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公開番号2024115402
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-26
出願番号2023021082
出願日2023-02-14
発明の名称削孔装置用のレール
出願人株式会社奥村組
代理人個人
主分類E04G 21/16 20060101AFI20240819BHJP(建築物)
要約【課題】削孔装置の移動をガイドするレールを削孔現場に簡単に設置することができる。
【解決手段】削孔装置Aの走行をガイドする走行レールGRを、一対の長尺レール部90と、これらの間に着脱自在の状態で設けられた連結部材91と、一対の長尺レール部90の外側突出部90bの貫通孔を通じてスラブ部に打ち込まれたアンカー部材92と、走行方向に隣接する長尺レール部90同士を連結するように着脱自在の状態で取り付けられた連結部材93とで構成した。これにより、走行レールGRを分解した状態で持ち運び組み立てることができるので、削孔現場に走行レールGRを簡単に設置することができる。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
削孔対象の壁面に交差する床部上に前記壁面に沿って並んだ状態で設置された少なくとも2組の単位レール部を備え、
前記単位レール部を構成する部材であって、前記壁面に沿って延在し、互いに対向した状態で前記床部上に設置された一対の長尺レール部と、
前記一対の長尺レール部の各々に一体的に設けられ、前記一対の長尺レール部の各々から前記一対の長尺レール部同士が対向する内方に向かって突出した状態で設けられた一対の第1の突出部と、
前記一対の長尺レール部の各々に一体的に設けられ、前記一対の長尺レール部の各々から外方に向かって突出した状態で設けられた一対の第2の突出部と、
前記第2の突出部の上下面を貫通するように設けられた第1の貫通孔と、
前記単位レール部を構成する部材であって、前記一対の第2の突出部の各々の前記第1の貫通孔を通じて前記床部に設置され、前記一対の長尺レール部を着脱自在の状態で前記床部に固定する固定部材と、
前記単位レール部を構成する部材であって、前記一対の長尺レール部の間に設けられ、前記一対の第1の突出部に着脱自在の状態で取り付けられて前記一対の長尺レール部同士を互いに連結する第1の連結部材と、
前記壁面に沿って互いに隣接する前記単位レール部同士の前記長尺レール部の各々の先端部に着脱自在の状態で取り付けられて前記単位レール部同士の前記長尺レール部同士を互いに連結する第2の連結部材と、
を備えることを特徴とする削孔装置用のレール。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第1の連結部材は、当該第1の連結部材に設けられた第1の篏合部と、前記第1の突出部に設けられた第2の篏合部とを嵌め合わすことにより、前記第1の突出部に着脱自在の状態で取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の削孔装置用のレール。
【請求項3】
前記第2の連結部材は、当該第2の連結部材に設けられた第3の篏合部と、前記長尺レール部の先端部に設けられた第4の篏合部とを嵌め合わすことにより、前記長尺レールに着脱自在の状態で取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の削孔装置用のレール。
【請求項4】
前記第1の連結部材は、当該第1の連結部材に設けられた第1の篏合部と、前記第1の突出部に設けられた第2の篏合部とを嵌め合わすことにより、前記第1の突出部に着脱自在の状態で取り付けられていることを特徴とする請求項3記載の削孔装置用のレール。
【請求項5】
前記一対の長尺レール部は、L字型鋼材によって構成されており、該L字型鋼材の山側を上に向けた状態で前記床部上に設置されることを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の削孔装置用のレール。
【請求項6】
前記一対の長尺レール部には、前記第2の突出部とは異なる位置に、前記一対の長尺レール部の各々から外方に向かって突出する一対の第3の突出部が設けられ、前記一対の第3の突出部には、当該第3の突出部の上下面を貫通する貫通孔であって、前記固定部材を挿入される第2の貫通孔が設けられていることを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の削孔装置用のレール。
【請求項7】
前記一対の長尺レール部は、L字型鋼材によって構成されており、該L字型鋼材の山側を上に向けた状態で前記床部上に設置されることを特徴とする請求項6記載の削孔装置用のレール。
【請求項8】
前記固定部材は、ネジ式のアンカー部材により構成されていることを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の削孔装置用のレール。
【請求項9】
前記一対の長尺レール部は、L字型鋼材によって構成されており、該L字型鋼材の山側を上に向けた状態で前記床部上に設置されることを特徴とする請求項8記載の削孔装置用のレール。
【請求項10】
前記一対の長尺レール部には、前記第2の突出部とは異なる位置に、前記一対の長尺レール部の各々から外方に向かって突出する一対の第3の突出部が設けられ、前記一対の第3の突出部には、上下面を貫通する貫通孔であって、前記固定部材を挿入される第2の貫通孔が設けられていることを特徴とする請求項8記載の削孔装置用のレール。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、削孔装置用のレールに関し、例えば、既設のコンクリート製の構造物に孔を削成する削孔装置を移動させるときにガイドとなるレールの構造に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
地上、地中、半地下などにおいて地盤に接するコンクリート製の構造物や、鉄道や道路等に近接する地上に構築されたコンクリート製の構造物においては、耐震補強を目的として、削孔装置を用いて構造物の片側面から孔を削成し、その孔内に定着材を充填した後、後施工せん断補強鉄筋(以下、せん断補強鉄筋という)を挿入して構造物と一体化させることで当該構造体のせん断耐力を向上させる工法が行われる。
【0003】
また、コンクリート製の躯体で構成された道路、橋梁、ダム、堤防などの既設の構造物においては、耐力の維持や補強を目的として、削孔装置を用いて躯体の側面や上下面に対し、所定間隔で孔を削成し、その孔内に、あと施工アンカーを埋め込み、当該あと施工アンカーと連結するように配筋を行ってさらにコンクリートを打設する増し打ち工法が行われている。
【0004】
なお、構造物に対するせん断補強工法については、例えば特許文献1(特開2016-037787号公報)が知られている。また、構造物に対するコンクリートの増し打ち工法については、例えば特許文献2(特開2018-131848号公報)が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-037787号公報
特開2018-131848号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、上記した削孔工事においては、削孔対象範囲が長い場合、削孔装置を壁面に沿って移動しながら削孔するか、壁に対して垂直に削孔するため、壁に対して平行に削孔装置を移動させることが必要となる。このため、削孔工事現場の床面に、コンクリートの壁面に沿ってレールを敷設し、そのレールに沿って削孔装置を移動させることが考えられる。
【0007】
しかし、現状の削孔工事においては、当該レールの構造や設置技術が確立しておらず、如何にして、削孔装置の移動をガイドするレールを簡単に設置できるようにするかが重要な課題となっている。
【0008】
本発明は、上述の技術的背景からなされたものであって、削孔装置の移動をガイドするレールを削孔現場に簡単に設置することのできる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明の削孔装置用のレールは、削孔対象の壁面に交差する床部上に前記壁面に沿って並んだ状態で設置された少なくとも2組の単位レール部を備え、前記単位レール部を構成する部材であって、前記壁面に沿って延在し、互いに対向した状態で前記床部上に設置された一対の長尺レール部と、前記一対の長尺レール部の各々に一体的に設けられ、前記一対の長尺レール部の各々から前記一対の長尺レール部同士が対向する内方に向かって突出した状態で設けられた一対の第1の突出部と、前記一対の長尺レール部の各々に一体的に設けられ、前記一対の長尺レール部の各々から外方に向かって突出した状態で設けられた一対の第2の突出部と、前記第2の突出部の上下面を貫通するように設けられた第1の貫通孔と、前記単位レール部を構成する部材であって、前記一対の第2の突出部の各々の前記第1の貫通孔を通じて前記床部に設置され、前記一対の長尺レール部を着脱自在の状態で前記床部に固定する固定部材と、前記単位レール部を構成する部材であって、前記一対の長尺レール部の間に設けられ、前記一対の第1の突出部に着脱自在の状態で取り付けられて前記一対の長尺レール部同士を互いに連結する第1の連結部材と、前記壁面に沿って互いに隣接する前記単位レール部同士の前記長尺レール部の各々の先端部に着脱自在の状態で取り付けられて前記単位レール部同士の前記長尺レール部同士を互いに連結する第2の連結部材と、を備えることを特徴とする。
【0010】
請求項2に記載の本発明の削孔装置用のレールは、上記請求項1に記載の発明において、前記第1の連結部材は、当該第1の連結部材に設けられた第1の篏合部と、前記第1の突出部に設けられた第2の篏合部とを嵌め合わすことにより、前記第1の突出部に着脱自在の状態で取り付けられていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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