TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024121543
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-06
出願番号2023028695
出願日2023-02-27
発明の名称積層セラミック電子部品、回路基板、および包装体
出願人太陽誘電株式会社
代理人個人
主分類H01G 4/30 20060101AFI20240830BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】 音鳴きを抑制することができる積層セラミック電子部品、回路基板、および包装体を提供する。
【解決手段】 積層セラミック電子部品は、複数の誘電体層および前記複数の誘電体層を介して設けられ、互いに対向する2端面に交互に引き出された複数の内部電極層を有する素体と、前記複数の内部電極層が対向する第1方向と、前記2端面が対向する第2方向とに直交する第3方向において前記素体を挟む1対のサイドマージンと、前記素体および前記1対のサイドマージンにおける前記第2方向のそれぞれの端に設けられた1対の外部電極と、を備え、前記1対のサイドマージンのうち少なくともいずれか一方は、複数のサイド誘電体層と、前記複数のサイド誘電体層を介して設けられて前記第3方向において対向し、前記第2方向に対向する2端面に交互に引き出された6層以上のサイド内部電極層と、を備える。
【選択図】 図4

特許請求の範囲【請求項1】
複数の誘電体層および前記複数の誘電体層を介して設けられ、互いに対向する2端面に交互に引き出された複数の内部電極層を有する素体と、
前記複数の内部電極層が対向する第1方向と、前記2端面が対向する第2方向とに直交する第3方向において前記素体を挟む1対のサイドマージンと、
前記素体および前記1対のサイドマージンにおける前記第2方向のそれぞれの端に設けられた1対の外部電極と、を備え、
前記1対のサイドマージンのうち少なくともいずれか一方は、複数のサイド誘電体層と、前記複数のサイド誘電体層を介して設けられて前記第3方向において対向し、前記第2方向に対向する2端面に交互に引き出された6層以上のサイド内部電極層と、を備える、積層セラミック電子部品。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記第1方向における前記素体の寸法は、前記第3方向における前記素体の寸法と前記1対のサイドマージンの寸法との和より大きい、請求項1に記載の積層セラミック電子部品。
【請求項3】
前記複数の誘電体層および前記複数のサイド誘電体層は、チタン酸バリウムを含む、請求項1に記載の積層セラミック電子部品。
【請求項4】
前記第3方向における前記複数のサイド誘電体層の平均厚さは、前記第1方向における前記複数の誘電体層の平均厚さの2倍以下である、請求項1に記載の積層セラミック電子部品。
【請求項5】
前記複数のサイド誘電体層の誘電率は、前記複数の誘電体層の誘電率以上である、請求項1に記載の積層セラミック電子部品。
【請求項6】
前記第2方向における前記素体の寸法は、前記第3方向における前記素体の寸法と前記1対のサイドマージンの寸法との和より小さい、請求項1に記載の積層セラミック電子部品。
【請求項7】
前記1対のサイドマージンのうち一方のサイドマージンのみに、6層以上の前記サイド内部電極層が設けられている、請求項1に記載の積層セラミック電子部品。
【請求項8】
請求項7に記載の積層セラミック電子部品と、
前記積層セラミック電子部品が前記一方のサイドマージン側の面を実装面として実装された実装基板と、を備える回路基板。
【請求項9】
請求項7に記載のセラミック電子部品と、
シール面と、前記シール面から窪み、前記セラミック電子部品を収容する凹部と、を有するキャリアテープと、
前記シール面に貼り付けられ、前記凹部を覆うトップテープと、
を備えることを特徴とする包装体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、積層セラミック電子部品、回路基板、および包装体に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
積層セラミックコンデンサなどの積層セラミック電子部品(例えば、特許文献1~16参照。)は、スマートフォンやパーソナルコンピュータなどの多様な電子機器に搭載されている。電子機器の小型・高性能化に伴って、回路基板上で積層セラミック電子部品に要求される容量が増加する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-149570号公報
特開2014-179583号公報
特開2015-229491号公報
特開2016-54323号公報
特開2000-232030号公報
特開2016-105453号公報
特開2013-180908号公報
特開2009-35431号公報
特開2013-206966号公報
特開2021-89940号公報
特開2013-211357号公報
特開2015-226026号公報
特開2019-140204号公報
特開2009-27101号公報
特開2021-13012号公報
US特許公開第2020/01618399
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これらの積層セラミック電子部品では、いわゆる音鳴きの問題が生じている。例えば、誘電体層厚を減らして積層数を増やすことによって容量を上げようとすると、薄層化で誘電体層への電界強度が増すことに加え積層数が増すことで積層方向における電歪が大きくなってしまい、音鳴きの問題が生じる。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、音鳴きを抑制することができる積層セラミック電子部品、回路基板、および包装体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る積層セラミック電子部品は、複数の誘電体層および前記複数の誘電体層を介して設けられ、互いに対向する2端面に交互に引き出された複数の内部電極層を有する素体と、前記複数の内部電極層が対向する第1方向と、前記2端面が対向する第2方向とに直交する第3方向において前記素体を挟む1対のサイドマージンと、前記素体および前記1対のサイドマージンにおける前記第2方向のそれぞれの端に設けられた1対の外部電極と、を備え、前記1対のサイドマージンのうち少なくともいずれか一方は、複数のサイド誘電体層と、前記複数のサイド誘電体層を介して設けられて前記第3方向において対向し、前記第2方向に対向する2端面に交互に引き出された6層以上のサイド内部電極層と、を備える。
【0007】
上記積層セラミック電子部品において、前記第1方向における前記素体の寸法は、前記第3方向における前記素体の寸法と前記1対のサイドマージンの寸法との和より大きくてもよい。
【0008】
上記積層セラミック電子部品において、前記複数の誘電体層および前記複数のサイド誘電体層は、チタン酸バリウムを含んでいてもよい。
【0009】
上記積層セラミック電子部品において、前記第3方向における前記複数のサイド誘電体層の平均厚さは、前記第1方向における前記複数の誘電体層の平均厚さの2倍以下であってもよい。
【0010】
上記積層セラミック電子部品において、前記複数のサイド誘電体層の誘電率は、前記複数の誘電体層の誘電率以上であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

太陽誘電株式会社
超音波トランスデューサ
19日前
太陽誘電株式会社
電極活物質および全固体電池
9日前
太陽誘電株式会社
情報処理装置および測定システム
19日前
太陽誘電株式会社
積層セラミック電子部品及びその製造方法
19日前
太陽誘電株式会社
積層セラミック電子部品及びその製造方法
19日前
太陽誘電株式会社
セラミック電子部品、およびセラミック電子部品の製造方法
19日前
太陽誘電株式会社
積層セラミック電子部品及びその製造方法
3日前
太陽誘電株式会社
積層セラミック電子部品の製造方法、積層セラミック電子部品及び回路基板
18日前
個人
複円環アレーアンテナ
4日前
オムロン株式会社
入力装置
4日前
太陽誘電株式会社
全固体電池
24日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
4日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
4日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
4日前
三菱電機株式会社
漏電遮断器
9日前
株式会社村田製作所
磁性部品
16日前
オムロン株式会社
電磁継電器
3日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
4日前
古河電池株式会社
非水電解質二次電池
16日前
株式会社ユーシン
スイッチ装置
24日前
TDK株式会社
電子部品
3日前
住友化学株式会社
積層基板
16日前
住友化学株式会社
積層基板
16日前
東レエンジニアリング株式会社
実装装置
24日前
ソニーグループ株式会社
発光素子
3日前
三洲電線株式会社
撚線導体
19日前
日本無線株式会社
レーダアンテナ
3日前
日本無線株式会社
ホーンアンテナ
4日前
ソニーグループ株式会社
面発光素子
23日前
三菱電機株式会社
半導体装置
19日前
川崎重工業株式会社
ロボット
23日前
ニチコン株式会社
コンデンサ
3日前
芝浦メカトロニクス株式会社
基板処理装置
19日前
オムロン株式会社
電磁継電器
3日前
株式会社カネカ
固体撮像装置
24日前
オムロン株式会社
電磁継電器
3日前
続きを見る