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公開番号2024120615
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-05
出願番号2023027516
出願日2023-02-24
発明の名称端子
出願人I-PEX株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H01R 4/18 20060101AFI20240829BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】芯線の抜けに対する強度を向上しつつ、接触抵抗の低減が可能な端子を提供する。
【解決手段】端子1は、芯線圧着部10を備える。芯線圧着部10は、電線50の芯線51と接触する内面において、凹部10aが設けられている。凹部10aには、圧着される芯線51が伸びる第1方向D1に直交する第1の線11と、第1方向D1に対して交差すると共に円弧状に形成されている第2の線12と、第1の線11の一方の端部と第2の線12の一方の端部とをつなぐ第3の線13と、第1の線11の他方の端部と第2の線12の他方の端部とをつなぐ第4の線14とから構成される開口が形成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
圧着される芯線が伸びる第1方向に直交する第1の線と、前記第1方向に対して交差すると共に円弧状に形成されている第2の線と、前記第1の線の一方の端部と前記第2の線の一方の端部とをつなぐ第3の線と、前記第1の線の他方の端部と前記第2の線の他方の端部とをつなぐ第4の線と、から構成される開口が形成されている凹部が、前記芯線と接触する内面に設けられている芯線圧着部を備える、端子。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記第1の線は、前記芯線圧着部に前記芯線が圧着されている状態において、前記第2の線よりも前記芯線の先端に近い位置に形成されている、請求項1に記載の端子。
【請求項3】
前記第2の線は、前記芯線圧着部に前記芯線が圧着されている状態において、前記第1の線よりも前記芯線の先端から遠い位置に突出する円弧状に形成されている、請求項1に記載の端子。
【請求項4】
前記第3の線と前記第4の線とは、互いに異なる傾きで形成されている部分を含む、請求項1に記載の端子。
【請求項5】
前記第3の線と前記第4の線とは、前記芯線圧着部に前記芯線が圧着されている状態において、前記第1の線よりも前記芯線の先端から遠い位置に互いに広がるように形成され、
前記第2の線の長さは、前記第1の線の長さよりも長い、請求項4に記載の端子。
【請求項6】
前記凹部は、複数形成されている、請求項1に記載の端子。
【請求項7】
前記第1方向において隣り合う前記凹部は、前記第1方向に直交する第2方向にずれた位置に形成されている、請求項6に記載の端子。
【請求項8】
前記第1の線は、直線に形成されている、請求項1に記載の端子。
【請求項9】
前記芯線圧着部の一方寄りの端部に設けられ、相手端子が接続される本体部と、
前記芯線圧着部の他方寄りの端部に設けられ、前記芯線を覆う絶縁性の被覆部に圧着される被覆圧着部と、
を備える、請求項1から8のいずれか一項に記載の端子。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、端子に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、電線の端末に接続される端子が開示されている。この端子は、電線の芯線に圧着される芯線圧着部を備える。芯線圧着部には、圧着された芯線が伸びる方向と交差する方向に伸びる複数本の溝部が設けられている。
【0003】
特許文献1に記載の端子においては、芯線圧着部が芯線に圧着されると、芯線が溝部に押し付けられる。この溝部によって芯線が屈曲するので、芯線圧着部からの芯線の抜けに対する強度が向上される。また、溝部の縁によって芯線の表面に形成された酸化被膜が切断され、酸化被膜に覆われた芯線の導電性部分と芯線圧着部とが電気的に接触する。この接触により、芯線と芯線圧着部との接触抵抗が低減される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-9789号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の端子では、圧着された芯線が伸びる方向と交差する方向に溝部を単に設けているだけのため、芯線圧着部からの芯線の抜けに対する強度が不足するという問題があった。また、溝部を単に設けているだけのため、溝部の縁による、芯線の表面にできた酸化被膜の切断が十分ではなく、芯線の導電性部分と芯線圧着部との電気的な接触量が十分ではない。したがって、特許文献1に記載の端子では、芯線と芯線圧着部との接触抵抗の低減が十分ではないという問題があった。
【0006】
本発明は、上述の事情の下になされたもので、芯線の抜けに対する強度を向上しつつ、接触抵抗の低減が可能な端子の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述の目的を達成するために、本発明に係る端子は、
圧着される芯線が伸びる第1方向に直交する第1の線と、前記第1方向に対して交差すると共に円弧状に形成されている第2の線と、前記第1の線の一方の端部と前記第2の線の一方の端部とをつなぐ第3の線と、前記第1の線の他方の端部と前記第2の線の他方の端部とをつなぐ第4の線と、から構成される開口が形成されている凹部が、前記芯線と接触する内面に設けられている芯線圧着部を備える。
【0008】
前記第1の線は、前記芯線圧着部に前記芯線が圧着されている状態において、前記第2の線よりも前記芯線の先端に近い位置に形成されていてもよい。
【0009】
前記第2の線は、前記芯線圧着部に前記芯線が圧着されている状態において、前記第1の線よりも前記芯線の先端から遠い位置に突出する円弧状に形成されていてもよい。
【0010】
前記第3の線と前記第4の線とは、互いに異なる傾きで形成されている部分を含んでいてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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