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公開番号2024121335
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-06
出願番号2023028379
出願日2023-02-27
発明の名称障子ユニット
出願人YKK AP株式会社
代理人弁理士法人樹之下知的財産事務所
主分類E06B 1/36 20060101AFI20240830BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】一対の障子を見付け方向に連結する連結框の見付け寸法を小さくすることができる障子ユニットを提供すること。
【解決手段】障子ユニット3を構成する一対の障子4A,4Bは、面材41と、面材41の外周部が挿入される面材挿入用溝48を有する框42,44,45,46と、を備え、各障子4A,4Bを構成する一対の連結框46A,46Bは、面材挿入用溝48を挟んで見込み方向両側に設けられた第1被固定部464A,465Bおよび第2被固定部464A,465Bを備え、見込み方向一方側に位置する第1被固定部464A,465Bが第1連結框固定ねじ31により固定されるとともに、見込み方向他方側に位置する第2被固定部464A,465Bが第2連結框固定ねじ32により固定されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
見付け方向に連結された一対の障子を備える障子ユニットであって、
前記一対の障子は、面材と、前記面材の外周部が挿入される面材挿入用溝を有する框と、を備え、
各障子を構成する前記框のうち前記見付け方向に連結される一対の連結框は、前記面材挿入用溝を挟んで見込み方向両側に設けられた第1被固定部および第2被固定部を備え、
前記見込み方向一方側に位置する前記第1被固定部同志が第1連結框固定具により固定されるとともに、前記見込み方向他方側に位置する前記第2被固定部同志が第2連結框固定具により固定されている障子ユニット。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の障子ユニットにおいて、
前記一対の連結框は、互いに近づく方向に突出する溝形成部を備え、
前記面材挿入用溝は、前記溝形成部に形成され、
前記一対の障子は、前記溝形成部同志が当接するように連結されている障子ユニット。
【請求項3】
請求項2に記載の障子ユニットにおいて、
前記一対の連結框は、それぞれ連結框本体を備え、
前記溝形成部、前記第1被固定部および前記第2被固定部は、前記連結框本体からそれぞれ見付け方向に突出するように設けられ、
一方の前記連結框の前記溝形成部の突出寸法は、前記第1被固定部の突出寸法以上であり、
前記他方の連結框の前記溝形成部の突出寸法は、前記第2被固定部の突出寸法以上である障子ユニット。
【請求項4】
請求項3に記載の障子ユニットにおいて、
前記他方の連結框の前記第1被固定部は、その先端側の部位が前記一方の連結框の前記第1被固定部に対して前記見込み方向一方側に位置するように形成され、
前記一方の連結框の前記第2被固定部は、その先端側の部位が前記他方の連結框の前記第2被固定部に対して前記見込み方向他方側に位置するように形成され、
前記第1被固定部同志は、前記見込み方向一方側から取り付けられる前記第1連結框固定具により固定され、
前記第2被固定部同志は、前記見込み方向他方側から取り付けられる前記第2連結框固定具により固定されている障子ユニット。
【請求項5】
請求項4に記載の障子ユニットにおいて、
前記一対の障子の連結部を前記見込み方向一方側から隠す第1連結部カバーおよび前記見込み方向他方側から隠す第2連結部カバーを備え、
前記一方の連結框は、前記第1連結部カバーが取り付けられる第1連結部カバー取付部を備え、
前記他方の連結框は、前記第2連結部カバーが取り付けられる第2連結部カバー取付部を備えている障子ユニット。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の障子ユニットにおいて、
前記面材挿入用溝の内部に収納され、前記面材の外周部を保持するガスケットを備え、
前記面材挿入用溝における前記面材にそれぞれ対向する一対の開口縁には、前記面材に近づく方向に突出し、前記ガスケットを隠す隠蔽部がそれぞれ形成されている障子ユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、障子ユニットに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、2つの窓装置を水平方向に連結して、壁の開口部に設置する構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の構成において、各窓装置は、上部フレームと、下部フレームと、中間フレームと、2本の側部フレームと、2枚の透光板と、を備えている。一方の透光板は、上部フレーム、中間フレームおよび2本の側部フレームにより四周が囲まれており、他方の透光板は、中間フレーム、下部フレームおよび2本の側部フレームにより四周が囲まれている。上部フレーム、下部フレーム、中間フレームおよび2本の側部フレームにおける見込み方向の中央には、透光板の端部を受け入れる受入溝が設けられている。
2つの窓装置の互いに隣り合う側部フレーム(連結側フレーム)の中空部には、それぞれ連結ブロックが収容されている。一方の連結側フレームの連結ブロックにおける見込み方向の一方側には、ねじが挿通される底壁が設けられ、見込み方向の他方側には、ねじが螺合されるナット部材が設けられている。他方の連結側フレームの連結ブロックにおける見込み方向の一方側には、ナット部材が設けられ、見込み方向の他方側には、ねじが挿通される底壁が設けられている。
2つの窓装置は、一方の連結ブロックの底壁に見付け方向に挿通されたねじが、他方の連結ブロックのナット部材に螺合されるとともに、他方の連結ブロックの底壁に見付け方向に挿通されたねじが、一方の連結ブロックのナット部材に螺合されることにより、連結されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-84687号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載のような構成では、透光板の端部を受け入れる受入溝が、ねじの固定部を構成する底壁およびナット部材よりも、連結側フレームの内周壁側に設けられているため、連結側フレームの見付け方向の寸法が大きくなってしまう。
【0005】
本発明の目的は、一対の障子を見付け方向に連結する連結框の見付け寸法を小さくすることができる障子ユニットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の障子ユニットは、見付け方向に連結された一対の障子を備える障子ユニットであって、前記一対の障子は、面材と、前記面材の外周部が挿入される面材挿入用溝を有する框と、を備え、各障子を構成する前記框のうち前記見付け方向に連結される一対の連結框は、前記面材挿入用溝を挟んで見込み方向両側に設けられた第1被固定部および第2被固定部を備え、前記見込み方向一方側に位置する前記第1被固定部同志が第1連結框固定具により固定されるとともに、前記見込み方向他方側に位置する前記第2被固定部同志が第2連結框固定具により固定されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、一対の障子を見付け方向に連結する連結框の見付け寸法を小さくすることができる障子ユニットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態における室内窓の縦断面図である。
実施形態における室内窓の横断面図である。
実施形態における室内窓を構成する一対の障子の連結部の横断面図である。
実施形態における一対の障子の連結方法の説明図であり、(A)は右障子を左障子に接触させる前の状態を示し、(B)は右障子を左障子に接触させた状態を示し、(C)は右障子を左障子に連結した状態を示す。
変形例における室内窓の縦断面図である。
変形例における室内窓の横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[実施形態]
〔室内窓の構成〕
以下、本発明の実施形態の建具である室内窓について、図面を参照して説明する。
図1は、実施形態の室内窓の縦断面図である。図2は、室内窓の横断面図である。図3は、室内窓を構成する一対の障子の連結部の横断面図である。
図1および図2に示す室内窓1は、室内空間を第1室内空間と第2室内空間に仕切る躯体である壁Fの躯体開口部としての壁開口部F1に設置される。本実施形態では、1枚の壁Fの壁開口部F1を塞ぐ腰高窓状に設置された室内窓1を例示するが、室内窓1は、左右方向の片側が開放されるように設置される構成(片側オープン納まり型)、下端が床に接触するように設置される構成(床設置型)、片側オープン納まり型と床設置型を組み合わせた構成、または、コーナー方立を介して互い直交するように設置される構成であっても良い。また、室内窓1と同じ構成を、屋外と屋内とを仕切る窓に適用しても良い。
【0010】
室内窓1は、壁開口部F1の上面F2に固定される上枠2と、上枠2に連結されるとともに壁開口部F1の下面F3に固定される障子ユニット3と、を備えている。障子ユニット3は、見付け方向に連結された一対の障子4を備えている。一対の障子4は、上段に位置する上段FIX窓40Aと、下段に位置する下段FIX窓40Bと、をそれぞれ備えている。なお、一対の障子4は、3段以上のFIX窓を備えていても良い。
なお、壁Fの壁面に沿った水平方向をX軸方向、壁面に沿った上下方向をY軸方向、壁面に直交する方向をZ軸方向とする。そして、X軸方向において、室内窓1を第1空間から見て左側の方向をX1方向、右側の方向をX2方向とし、Y軸方向において、上方向をY1方向、下方向をY2方向とし、Z軸方向において第2空間から第1空間に向かう方向をZ1方向、第1空間から第2空間に向かう方向をZ2方向とする。
(【0011】以降は省略されています)

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