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公開番号
2024115404
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-26
出願番号
2023021084
出願日
2023-02-14
発明の名称
削孔システム
出願人
株式会社奥村組
代理人
個人
主分類
E21B
6/02 20060101AFI20240819BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約
【課題】削孔範囲全域において高い深さ精度を確保しながら効率良く孔を削成することができる。
【解決手段】削孔装置Aにより構造物Sに複数の孔Hを削成する削孔システムSYSにおいて、削孔区間の構造物Sの壁面SFの状況などに応じて、削孔装置Aと構造物Sとの対向間距離を構造物Sの壁面SF内の1点のみで計測する1点計測方式と、削孔箇所の全点で計測する全点計測方式とで選択できるようにした。これにより、削孔範囲の全域において高い深さ精度を確保しながら効率良く孔を削成することができる。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
削孔対象の構造物に孔を削成する削孔装置と、
前記削孔装置の動作を制御する制御手段と、
前記制御手段に対して前記削孔装置の動作の仕方を入力する入力手段と、
を備え、
前記削孔装置は、
前記削孔装置自体を前記構造物の壁面に沿って移動させる削孔装置移動手段と、
前記構造物に孔を削成する削孔手段と、
前記削孔手段を前記壁面内に沿って移動させる面内移動手段と、
前記削孔手段を前記壁面に向かって前進させるとともに、前記壁面から後退させる進退手段と、
前記削孔装置と前記構造物との対向間距離を計測する対向間距離計測手段と、
を備え、
前記入力手段は、前記対向間距離を前記壁面内の1点で計測する第1の計測方式と、前記対向間距離を削孔箇所の全点で計測する第2の計測方式とのいずれか一方を選択可能とする機能を備えるとともに、当該選択された計測方式情報を前記制御手段に入力する機能を備え、
前記制御手段は、前記入力手段から送られた前記計測方式情報に基づいて、前記対向間距離の計測動作を制御する機能を備えることを特徴とする削孔システム。
続きを表示(約 220 文字)
【請求項2】
前記入力手段は、無線通信機能を備えており、当該無線通信機能により前記制御手段と互いに電気的に接続されることを特徴とする請求項1記載の削孔システム。
【請求項3】
前記対向間距離計測手段は、前記削孔手段を待機位置から前記壁面に向かって移動させて前記削孔手段の削孔先端部が前記壁面に接触するまでの前記削孔手段の移動距離を前記対向間距離として計測することを特徴とする請求項1または2記載の削孔システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、削孔システムに関し、例えば、既設のコンクリート製の構造物に孔を削成する削孔システムに関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
地上、地中、半地下などにおいて地盤に接するコンクリート製の構造物や、鉄道や道路等に近接する地上に構築されたコンクリート製の構造物においては、耐震補強を目的として、削孔装置を用いて構造物の片側面から孔を削成し、その孔内に定着材を充填した後、後施工せん断補強鉄筋(以下、せん断補強鉄筋という)を挿入して構造物と一体化させることで当該構造体のせん断耐力を向上させる工法が行われる。
【0003】
また、コンクリート製の躯体で構成された道路、橋梁、ダム、堤防などの既設の構造物においては、耐力の維持や補強を目的として、削孔装置を用いて躯体の側面や上下面に対し、所定間隔で孔を削成し、その孔内に、あと施工アンカーを埋め込み、当該あと施工アンカーと連結するように配筋を行ってさらにコンクリートを打設する増し打ち工法が行われている。
【0004】
なお、構造物に対するせん断補強工法については、例えば特許文献1(特開2016-037787号公報)が知られている。また、構造物に対するコンクリートの増し打ち工法については、例えば特許文献2(特開2018-131848号公報)が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-037787号公報
特開2018-131848号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、上記した削孔装置においては、削孔作業に先立って、構造物に削成される複数の孔の深さを所定の値にするために、削孔装置と構造物との対向間距離を計測している。この対向間距離は、削孔装置の待機位置に設置されたドリフタの削孔ロッドを構造物の壁面に対して垂直に対峙させた状態で壁面に向かって接近させていき、削孔ロッドの先端部のビットが構造物の壁面に当たると削孔ロッドが壁面から自動的に元の待機位置に自動的に戻る一連の計測動作の中で、待機位置から壁面に当たった時までの削孔ロッドの移動量を削孔ロッドの後方に設置されたレーザー計測計によって計測することにより導き出している。
【0007】
ここで、削孔作業の効率を考慮すると、構造物の壁面内の一点で対向間距離を計測し、その値に基づいて構造物に複数の孔を削成することが考えられる。この場合、上記一連の計測動作が1回で済むので、削孔作業の効率を大幅に向上させることができる。しかし、実際の構造物においては、壁面内に凹凸部が存在していたり、横方向または高さ方向に向かって傾斜または湾曲していたり、あるいはスラブの状態等に応じて削孔装置と壁面との対向間距離を削孔範囲の途中で変えなければならなかったりする場合があるので、一点だけで削孔装置と壁面との対向間距離を決めてしまうと、場所によって所定の深さの孔を削成することができなくなる、という問題が生じる。
【0008】
そこで、孔を開ける場所毎に対向間距離を計測し、その個々の値に基づいて構造物に複数の孔を削成することが考えられる。この場合、削孔装置と壁面との対向間距離を孔毎に計測するので、複数の孔の深さ精度を向上させることができる。しかし、この場合、削孔ロッドを壁面に向かって移動し、ロッドの移動距離を計測し、ロッドを元の位置に戻す一連の計測動作を複数の孔毎に実施するので、削孔作業の効率が著しく低下する、という問題が生じる。
【0009】
そこで、削孔作業においては、如何にして削孔範囲全域の複数の孔において高い深さ精度を確保しながら効率良く孔を削成するかが重要な課題となっている。
【0010】
本発明は、上述の技術的背景からなされたものであって、削孔範囲全域において高い深さ精度を確保しながら効率良く孔を削成することのできる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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