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公開番号2024121272
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-06
出願番号2023028282
出願日2023-02-27
発明の名称法面被覆体及びその構築方法
出願人株式会社奥村組
代理人弁理士法人翔和国際特許事務所
主分類E02D 17/20 20060101AFI20240830BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】張ブロック間に雑草が発生することの抑制が可能な法面被覆体を提供することを目的とする。
【解決手段】法面被覆体10は、法面Aの上に敷設された敷砂1と、敷砂1の上に設置された防草シート2と、防草シート2の上に張り詰められた張ブロック3とから形成される。敷砂1は、コンクリート再生砂からなることが好ましい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
法面の上に敷設された敷砂と、前記敷砂の上に設置された防草シートと、前記防草シートの上に張り詰められた張ブロックとから形成されることを特徴とする法面被覆体。
続きを表示（約 190 文字）【請求項２】
前記敷砂は、コンクリート再生砂からなることを特徴とする請求項１に記載の法面被覆体。
【請求項３】
法面の上に敷砂を敷設する工程と、
前記敷設した敷砂を整形する工程と、
前記整形した敷砂の上に防草シートを設置する工程と、
前記防草シートの上に張ブロックを張り詰める工程とを備えることを特徴とする法面被覆体の構築方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、法面被覆体及びその構築方法に関する。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
法面を浸食、崩壊などから保護するために、主に法面の傾斜が４５度以下である場合、張ブロックを張り詰めて法面を被覆する工法が広く採用されている。張ブロックは、その側面に形成された凹凸部を噛み合わせて上下左右に隣接して連結され、法面上に張り詰められる（例えば、特許文献１，２の背景技術の欄を参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００８－１０６５０６号公報
実用新案登録第３１３８７３６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、従来の張ブロックを張り詰めた法面被覆体においては、連結された張ブロック間の隙間は小さく、雑草が生えにくい構造ではあるが、多少の隙間は発生するので、期間が経過すると、その隙間から雑草が生えることがあった。
【０００５】
このように張ブロック間に雑草が生えると、美観的に良好ではないほか、除草時の根起こしや、雑草の根の肥大化による押し上げなどの要因によって、張ブロックの連結部に歪みが生じ、品質的な問題が生じるおそれがあった。
【０００６】
本発明は、以上の点に鑑み、張ブロック間の雑草の発生を抑制することが可能な法面被覆体及びその構築方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明の法面被覆体は、法面の上に敷設された敷砂と、前記敷砂の上に設置された防草シートと、前記防草シートの上に張り詰められた張ブロックとから形成されることを特徴とする。
【０００８】
本発明の法面被覆体によれば、張ブロックの下に防草シートが設置されているので、張ブロック間の隙間からの雑草の発生を抑制することが可能となる。また、防草シートの下に敷砂が敷設されているので、防草シートを通過した水が敷砂にて保持されるため、雑草の発生をさらに抑制することが可能となる。
【０００９】
本発明の法面被覆体において、前記敷砂は、コンクリート再生砂からなることが好ましい。
【００１０】
この場合、コンクリート再生砂はコンクリート由来であって強アルカリ性であるので、雑草の発生を効果的に抑制することができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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