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公開番号2025084361
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-03
出願番号2023198205
出願日2023-11-22
発明の名称ブレース取付構造
出願人株式会社奥村組
代理人個人,個人
主分類E04B 1/58 20060101AFI20250527BHJP(建築物)
要約【課題】ベースプレートの平面視寸法を縮小する。
【解決手段】ブレース取付構造Sは、柱脚部7が管状に形成された鉄骨柱4と、鉄骨柱の下面部に取り付けられたベースプレート17と、鉄骨柱の柱脚部とベースプレートに取り付けられたガセットプレート10と、ガセットプレートに取り付けられたブレース8とを備える。鉄骨柱の柱脚部に、ガセットプレートが挿通される隙間が設けられ、隙間に挿通されたガセットプレートが、鉄骨柱の柱脚部の内部においてベースプレートに溶接される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
柱脚部が管状に形成された鉄骨柱と、
前記鉄骨柱の下面部に取り付けられたベースプレートと、
前記鉄骨柱の柱脚部と前記ベースプレートに取り付けられたガセットプレートと、
前記ガセットプレートに取り付けられたブレースと、
を備え、
前記鉄骨柱の柱脚部に、前記ガセットプレートが挿通される隙間が設けられ、
前記隙間に挿通された前記ガセットプレートが、前記鉄骨柱の柱脚部の内部において前記ベースプレートに溶接される
ことを特徴とするブレース取付構造。
続きを表示（約 540 文字）【請求項２】
前記鉄骨柱の柱脚部における対向する２面に前記隙間が設けられ、
前記ガセットプレートが２つの前記隙間に挿通され、前記鉄骨柱の柱脚部を貫通する
請求項１に記載のブレース取付構造。
【請求項３】
前記鉄骨柱の柱脚部から突出された前記ガセットプレートの一方の端部に、前記ブレースの取付部が設けられる
請求項１に記載のブレース取付構造。
【請求項４】
前記鉄骨柱の柱脚部から突出された前記ガセットプレートの両方の端部に、前記ブレースの取付部が設けられる
請求項１に記載のブレース取付構造。
【請求項５】
前記鉄骨柱の柱脚部が、縦割り状態で２分割された２つの分割片により構成され、
前記２つの分割片の間に前記隙間が設けられる
請求項１に記載のブレース取付構造。
【請求項６】
前記２つの分割片が、鋼管を２分割することにより形成される
請求項５に記載のブレース取付構造。
【請求項７】
前記２つの分割片の上端面部と、前記ガセットプレートの上端面部とに、通しダイヤフラムが溶接により取り付けられる
請求項５に記載のブレース取付構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示はブレース取付構造に関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
一般に、鉄骨造の建物において、鉄骨柱の柱脚部に、ブレースの端部を取り付けることが広く行われている。この場合、鉄骨柱の下面部にベースプレートが取り付けられ、鉄骨柱の柱脚部とベースプレートにガセットプレートが取り付けられる。ブレースの端部はこのガセットプレートに取り付けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００８－１３９１２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
一般にガセットプレートは、鉄骨柱の柱脚部の外側面と、鉄骨柱の柱脚部から水平方向に突出するベースプレートの上面とに溶接されて取り付けられる。
【０００５】
しかし、ガセットプレートとベースプレートの溶接長を確保するため、ベースプレートの平面視寸法が大きくなる問題がある。ベースプレートが大きくなれば、これを取り付ける礎柱の平面視寸法も大きくなり、建設コストが増加する虞がある。
【０００６】
そこで本開示は、かかる事情に鑑みて創案され、その目的は、ベースプレートの平面視寸法を縮小することができるブレース取付構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本開示の一の態様によれば、
柱脚部が管状に形成された鉄骨柱と、
前記鉄骨柱の下面部に取り付けられたベースプレートと、
前記鉄骨柱の柱脚部と前記ベースプレートに取り付けられたガセットプレートと、
前記ガセットプレートに取り付けられたブレースと、
を備え、
前記鉄骨柱の柱脚部に、前記ガセットプレートが挿通される隙間が設けられ、
前記隙間に挿通された前記ガセットプレートが、前記鉄骨柱の柱脚部の内部において前記ベースプレートに溶接される
ことを特徴とするブレース取付構造が提供される。
【０００８】
好ましくは、前記鉄骨柱の柱脚部における対向する２面に前記隙間が設けられ、
前記ガセットプレートが２つの前記隙間に挿通され、前記鉄骨柱の柱脚部を貫通する。
【０００９】
好ましくは、前記鉄骨柱の柱脚部から突出された前記ガセットプレートの一方の端部に、前記ブレースの取付部が設けられる。
【００１０】
好ましくは、前記鉄骨柱の柱脚部から突出された前記ガセットプレートの両方の端部に、前記ブレースの取付部が設けられる。
（【００１１】以降は省略されています）

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