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公開番号2024172887
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023090925
出願日2023-06-01
発明の名称水中基礎マウンド保護ネット
出願人株式会社横河NSエンジニアリング
代理人個人,個人
主分類E02B 3/08 20060101AFI20241205BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】多数の工事車両の連行、渋滞による走行経路における周辺住民への迷惑等を最小化する工事車両の運行管理方法及び運行管理システムを提供する。
【解決手段】生コンプラントの所在地xと建設現場の所在地yとを結ぶ道路上の交差点a,b,c,d及び渋滞予測地eに、GNSSによる位置情報を利用した多数のジオフェンスA,B,C,D,Eを設定する。生コン車2が各ジオフェンスA,B,C,D,Eを通過する毎に、各生コン車2のジオフェンスA,B,C,D,Eへの入退出時刻をホストコンピョュータ1のデータ管理サーバに発信して蓄積する。データ管理サーバに蓄積されたデータに基いて、各生コン車2の位置、走行速度に基づいた走行位置における渋滞状況、生コン車2どうしの間隔を算定し、これらの算定結果に基いて、各生コン車2に対して走行速度の調整またはルート変更の指示を発する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
複数の工事車両の運行データを蓄積するデータ管理サーバと、前記データ管理サーバに各工事車両の位置情報を発信する位置情報発信アプリと、前記データ管理サーバに蓄積された前記運行テータを確認する運行管理webアプリとを備えてなる工事車両運行管理システムを用いた工事車両の運行管理方法であって、前記工事車両が移動する出発地と到着地を結ぶルート上にGNSSによる位置情報を利用した多数のジオフェンスを、間隔をおいて設定し、前記各工事車両が各ジオフェンスを通過する毎に、前記各工事車両の前記ジオフェンスへの入退出時刻を前記データ管理サーバに発信して蓄積し、前記データ管理サーバに蓄積されたデータに基づいて、前記各工事車両の位置、前記走行速度に基づいた走行位置における渋滞状況、前記工事車両どうしの間隔を算定し、これらの算定結果に基づいて、前記各工事車両に対して走行速度の調整、またはルート変更の指示を発するようにすることを特徴とする工事車両の運行管理方法。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
請求項1記載の工事車両の運行管理方法において、前記位置情報発信アプリは前記工事車両のドライバーが携帯する通信端末にインストールされていることを特徴とする工事車両の運行管理方法。
【請求項3】
複数の工事車両の運行データを蓄積するデータ管理サーバと、前記データ管理サーバに各工事車両の位置情報を発信する位置情報発信アプリと、前記データ管理サーバに蓄積された前記運行テータを確認する運行管理webアプリとを備えてなる工事車両運行管理システムであって、前記工事車両が移動する出発地と到着地とを結ぶルート上に、間隔をおいて設定された、GNSSによる位置情報を利用した多数のジオフェンスと、前記各工事車両が各ジオフェンスを通過する毎に、前記各工事車両の前記ジオフェンスへの入退出時刻を前記データ管理サーバに発信する工事車両入退出時刻発信手段と、前記データ管理サーバに蓄積されたデータに基づいて、前記各工事車両の位置、前記走行速度に基づいた走行位置における渋滞状況、前記工事車両どうしの間隔を算定する算定手段と、前記算定手段によって算定された算定結果に基づいて、前記各工事車両に対して走行速度の調整またはルート変更の指示を発する指示手段を備えていることを特徴とする工事車両の運行管理システム。
【請求項4】
請求項3記載の工事車両の運行管理システムにおいて、前記位置情報発信アプリは、前記工事車両のドライバーが携帯する通信端末にインストールされていることを特徴とする工事車両の運行管理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、橋梁や防波堤、或いは護岸などの基礎部分として、多量の捨て石を投入することにより築造された水中基礎マウンドの上に敷設され、水中基礎マウンドとして投入された捨て石が激しい波や水流等によって流失することから保護する水中基礎マウンド保護ネットに関し、特に製品品質の安定化、輸送費の大幅な削減および現場作業の大幅な省力化、さらには現場組立費や全体工費の削減等を可能にしたものである。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
海底、河川底または湖沼底などの水底に築造される橋梁や防波堤、或いは護岸などの基礎部分として、多量の捨て石を投入することにより築造される水中基礎マウンドが知られている。
【0003】
この種の水中捨て石基礎マウンドは、一般にコンクリート製根固めブロックや保護ネット等によって被覆することにより、水中基礎マウンドとして投入された捨て石が激しい波や水流などによって流失しないように保護されている。
【0004】
例えば、特許文献1には、鋼製のフレームが平面的に組まれて形成された外枠内に、基礎捨て石移動防止用のチェーン或いはワイヤー等を取り付けることにより構成された水中基礎マウンド保護ネット構造の発明が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平9-316848号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、コンクリート製根固めブロックによる保護は、ブロック一個当たりの重量が非常に重く、しかもブロック一個当たりの基礎マウンドの保護面積が小さいため大量に投入する必要があった。
【0007】
また、特許文献1の水中基礎マウンド保護ネットは、コンクリート製根固めブロックに比べ軽量で基礎マウンドを広く保護できるが、保護面積を大きくすると陸送ができないサイズになることで、以下に述べるような二つの課題があった。
【0008】
一つは、陸送に対応した工場での製作の場合、保護ネットの外枠を個別に分離した状態で現場に搬入し、現場にて溶接によって組み立てることになるため、現場作業が非常に多く煩雑になりやすく、また製品の品質についても作業条件等に大きく左右されやすい等の課題があった。
【0009】
二つ目は、工場で組み立て海上輸送とした場合に、輸送費が大幅に嵩み、また、輸送が天候に左右されやすいという課題が多々あった。
【0010】
本発明は、以上の課題を解決するためになされたもので、特に製品品質の安定化、輸送費の大幅な削減および現場作業の大幅な省力化、さらには現場組立費や全体工費の削減等を可能にした水中基礎マウンド保護ネットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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