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公開番号2024120012
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-03
出願番号2024098364,2020540140
出願日2024-06-18,2019-07-19
発明の名称画像形成装置用チューブ
出願人グンゼ株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 15/20 20060101AFI20240827BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】例えば連続印刷などに供されるなどして高温になった場合にも、中央部と端部に大きな温度差が生じることが効果的に抑制された、画像形成装置用チューブを提供する。
【解決手段】本発明の画像形成装置用チューブは、軸方向の熱拡散率Aが3.5×10-7m2/s以上であり、厚み方向の熱拡散率Bが3.5×10-7m2/s以下であり、前記熱拡散率Aから前記熱拡散率Bを減じた値が、3.0×10-7以上である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
画像形成装置用チューブであって、
軸方向の熱拡散率Aが3.5×10
-7

2
/s以上であり、
厚み方向の熱拡散率Bが3.5×10
-7

2
/s以下であり、
前記熱拡散率Aから前記熱拡散率Bを減じた値が、3.0×10
-7
以上であり、
熱伝導性フィラー含有フッ素系樹脂ペレットをチューブ状に押出成形して形成されてなる、画像形成装置用チューブ。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
熱伝導性フィラーを含んでいる、請求項1に記載の画像形成装置用チューブ。
【請求項3】
外表面を構成している第1の層の単層により構成されている、請求項1または2に記載の画像形成装置用チューブ。
【請求項4】
少なくとも、外表面を構成している第1の層と、前記第1の層の内側に位置する第2の層とを有する複層により構成されている、請求項1または2に記載の画像形成装置用チューブ。
【請求項5】
前記第2の層に熱伝導性フィラーが含まれている、請求項4に記載の画像形成装置用チューブ。
【請求項6】
前記第2の層の厚みが、前記第1の層の厚みよりも大きい、請求項4又は5に記載の画像形成装置用チューブ。
【請求項7】
少なくとも、基材層と、表面層とを備える積層体からなる定着ベルトであって、
前記表面層が、請求項1~6のいずれか1項に記載の画像形成装置用チューブにより構成されている、定着ベルト。
【請求項8】
少なくとも、芯金と、前記芯金を被覆する弾性層と、前記弾性層の上に形成された表面層とを備える定着ロールであって、
前記表面層が、請求項1~6のいずれか1項に記載の画像形成装置用チューブにより構成されている、定着ロール。
【請求項9】
少なくとも、基材層と、表面層とを備える積層体からなる加圧ベルトであって、
前記表面層が、請求項1~6のいずれか1項に記載の画像形成装置用チューブにより構成されている、加圧ベルト。
【請求項10】
少なくとも、芯金と、前記芯金を被覆する弾性層と、前記弾性層の上に形成された表面層とを備える加圧ロールであって、
前記表面層が、請求項1~6のいずれか1項に記載の画像形成装置用チューブにより構成されている、加圧ロール。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置用チューブに関する。具体的には、デジタル印刷機、複写機、レーザービームプリンタ、ファクシミリ等の電子写真方式を用いた画像形成装置に使用される定着部材(例えば、定着ベルト、定着ロール、加圧ベルト、加圧ロールなど)の表面層を構成する画像形成装置用チューブ、及び当該チューブを表面層として備える定着部材に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真方式を用いた画像形成装置においては、まず、像担持体上に形成された静電潜像をトナーで現像する。次に、現像されたトナー像を中間転写ベルト上に一次転写した後、これを用紙等の記録媒体上に二次転写する。さらに、当該記録媒体上の未定着のトナー像を、定着部材を用いて、加熱・加圧して画像を当該記録媒体に定着させる。
【0003】
画像形成装置において、例えば、加圧ローラは、定着ベルト、加熱ローラ、及び定着ローラと対向する位置にあり、加圧ローラと定着ベルトの間を、トナーの載った紙などの媒体が通過し、その際に加熱されトナーが媒体に固着される。画像出力の際、加圧ロールや定着ベルトは、最大サイズの媒体に対応できる幅に対応するサイズに設計されているが、媒体のサイズは幅広く、小幅の媒体に画像出力することもある。
【0004】
例えば小幅の媒体に画像出力する際、加圧ローラの媒体が通過する領域は、トナーの定着に熱エネルギーが奪われ温度が低下する。一方、加圧ローラの媒体が通過しない領域(非通紙域)は、熱エネルギーが奪われずに蓄積し、温度が上昇することで加圧ローラの中央部分と端部とで温度差が大きくなる。
【0005】
特に、連続印刷した場合、その温度差は顕著となり、加圧ローラの非通紙域は、耐熱温度を超える温度に近づくため、印刷スピードを調整するか、温度が低下するまでの待ち時間が必要となる(特許文献1を参照)。このような問題は、加圧ローラに限らず、定着ベルト、定着ロール、加圧ベルトにおいても同様に生じる問題である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第6136636号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
前述の通り、画像形成装置に使用される定着部材は、定着部材の中央部分と端部で大きな温度差が生じるという問題があり、特に、画像形成装置が連続的に使用される場合には、定着部材は継続的に高温になった際に、中央部分と端部での温度差が非常に大きくなると、端部の温度が定着部材の耐熱温度を超えるなどして、印刷不良などにつながる虞がある。
【0008】
このような問題を解消するために、例えば、加圧ローラに均熱化ローラを配したり、特許文献1のように加圧ローラの弾性層に高熱伝導性のフィラーを分散させる試みがなされている。
【0009】
しかしながら、均熱化ロールを配することは、部品点数の増加、コストアップにつながるため、解決手段として採用し難い。
【0010】
また、加圧ローラの弾性層に熱伝導性フィラーを分散させた場合も、十分な対策にはなっていない。すなわち、加圧ローラの外表面は、フッ素樹脂で形成されることが多いが、フッ素樹脂は熱伝導性が低いため、弾性層の熱伝導性を改善しても、その効果を十分に引き出すことはできない。
(【0011】以降は省略されています)

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