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公開番号2024119234
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-03
出願番号2023025990
出願日2023-02-22
発明の名称到来波測定装置、到来波測定システム及び到来波測定方法
出願人日本電業工作株式会社
代理人個人,個人
主分類H04B 17/30 20150101AFI20240827BHJP(電気通信技術)
要約【課題】到来波の到来方向と受信電力とが測定できる到来波測定装置などを提供する。
【解決手段】到来波測定装置は、指向する方向から特定の周波数帯域において到来する電波である到来波を受信する指向性アンテナと、指向する方向を可変に指向性アンテナを支える架台と、指向性アンテナの指向する方向を設定し、指向性アンテナで受信した電波の周波数スペクトルをスペクトルアナライザに出力する制御装置とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
指向する方向から特定の周波数帯域において到来する電波である到来波を受信する指向性アンテナと、
指向する方向を可変に前記指向性アンテナを支える架台と、
前記指向性アンテナの指向する方向を設定し、当該指向性アンテナで受信した電波の周波数スペクトルをスペクトルアナライザに出力する制御装置と
を備える到来波測定装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記架台は、軸を有し、前記指向性アンテナが当該軸を中心として向きを変えて指向方向を可変することを特徴とする請求項1に記載の到来波測定装置。
【請求項3】
前記架台は、前記指向性アンテナを前記軸の周りに回転させることを特徴とする請求項2に記載の到来波測定装置。
【請求項4】
前記架台は、前記指向性アンテナの指向する方向を前記軸に垂直な面に対して仰ぐ方向又は俯せる方向に設定可能であることを特徴とする請求項2に記載の到来波測定装置。
【請求項5】
前記制御装置が前記周波数スペクトルを出力する前記スペクトルアナライザは、リアルタイムスペクトルアナライザであることを特徴とする請求項1に記載の到来波測定装置。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれか1項に記載の到来波測定装置と、
前記到来波測定装置から取得した前記指向性アンテナが受信した電波の周波数スペクトルを解析してスペクトルデータとするスペクトルアナライザと、
前記スペクトルアナライザから取得した前記スペクトルデータから、前記到来波測定装置が設置された測定地点における電波の到来方向を特定するデータ処理装置と
を備える到来波測定システム。
【請求項7】
測定地点において、指向性アンテナの指向する方向を変えて、受信した電波の周波数スペクトルを測定するスペクトル測定ステップと、
前記周波数スペクトルを解析したスペクトルデータから前記測定地点における電波の到来方向を特定する到来方向特定ステップと
を含む到来波測定方法。
【請求項8】
測定地点において、指向性アンテナの指向する方向を変えて、第1の周波数スペクトルを第1の分解能で測定する第1のスペクトル測定ステップと、
前記第1の周波数スペクトルを解析したスペクトルデータから受信電力が予め定められた閾値より大きい到来波がある場合に、前記指向性アンテナの指向する方向を変える範囲を当該到来波の到来方向が含まれる範囲に限定して、前記第1の分解能より分解能が高い第2の分解能で第2の周波数スペクトルを測定する第2のスペクトル測定ステップと、
前記第2の周波数スペクトルを解析したスペクトルデータから前記測定地点における電波の到来方向を特定する到来方向特定ステップと
を含む到来波測定方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、到来波測定装置、到来波測定システム及び到来波測定方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
無線通信によるネットワークでは、大容量且つ低遅延のトラフィックを効率的且つ安定的に行うことが求められる。無線通信では、電波が到達しない不感地帯に対する対策と干渉の抑制とを両立させた電波伝搬路のインテリジェントな制御技術が求められる。これにより、周波数利用の効率が向上し、大容量且つ低遅延のトラフィックが確保される。
【0003】
特許文献1には、電波を受信して無線環境を表す情報を送信する電波プローブであって、電波を検出する電波センサと、前記電波プローブの静止状態及び移動状態を検出する状態センサと、通信手段と、前記電波センサが検出した電波の受信信号強度を含む一次情報を生成し、前記通信手段を介して送信する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記状態センサが検出した状態が変化すると、前記電波プローブの識別情報と、前記状態センサが検出した移動状態及び静止状態とを含むセンサデータを前記通信手段を介して送信することを特徴とする、電波プローブが記載されている。
【0004】
特許文献2には、複数の電波センサーがそれぞれに測定した電波の受信情報に基づいて前記電波を送信する無線局の位置を推定する位置推定装置において、選択候補の各電波センサーの配置を示す電波センサー配置情報を記憶する電波センサー配置情報記憶部と、前記無線局が移動する移動先の位置の予測結果の予測位置に基づいて選択候補の電波センサーの中からデータ取得対象の電波センサーを選択し、選択されたデータ取得対象の電波センサーが測定する前記電波の受信情報を取得する電波センサーデータ取得部と、を備える位置推定装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-191593号公報
特開2022-143019号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、インテリジェントな電波伝搬路制御には、通信に用いる電波(以下では、希望波と表記する。)を送信する電波源の位置と、通信に用いず干渉を生じさせるおそれのある電波(以下では、不要波と表記する。)を送信する電波源の位置とを特定することが不可欠になる。これには、特定の場所(以下では、測定地点と表記する。)に到来する電波の到来する方向(以下では、到来方向と表記する。)と到来する電波(以下では、到来波と表記する。)の受信電力とを測定することが必要となる。
本発明は、到来波の到来方向と受信電力とが測定できる到来波測定装置などを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明が適用される到来波測定装置は、指向する方向から特定の周波数帯域において到来する電波である到来波を受信する指向性アンテナと、指向する方向を可変に指向性アンテナを支える架台と、指向性アンテナの指向する方向を設定し、指向性アンテナで受信した電波の周波数スペクトルをスペクトルアナライザに出力する制御装置とを備える。
【0008】
このような到来波測定装置において、架台は、軸を有し、指向性アンテナが軸を中心として向きを変えて指向方向を可変することを特徴とする。
また、このような到来波測定装置において、架台は、指向性アンテナを軸の周りに回転させることを特徴とする。
【0009】
そして、このような到来波測定装置において、架台は、指向性アンテナの指向する方向を軸に垂直な面に対して仰ぐ方向又は俯せる方向に設定可能であることを特徴とする。
【0010】
さらに、このような到来波測定装置において、制御装置が周波数スペクトルを出力するスペクトルアナライザは、リアルタイムスペクトルアナライザであることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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