TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024120506
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-05
出願番号2023027340
出願日2023-02-24
発明の名称建設機械のバッテリ固定構造
出願人コベルコ建機株式会社
代理人個人,個人
主分類E02F 9/00 20060101AFI20240829BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】金属製固定部によって固定されるバッテリに関し、ボルトやネジ等で相互に連結固定されているバッテリの接続端子とケーブルのターミナルを連結解除する際、当該ボルト等を緩める工具が金属製固定部に接触して、電気的な短絡(いわゆるショート)が発生することを防止する。
【解決手段】建設機械のバッテリ支持部24に取り外し可能に取付されてバッテリ31,32をバッテリ支持部24に固定する固定部51,52に、ケーブル33,37のターミナルおよびバッテリ31,32の接続端子を覆うカバー部56,66が設けられる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
建設機械のバッテリ支持部に搭載されるバッテリを固定する構造であって、
前記バッテリ支持部に取り外し可能に取付されて前記バッテリを前記バッテリ支持部に固定する固定部と、
前記固定部に設けられる部材であって、互いに連結される建設機械のケーブルのターミナルおよび前記バッテリの接続端子を覆うカバー部とを備える、建設機械のバッテリ固定構造。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記固定部は、前記バッテリの一側から他側まで延在し、前記バッテリ接続端子のプラス端子とマイナス端子の間のバッテリ上面に被さり、前記バッテリを前記バッテリ支持部に押し付ける押さえ部材を含み、
前記カバー部は前記押さえ部材の一端部と結合する、請求項1に記載の建設機械のバッテリ固定構造。
【請求項3】
前記バッテリ支持部には互いに隣り合う2個の前記バッテリが搭載され、
各バッテリは直方体であって、前記プラス端子及び前記マイナス端子はお互いに間隔を開けて前記バッテリ上面に設けられ、
前記押さえ部材は、前記各バッテリに設けられ、
一方の前記押さえ部材に設けられる前記カバー部は、他方の前記押さえ部材に押し付けられる前記バッテリのプラス端子を覆う、請求項2に記載の建設機械のバッテリ固定構造。
【請求項4】
前記2個のバッテリは、一方の前記バッテリの前記押さえ部材に対し、他方の前記バッテリの前記マイナス端子が遠くなり、かつ、他方のバッテリの前記プラス端子が近くなるよう、互いにずれて配置され、
前記一方の前記バッテリの前記押さえ部材に設けられた前記カバー部は、前記他方の前記バッテリの前記プラス端子及び前記ケーブルの前記ターミナルを覆うように設けられる、請求項3に記載の建設機械のバッテリ固定構造。
【請求項5】
前記バッテリ支持部は、前記建設機械の後部領域の一側寄りに配置され、
前記2個のバッテリは、前記後部領域の後部壁に覆われ、
前記後部壁は、中央部が一側および他側よりも後方へ張り出す形状であって、平面視において前記一側から前記中央部へ向かうにつれて後方にせり出すよう傾斜し、
前記一方のバッテリは、前記他方のバッテリよりも中央寄りかつ後方寄りにずれて配置される、請求項4に記載の建設機械のバッテリ固定構造。
【請求項6】
前記2個のバッテリは、前記建設機械の前記後部領域に配置されるラジエタよりも一側寄りで、建設機械の幅方向に隣り合いかつ前後方向にずれて配置され、
後側の前記バッテリの前方にラジエタ用の部品が配置されている、請求項4に記載の建設機械のバッテリ固定構造。
【請求項7】
前記押さえ部材は、1対の側壁と、これら側壁の縁部にそれぞれ一体結合する中間壁とを有するプレートである、請求項2~6のいずれかに記載の建設機械のバッテリ固定構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、蓄電池を搭載する建設機械に関し、特に、蓄電池の固定構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
建設機械やその他の車両は、エンジンを始動するスタータモータ、灯火類、電機類等の補機に電力を供給するため、直方体の汎用バッテリ(例えば鉛蓄電池等)を搭載する。汎用バッテリを車両の所定位置に固定する技術として従来、国際公開第2016/163224号(特許文献1)に記載のものが知られている。特許文献1記載の汎用バッテリは、1個の直方体であって、車両のエンジンルーム内のバッテリ支持ベースに設置される。汎用バッテリ上面の両端部には電極のプラス端子およびマイナス端子が突設されている。プラス端子及びマイナス端子にはそれぞれ、バッテリケーブルのターミナルがボルトやネジ等で連結されている。プラス端子およびターミナルの連結箇所は外側からカバー部材で覆われる。
【0003】
かかるカバー部材から離隔して、バッテリの上面を上方から押さえて固定する押さえプレートがバッテリ上面の中央部を横切って設けられている。押さえプレートはその両端部を、バッテリ支持ベースに立設される1対の締結ロッドに固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2016/163224号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記従来のようなバッテリ固定構造にあっては、以下に説明するような問題を生ずる。つまり押さえプレートでバッテリを固定したまま、プラス端子を覆うカバー部材のみを取り外し、ケーブルのターミナルおよびバッテリのプラス端子の相互連結を解除する際、作業者が当該ネジ止め箇所のネジに金属製の工具を係合させて、当該工具を手で回動または揺動させるところ、当該工具が金属製の押さえプレートに接触して、電気的な短絡(いわゆるショート)が発生する懸念がある。
【0006】
特に昨今、スペース的に制約された領域に複数の12Vバッテリを互いに接近させて直列接続し、建設機械の電気配線の高電圧化、大電流化が進んでいる。このためバッテリ固定構造において上述したショートによる事故を防止する構造が益々要求される。
【0007】
本発明は、上述の実情に鑑み、従来よりも改良されたバッテリの固定構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この目的のため本発明による建設機械のバッテリの固定構造は、建設機械のバッテリ支持部に搭載されるバッテリを固定する構造であることを前提とし、バッテリ支持部に取り外し可能に取付されてバッテリをバッテリ支持部に固定する固定部と、固定部に設けられる部材であって互いに連結される建設機械のケーブルのターミナルおよびバッテリの接続端子を覆うカバー部とを備える。
【0009】
かかる本発明によれば、互いに連結される建設機械のケーブルターミナルおよびバッテリ接続端子を覆うカバー部が、バッテリをバッテリ支持部に固定する固定部に設けられる。そしてケーブルターミナルおよびバッテリ接続端子の相互連結を解除するためには、それ以前に固定部を取り外す必要がある。したがって上記の相互連結を解除する際、相互連結箇所に工具を係合させて当該工具を回動ないし揺動させても、当該工具が固定部に当接せず、電気的な短絡が防止される。
【0010】
固定部の構造は特に限定されない。本発明の一局面として固定部は、バッテリの一側から他側まで延在し、バッテリ接続端子のプラス端子とマイナス端子の間のバッテリ上面に被さり、当該バッテリをバッテリ支持部に押し付ける押さえ部材を含む。そしてカバー部は押さえ部材の一端部と結合する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

大和ハウス工業株式会社
柱脚
9日前
日鉄建材株式会社
土砂捕捉柵
23日前
日鉄建材株式会社
土砂捕捉柵
23日前
株式会社高知丸高
仮締切構造体
11日前
株式会社パルパルス
抜け止め装置
25日前
株式会社エスイー
対土石流構造物
4日前
日本ソリッド株式会社
防舷材の保護方法
17日前
大和ハウス工業株式会社
バケット
23日前
日立建機株式会社
建設機械
24日前
日立建機株式会社
作業機械
16日前
日立建機株式会社
作業機械
23日前
日立建機株式会社
作業機械
25日前
住友重機械工業株式会社
作業機械
3日前
清水建設株式会社
杭圧入機
4日前
株式会社テノックス
共回り監視装置
19日前
エバタ株式会社
地下構造物の浮上防止方法
9日前
株式会社西原鉄工所
コンクリートブロック
19日前
株式会社テノックス
深層混合処理工法
19日前
西部電機株式会社
水門開閉装置
16日前
炎重工株式会社
桟橋及び移動体システム
23日前
株式会社日立建機ティエラ
建設機械
23日前
株式会社日立建機ティエラ
作業機械
23日前
日立建機株式会社
建設機械
24日前
日立建機株式会社
建設機械
24日前
コベルコ建機株式会社
作業機械の制御装置
24日前
日立建機株式会社
建設機械
24日前
C技研株式会社
切削装置
19日前
鹿島建設株式会社
運搬機構および管体の搬送方法
17日前
ヤンマーホールディングス株式会社
建設機械
24日前
ヤンマーホールディングス株式会社
作業機械
24日前
日鉄建材株式会社
梁部材の取付構造及び土砂捕捉柵
23日前
日立建機株式会社
作業機械
23日前
日立建機株式会社
作業機械
24日前
日立建機株式会社
作業機械
25日前
株式会社田口クリエイト
バケット
9日前
日立建機株式会社
作業機械
24日前
続きを見る