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公開番号2024120508
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-05
出願番号2023027344
出願日2023-02-24
発明の名称磁気ディスク装置及びキャッシュ制御方法
出願人株式会社東芝,東芝デバイス&ストレージ株式会社
代理人弁理士法人スズエ国際特許事務所
主分類G11B 20/10 20060101AFI20240829BHJP(情報記憶)
要約【課題】コマンドの特性を考慮した磁気ディスク装置及びキャッシュ制御方法を提供することを目的とする。
【解決手段】実施形態に係る磁気ディスク装置は、ディスクへのデータの書き込み命令または前記ディスクのデータの読み込み命令を含むコマンドであって、前記コマンドに含まれる付随情報に基づいてキャッシュ制御を実行する制御部を備える。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
ディスクへのデータの書き込み命令または前記ディスクのデータの読み込み命令を含むコマンドであって、
前記コマンドに含まれる付随情報に基づいてキャッシュ制御を実行する制御部を備える磁気ディスク装置。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
前記付随情報と前記コマンドを受信した際のキャッシュ制御の動作との対応関係を規定する条件表データを格納する記憶部を備える請求項1に記載の磁気ディスク装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記条件表データに基づいてキャッシュ制御を実施する請求項2に記載の磁気ディスク装置。
【請求項4】
前記付随情報は、ATA Command Set-5に規定されるCommand Duration Limits feature set(CDL)のDescriptorである請求項3に記載の磁気ディスク装置。
【請求項5】
過去に受信した複数のコマンドデータを解析する解析部を備え、
前記制御部は、前記解析の結果に基づいて前記対応関係を決定する請求項4に記載の磁気ディスク装置。
【請求項6】
前記解析部は、前記Descriptor毎に一定量n個のコマンドデータに対して解析することを特徴とする請求項5に記載の磁気ディスク装置。
【請求項7】
第2コマンドは、第1コマンドと同一の命令及び同一のDescriptorを含み、前記ディスク上において、前記第1コマンドの指定する第1ブロックに隣接する第2ブロックを指定するコマンドであって、
前記解析部は、前記第2コマンドが前記第1コマンドと連続して受信される割合であるシーケンシャル比率を算出する請求項6に記載の磁気ディスク装置。
【請求項8】
前記シーケンシャル比率をDescriptor毎に算出して保持することを特徴とする請求項7に記載の磁気ディスク装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記解析部が求めた前記シーケンシャル比率と予め設定された前記シーケンシャル比率とに対する閾値に基づいて、キャッシュ制御の動作を決定する請求項8に記載の磁気ディスク装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記解析部が求めた前記シーケンシャル比率と予め設定された前記シーケンシャル比率とに対する閾値に基づいて、先読みデータ量を決定する請求項9に記載の磁気ディスク装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明の実施形態は、データをキャッシュする磁気ディスク装置及びキャッシュ制御方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
ハードディスクの性能を向上させることを目的としてリードコマンドで指定したLogical Block Address(LBA)の後続LBAをリードしつづける先読み技術などのキャッシュ制御技術が広く使われている。先読み技術は、リードコマンドによるLBAへのアクセスの連続性に着目し、後続LBAをあらかじめキャッシュに溜めることで応答性能を向上することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第7487290号明細書
米国特許第11194725号明細書
米国特許第7437502号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、先読みを行っても、キャッシュした後続LBAに対するリードコマンドが続いて来ないと先読みした時間、消費電力などが無駄になることがある。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、コマンドの特性を考慮した磁気ディスク装置及びキャッシュ制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態に係る磁気ディスク装置は、ディスクへのデータの書き込み命令または前記ディスクのデータの読み込み命令を含むコマンドであって、前記コマンドに含まれる付随情報に基づいてキャッシュ制御を実行する制御部を備える。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態に係る磁気ディクス装置の機能ブロック図である。
図2は、実施形態に係る磁気ディクス装置のシーケンシャルリードの概念を示す模式図である。
図3は、実施形態に係る磁気ディクス装置のディスクデータの先読み技術の概念を示す模式図である。
図4は、実施形態に係る磁気ディクス装置に記憶される発行コマンドデータの例を示す図である。
図5は、実施形態に係る磁気ディクス装置による発行コマンドデータの解析処理を示すフローチャートである。
図6は、実施形態に係る磁気ディクス装置に記憶される付随情報ごとに指定されるキャッシュ制御の有無を示す条件表の例を示す図である。
図7は、実施形態に係る磁気ディクス装置によるディスクデータの先読み処理を示すフローチャートである。
図8は、変形例に係る磁気ディクス装置に記憶される付随情報に対して指定されるキャッシュ制御の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
(実施形態)
本実施形態における磁気ディスク装置は、ホストが送信するコマンドの付随情報毎に解析する。付随情報には、Descriptorを用いる。コマンドの特性とは、例えば連続して到着するコマンドがディスクにおける連続するLBAを指定したコマンドであるか、ディスクにおいて連続しないようなLBAを指定したコマンドであるかといったことを示し、特にここでは、前者のようなコマンドの特性をシーケンシャルアクセスと称し、後者のようなコマンドの特性をランダムアクセスと称する。磁気ディスク装置は、付随情報の解析により次に受領するコマンドの特性を予想し、先読み処理を制御する。
【0009】
図1は、実施形態に係る磁気ディクス装置の機能ブロック図である。
【0010】
磁気ディスク装置1は、データが読み書きされる磁気ディスク(以降、単にディスクと称することもある)を備える記憶装置であり、マイクロプロセッサなどのコンピュータを備える。磁気ディスク装置1は、ホスト2から受信するコマンドなどに基づいて、ホスト2へデータを出力したり、ホスト2から入力されるデータを磁気ディスクに書き込んだりする。
(【0011】以降は省略されています)

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