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公開番号2024155285
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-31
出願番号2023069890
出願日2023-04-21
発明の名称加熱調理器
出願人三菱電機株式会社,三菱電機ホーム機器株式会社
代理人弁理士法人きさ特許商標事務所
主分類A47J 27/00 20060101AFI20241024BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】平面視で一方向に長い形状を有する容器を備えた加熱調理器において、容器の短軸側への加熱の集中を抑制して加熱ムラを抑制した調理を行うことができる加熱調理器を得る。
【解決手段】加熱調理器は、平面視で一方向に長い形状の容器と、吸気口及び排気口が形成された底面ケースを有し、底面ケースと容器との間に隙間が形成されるように容器を収容する本体と、容器を加熱する加熱装置と、吸気口から本体の内部へ外気を吸引する冷却ファンと、を備え、吸気口と排気口とは、底面ケース及び容器の平面視で容器の短軸の一端側と他端側とに配置されている。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
平面視で一方向に長い形状の容器と、
吸気口及び排気口が形成された底面ケースを有し、前記底面ケースと前記容器との間に隙間が形成されるように前記容器を収容する本体と、
前記容器を加熱する加熱装置と、
前記吸気口から前記本体の内部へ外気を吸引する冷却ファンと、を備え、
前記吸気口と前記排気口とは、前記底面ケース及び前記容器の平面視で前記容器の短軸の一端側と他端側とに配置されている
加熱調理器。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記容器の長軸方向において、前記吸気口の幅は、前記加熱装置の幅よりも短い
請求項1に記載の加熱調理器。
【請求項3】
前記加熱装置は、前記底面ケース及び前記加熱装置の平面視で前記吸気口と重ならないように前記吸気口よりも内側に配置されている
請求項2に記載の加熱調理器。
【請求項4】
前記吸気口の上方に配置された誘導壁を備えた
請求項3に記載の加熱調理器。
【請求項5】
前記排気口の開口面積は、前記吸気口の開口面積よりも大きい
請求項1~4のいずれか一項に記載の加熱調理器。
【請求項6】
前記底面ケースには、2つの長軸側排気口が形成されており、
2つの前記長軸側排気口は、前記排気口に対して前記容器の長軸方向における一方側と他方側とに配置されており、
2つの前記長軸側排気口の総開口面積は、前記排気口の開口面積よりも小さい
請求項1~4のいずれか一項に記載の加熱調理器。
【請求項7】
前記本体の内部であって前記排気口と2つの前記長軸側排気口のそれぞれとの間に設けられた2つの分流壁を備えた
請求項6に記載の加熱調理器。
【請求項8】
前記本体の内部であって前記容器の短軸方向の外側に配置され、前記加熱装置を駆動させる制御装置を備えた
請求項1~4のいずれか一項に記載の加熱調理器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、一方向に長い容器を備えた加熱調理器に関するものである。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
加熱調理器において、食材及び調味液等の被調理物を収納する容器が、平面視で一方向に長い形状(例えば、楕円形又は長円形等)とされたものがある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の容器(釜、又は内釜ともいう)は、その下端部の平面形状を円形とし、上方に向けて前後方向よりも左右方向を大きく拡径させて横長形状としたものであり、円形である釜の下端部に円形の加熱装置(電磁コイル、又は加熱コイルともいう)が配置される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-065454号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の加熱調理器のように、平面視で横長形状の容器を円形の加熱手段によって加熱する場合、容器の長軸側への加熱効率が悪く、容器の短軸側に加熱が集中する。また、仮に加熱装置の形状を容器の形状に合わせた横長の楕円形とした場合、容器の長軸側への加熱効率の向上は図ることができるが、容器の短軸側の加熱装置が互いに近く配置され、容器の長軸側よりも短軸側に加熱が集中してしまう。したがって、容器の形状が平面視で一方向に長い形状である場合、加熱装置が円形でも楕円形でも、本体の内部では、長軸側の加熱装置の近傍と短軸側の加熱装置の近傍とで空間温度に差が生じ、容器内に収容された被調理物の加熱ムラが生じる。
【0005】
本開示は、上記のような課題を背景としてなされたものであり、平面視で一方向に長い形状を有する容器を備えた加熱調理器において、容器の短軸側への加熱の集中を抑制して加熱ムラを抑制した調理を行うことができる加熱調理器を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る加熱調理器は、平面視で一方向に長い形状の容器と、吸気口及び排気口が形成された底面ケースを有し、前記底面ケースと前記容器との間に隙間が形成されるように前記容器を収容する本体と、前記容器を加熱する加熱装置と、前記吸気口から前記本体の内部へ外気を吸引する冷却ファンと、を備え、前記吸気口と前記排気口とは、前記底面ケース及び前記容器の平面視で前記容器の短軸の一端側と他端側とに配置されている。
【発明の効果】
【0007】
本開示では、平面視で一方向に長い形状の容器を備えた加熱調理器において、吸気口と排気口とが、底面ケース及び容器の平面視で容器の短軸の一端側と他端側とに配置されている。したがって、本開示によれば、本体の内部において加熱が集中する容器の短軸側の冷却効率が上昇し、容器の短軸側と長軸側との温度差を小さくして加熱ムラを抑制した調理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1に係る加熱調理器100の縦断面図である。
実施の形態1に係る加熱調理器100の蓋体2を開けた状態で内蓋及び内釜を取り出した状態を示す分解斜視図である。
実施の形態1に係る加熱調理器100の外観斜視図である。
図2の内釜5の平面図である。
図4の内釜5の横方向のA-A断面を示す断面図である。
図4の内釜5の前後方向のB-B断面を示す断面図である。
図1の底面ケース10を下方前側から見た斜視図である。
図7の底面ケース10に冷却ファン63が設置された状態を上方前側から見た斜視図である。
図1の内釜カバー11に加熱コイル62及びフェライトコア65が取り付けられた状態を下方前側から見た斜視図である。
図1の底面ケース10と内釜5と加熱コイル62との位置関係を示す平面図である。
図10の底面ケース10内における加熱コイル62と空間温度との関係を模式的に示す平面図である。
図10の底面ケース10において吸気口の幅と加熱コイル62の長軸距離との関係を示す平面図である。
図10の底面ケース10において吸気口と加熱コイル62との位置関係を示す平面図である。
図1の本体1内における加熱コイル62と冷却ファン63との位置関係を示す縦断面図である。
図14の底面ケース10内における冷却風の流れを示す平面図である。
図1の底面ケース10に冷却ファン63と制御装置50と誘導壁17とを設置した状態を示す斜視図である。
図14の本体1内に誘導壁を設置した状態における加熱手段による高温部と冷却ファン63による冷却風の風路との位置関係を示す縦断面図である。
実施の形態2に係る加熱調理器100における底面ケース210の平面図である。
図18の底面ケース210に冷却ファン63が設置された状態を上方前側から見た斜視図である。
図18の底面ケース210における排気口202及び分流壁の配置の一例を示す平面図である。
図18の底面ケース210内に加熱コイル62及びフェライトコア65が配置された状態における冷却風の流れを示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示に係る加熱調理器の実施の形態を、図面を参照して説明する。本開示は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本開示の主旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、本開示は、以下の各実施の形態に示す構成のうち、組合せ可能な構成のあらゆる組合せを含むものである。また、図面に示す加熱調理器は、本開示の加熱調理器が適用される機器の一例を示すものであり、図面に示された加熱調理器によって本開示の適用機器が限定されるものではない。また、以下の説明において、理解を容易にするために方向を表す用語(例えば「上」、「下」、「右」、「左」、「前」、「後」など)を適宜用いるが、これらは説明のためのものであって、本開示を限定するものではない。また、各図において、同一の符号を付したものは、同一の又はこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。なお、各図面では、各構成部材の相対的な寸法関係又は形状等が実際のものとは異なる場合がある。
【0010】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る加熱調理器100の縦断面図である。図2は、実施の形態1に係る加熱調理器100の蓋体2を開けた状態で内蓋22及び内釜5を取り出した状態を示す分解斜視図である。図3は、実施の形態1に係る加熱調理器100の外観斜視図である。図4は、図2の内釜5の平面図である。図5は、図4の内釜5の横方向のA-A断面を示す断面図である。図6は、図4の内釜5の前後方向のB-B断面を示す断面図である。図7は、図1の底面ケース10を下方前側から見た斜視図である。図8は、図7の底面ケース10に冷却ファン63が設置された状態を上方前側から見た斜視図である。図9は、図1の内釜カバー11に加熱コイル62及びフェライトコア65が取り付けられた状態を下方前側から見た斜視図である。図1~図9に基づき、加熱調理器100の概略構成について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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