め設定された期間内における、前記見守り対象者の歩数を計測する歩数計測部と、を更に備え、
前記状態推定部は、前記活動量とともに、測位された前記端末装置の位置と、計測された前記見守り対象者の歩数と、に基づいて、前記見守り対象者の状態を推定する、
請求項1に記載の見守りシステム。
【請求項3】
前記活動量を示す活動量情報と、前記端末装置の位置を示す位置情報と、前記見守り対象者の歩数を示す歩数情報と、から、前記見守り対象者の状態を推定する状態推定モデルを示す状態推定モデル情報を記憶する状態推定モデル記憶部と、
前記見守り対象者の実際の状態を通知する実状態通知情報を取得する実状態取得部と、
前記実状態通知情報が取得された時点の直近における、前記活動量を示す活動量情報と、前記端末装置の位置を示す位置情報と、前記見守り対象者の歩数を示す歩数情報と、を特定し、実状態通知情報と、特定した活動量情報、位置情報および歩数情報と、を用いて、新たに前記状態推定モデルを生成し、生成した前記状態推定モデルを示す状態推定モデル情報で、前記状態推定モデル記憶部が記憶する前記状態推定モデル情報を更新するモデル生成部と、を更に備え、
前記状態推定部は、前記活動量情報、前記位置情報および前記歩数情報から、前記見守り対象者の状態を推定する状態推定モデルを用いて、前記見守り対象者の状態を推定する、
請求項2に記載の見守りシステム。
【請求項4】
前記点灯制御部は、複数の見守り対象者それぞれの状態を表すことが区別できるように、複数の見守り対象者それぞれについて特定された前記表示態様で、前記少なくとも1つの発光部を点灯または点滅させる、
請求項1から3のいずれか1項に記載の見守りシステム。
【請求項5】
見守りシステムが、見守り対象者の活動量を計測する活動量センサにより計測された前記活動量に基づいて、前記見守り対象者の状態を推定するステップと、
前記見守りシステムが、推定された前記見守り対象者の状態に基づいて、予め設定された複数種類の表示態様で点灯する少なくとも1つの発光部の前記複数種類の表示態様の中から少なくとも1つの表示態様を特定するステップと、
前記見守りシステムが、特定された前記表示態様で前記少なくとも1つの発光部を点灯させるステップと、を含む、
見守り方法。
【請求項6】
コンピュータを、
見守り対象者の活動量を計測する活動量センサにより計測された前記活動量に基づいて、前記見守り対象者の状態を推定する状態推定部、
推定された前記見守り対象者の状態に基づいて、予め設定された複数種類の表示態様で点灯する少なくとも1つの発光部の前記複数種類の表示態様の中から少なくとも1つの表示態様を特定する表示態様特定部、
として機能させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、見守りシステム、見守り方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
カメラを用いて見守り対象者および見守り対象者の周囲の空間の画像を取得するとともに、センサを用いて見守り対象者および見守り対象者の周囲の環境から様々な情報を検出し、取得した画像および情報に基づいて、見守り対象者の状況を認識し、認識した状況を見守り者に通知する見守りシステムが提案されている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-175371号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、見守りを必要とする複数の見守り対象者が互いに相手方を見守ることにより、自立的な見守り体制を構築して見守り者の監視負担を軽減することが要請されている。
【0005】
本開示は上記事由に鑑みてなされたものであり、見守り者の監視負担を軽減することができる見守りシステム、見守り方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本開示に係る見守りシステムは、
見守り対象者の活動量を計測する活動量センサと、
予め設定された複数種類の表示態様で点灯する少なくとも1つの発光部と、
前記活動量センサにより計測された前記活動量に基づいて、前記見守り対象者の状態を推定する状態推定部と、
推定された前記見守り対象者の状態に基づいて、前記複数種類の表示態様の中から少なくとも1つの表示態様を特定する表示態様特定部と、
特定された前記表示態様で前記少なくとも1つの発光部を点灯または点滅させる点灯制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、状態推定部が、活動量センサにより計測された活動量に基づいて、見守り対象者の状態を推定し、表示態様特定部が、推定された見守り対象者の状態に基づいて、複数種類の表示態様の中から少なくとも1つの表示態様を特定する。そして、点灯制御部が、特定された少なくとも1つの表示態様で少なくとも1つの発光部を点灯させる。これにより、複数の見守り対象者が、それぞれ、他の見守り対象者に対応する少なくとも1つの発光部の表示態様を確認することにより、お互いの状態を認識することができる。従って、複数の見守り対象者が互いに相手方を見守る自立的な見守り体制を構築することができるので、見守り者の複数の見守り対象者の監視負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の実施の形態に係る見守りシステムの概略構成図
実施の形態に係る見守りシステムのハードウェア構成を示すブロック図
実施の形態に係る見守りシステムの一部の機能構成を示すブロック図
(A)は実施の形態に係る活動量記憶部が記憶する情報の一例を示す図、(B)は実施の形態に係る位置記憶部が記憶する情報の一例を示す図、(C)は実施の形態に係る歩数記憶部が記憶する情報の一例を示す図
実施の形態に係る状態推定モデルを説明するための図
実施の形態に係る属性記憶部が記憶する情報の一例を示す図
実施の形態に係る見守りシステムの一部の機能構成を示すブロック図
実施の形態に係る見守りシステムの動作を示すシーケンス図
実施の形態に係る見守りシステムの動作を示すシーケンス図
実施の形態に係る見守りシステムの動作を示すシーケンス図
実施の形態に係る見守りシステムの動作を示すシーケンス図
実施の形態に係る端末装置の表示部に表示される操作画面画像の一例を示す図
実施の形態に係るクラウドサーバが実行する見守り処理の流れの一例を示すフローチャート
実施の形態に係るクラウドサーバが実行する見守り処理の流れの一例を示すフローチャート
変形例に係る見守りシステムの一部の機能構成を示すブロック図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施の形態に係る見守りシステムについて、図面を参照しながら説明する。本実施の形態に係る見守りシステムは、見守り対象者の活動量を反映した物理量を計測するセンサと、予め設定された複数種類の表示態様で点灯する少なくとも1つの発光部と、センサにより計測された物理量に対応する活動量に基づいて、見守り対象者の状態を推定する状態推定部と、推定された見守り対象者の状態に基づいて、複数種類の表示態様の中から少なくとも1つの表示態様を特定する表示態様特定部と、特定された表示態様で少なくとも1つの発光部を点灯させる点灯制御部と、を備える。
【0010】
本実施の形態に係る見守りシステムは、図1に示すように、クラウドサーバ1と、見守り対象者U1、U2それぞれの活動量を反映した物理量を計測する活動量センサ23を備えたセンサ付き表示装置2(2A、2B)と、見守り対象者U1、U2それぞれが所持する端末装置3(3A、3B)と、を備え、見守り対象者U1、U2がセンサ付き表示装置2の発光部21の表示態様を確認することで相互に見守りを行うことができるものである。ここで、センサ付き表示装置2A、2Bは、それぞれ、例えば見守り対象者U1、U2それぞれが居住する住居に1つずつ配置されている。また、見守り対象者U1、U2が、複数人の見守り対象者U1、U2から構成されるコミュニティグループ単位に相互に見守りを行う場合、見守りシステムは、見守り対象者U1、U2をコミュニティグループと対応づけて管理する。
(【0011】以降は省略されています)

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