TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024119211
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-03
出願番号2023025953
出願日2023-02-22
発明の名称情報提供装置、情報提供方法及び情報提供プログラム
出願人株式会社カネカ
代理人個人,個人,個人
主分類G06Q 50/02 20240101AFI20240827BHJP(計算;計数)
要約【課題】防疫効果を高めるための情報を提供する。
【解決手段】情報提供装置は、原料血液の第1の管理情報と、前記原料血液に基づく血液製剤の製造過程における第1の検査情報とを取得し、前記第1の検査情報に含まれる感染症に関わるデータを、前記第1の管理情報に基づき、第1の集計範囲ごとに集計する第1の分析部と、卸売工程における食肉の第2の管理情報と、前記卸売工程における個体ごとの第2の検査情報とを収集し、前記第2の管理情報に基づき、前記第2の検査情報に含まれる感染症に関わるデータを、第2の集計範囲ごとに集計する第2の分析部と、対象とする第1の集計範囲についての第1の集計結果を、対応する複数の前記第2の集計範囲に分配する際の分配率を算出する算出部と、前記分配率に基づいて前記第1の集計結果を分配することで得られる分配後の第1の集計結果を可視化する可視化部とを有する。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
産業動物から取得された原料血液の第1の管理情報と、前記原料血液に基づく血液製剤の製造過程における検査により得られた第1の検査情報とを取得し、前記第1の検査情報に含まれる産業動物の感染症に関わるデータを、前記第1の管理情報に基づいて、第1の集計範囲ごとに集計する第1の分析部と、
産業動物の卸売工程における食肉の第2の管理情報と、前記卸売工程における個体ごとの検査により得られた第2の検査情報とを収集し、前記第2の管理情報に基づいて、前記第2の検査情報に含まれる産業動物の感染症に関わるデータを、前記第1の集計範囲よりも狭い第2の集計範囲ごとに集計する第2の分析部と、
前記第1の集計範囲ごとに集計された第1の集計結果のうち、対象とする第1の集計範囲についての第1の集計結果を、対象とする第1の集計範囲に対応する複数の前記第2の集計範囲に分配する際の分配率を算出する算出部と、
前記分配率に基づいて前記対象とする第1の集計範囲についての第1の集計結果を分配することで得られる分配後の第1の集計結果を可視化する可視化部と
を有する情報提供装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第1の管理情報には、前記原料血液が取得された場所に関する情報が含まれる、請求項1に記載の情報提供装置。
【請求項3】
前記原料血液が取得された場所は、前記産業動物が食肉処理される食肉処理場の位置であり、前記第1の分析部は、前記第1の検査情報に含まれる産業動物の感染症に関わるデータを、対象とする第1の集計範囲である食肉処理場について集計する、請求項2に記載の情報提供装置。
【請求項4】
前記原料血液に基づく血液製剤の製造過程における検査には、前記血液製剤の製造前に行われる前記原料血液に対する検査、前記血液製剤の製造時の中間工程において行われる中間生成物に対する検査、製造された前記血液製剤に対する検査、の少なくともいずれかの検査が含まれる、請求項1に記載の情報提供装置。
【請求項5】
前記血液製剤には、血漿製剤、グロブリン製剤、アルブミン製剤の少なくともいずれかが含まれる、請求項1に記載の情報提供装置。
【請求項6】
前記第2の管理情報には、各個体が食肉処理された食肉処理場を特定する情報と、各個体が飼養された畜産農家を特定する情報とが含まれ、前記第2の分析部は、前記第2の検査情報に含まれる産業動物の感染症に関わるデータを、対象とする食肉処理場に対応する複数の第2の集計範囲である畜産農家ごとに集計する、請求項3に記載の情報提供装置。
【請求項7】
前記算出部は、対象とする食肉処理場に対応する複数の畜産農家ごとに集計したそれぞれの第2の集計結果を、対象とする食肉処理場に対応する複数の畜産農家ごとに集計したそれぞれの第2の集計結果の平均値で除算することで、前記複数の畜産農家ごとの分配率を算出する、請求項6に記載の情報提供装置。
【請求項8】
前記可視化部は、対象とする食肉処理場について集計した第1の集計結果に、前記分配率を乗算することで得られる、前記分配後の第1の集計結果を可視化する、請求項7に記載の情報提供装置。
【請求項9】
前記可視化部は、前記複数の畜産農家それぞれの位置を含む地図上の領域に対して、前記分配後の第1の集計結果に応じた配色を施す、請求項8に記載の情報提供装置。
【請求項10】
前記可視化部は、食肉処理場の地図上の位置を示すマークに対して、対応する第1の集計結果に応じた配色を施した第1の表示画面を提供し、更に、前記第1の表示画面において、対象とする食肉処理場の地図上の位置を示すマークが選択された場合に、対応する前記複数の畜産農家それぞれの位置を含む地図上の領域に対して、前記分配後の第1の集計結果に応じた配色を施した第2の表示画面を提供する、請求項9に記載の情報提供装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、情報提供装置、情報提供方法及び情報提供プログラムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
家畜の感染症対策として、畜産農家、食肉処理場、製剤製造企業、動物用医薬品製造販売企業、獣医療機関等が連携し、相互に情報を共有する情報共有システムの開発が進められている。
【0003】
当該システムによれば、例えば、血液製剤の原料となる血液とともに、当該血液を提供した動物の各種個体情報を動物用医薬品製造販売企業に提供することで、動物用医薬品製造販売企業は治療対象動物に対して、治療効果の高い血液製剤を選別し、提供することが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2022/137711号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一方で、感染症対策においては、治療効果だけでなく防疫効果の観点からも情報を共有することが重要である。防疫効果を高めるための情報を提供することができれば、感染拡大を未然に防ぐことが可能になるとともに、人獣共通感染症のヒトへの感染拡大、さらにはパンデミックをも未然に防ぐことが可能となり、感染症対策として有益だからである。
【0006】
本開示は、防疫効果を高めるための情報を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一態様によれば、情報提供装置は、
産業動物から取得された原料血液の第1の管理情報と、前記原料血液に基づく血液製剤の製造過程における検査により得られた第1の検査情報とを取得し、前記第1の検査情報に含まれる産業動物の感染症に関わるデータを、前記第1の管理情報に基づいて、第1の集計範囲ごとに集計する第1の分析部と、
産業動物の卸売工程における食肉の第2の管理情報と、前記卸売工程における個体ごとの検査により得られた第2の検査情報とを収集し、前記第2の管理情報に基づいて、前記第2の検査情報に含まれる産業動物の感染症に関わるデータを、前記第1の集計範囲よりも狭い第2の集計範囲ごとに集計する第2の分析部と、
前記第1の集計範囲ごとに集計された第1の集計結果のうち、対象とする第1の集計範囲についての第1の集計結果を、対象とする第1の集計範囲に対応する複数の前記第2の集計範囲に分配する際の分配率を算出する算出部と、
前記分配率に基づいて前記対象とする第1の集計範囲についての第1の集計結果を分配することで得られる分配後の第1の集計結果を可視化する可視化部とを有する。
【0008】
また、他の一態様によれば、情報提供方法は、
産業動物から取得された原料血液の第1の管理情報と、前記原料血液に基づく血液製剤の製造過程における検査により得られた第1の検査情報とを取得し、前記第1の検査情報に含まれる産業動物の感染症に関わるデータを、前記第1の管理情報に基づいて、第1の集計範囲ごとに集計する第1の分析工程と、
産業動物の卸売工程における食肉の第2の管理情報と、前記卸売工程における個体ごとの検査により得られた第2の検査情報とを収集し、前記第2の管理情報に基づいて、前記第2の検査情報に含まれる産業動物の感染症に関わるデータを、前記第1の集計範囲よりも狭い第2の集計範囲ごとに集計する第2の分析工程と、
前記第1の集計範囲ごとに集計された第1の集計結果のうち、対象とする第1の集計範囲についての第1の集計結果を、対象とする第1の集計範囲に対応する複数の前記第2の集計範囲に分配する際の分配率を算出する算出工程と、
前記分配率に基づいて前記対象とする第1の集計範囲についての第1の集計結果を分配することで得られる分配後の第1の集計結果を可視化する可視化工程とをコンピュータが実行する。
【0009】
また、他の一態様によれば、情報提供プログラムは、
産業動物から取得された原料血液の第1の管理情報と、前記原料血液に基づく血液製剤の製造過程における検査により得られた第1の検査情報とを取得し、前記第1の検査情報に含まれる産業動物の感染症に関わるデータを、前記第1の管理情報に基づいて、第1の集計範囲ごとに集計する第1の分析工程と、
産業動物の卸売工程における食肉の第2の管理情報と、前記卸売工程における個体ごとの検査により得られた第2の検査情報とを収集し、前記第2の管理情報に基づいて、前記第2の検査情報に含まれる産業動物の感染症に関わるデータを、前記第1の集計範囲よりも狭い第2の集計範囲ごとに集計する第2の分析工程と、
前記第1の集計範囲ごとに集計された第1の集計結果のうち、対象とする第1の集計範囲についての第1の集計結果を、対象とする第1の集計範囲に対応する複数の前記第2の集計範囲に分配する際の分配率を算出する算出工程と、
前記分配率に基づいて前記対象とする第1の集計範囲についての第1の集計結果を分配することで得られる分配後の第1の集計結果を可視化する可視化工程とをコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、防疫効果を高めるための情報を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

株式会社カネカ
フォーク
28日前
株式会社カネカ
水系塗料
27日前
株式会社カネカ
電解装置
23日前
株式会社カネカ
吸着ハンド
13日前
株式会社カネカ
情報処理方法
27日前
株式会社カネカ
固体撮像装置
28日前
株式会社カネカ
硬化性組成物
今日
株式会社カネカ
医療デバイス
28日前
株式会社カネカ
医療デバイス
28日前
株式会社カネカ
硬化性組成物
今日
株式会社カネカ
医療デバイス
28日前
株式会社カネカ
固体撮像装置
28日前
株式会社カネカ
独立システム
28日前
株式会社カネカ
電極カテーテル
29日前
株式会社カネカ
光照射医療装置
29日前
株式会社カネカ
粉粒体の製造方法
23日前
株式会社カネカ
粉粒体の製造方法
23日前
株式会社カネカ
液晶ポリエステル
28日前
株式会社カネカ
粉粒体の製造方法
23日前
株式会社カネカ
液晶ポリエステル
28日前
株式会社カネカ
多液型硬化性組成物
28日前
株式会社カネカ
太陽電池モジュール
23日前
株式会社カネカ
太陽電池モジュール
28日前
株式会社カネカ
太陽電池モジュール
28日前
株式会社カネカ
バルーンカテーテル
29日前
株式会社カネカ
バルーンカテーテル
29日前
株式会社カネカ
太陽電池モジュール
29日前
株式会社カネカ
太陽電池モジュール
29日前
株式会社カネカ
太陽電池モジュール
27日前
株式会社カネカ
医療用管状体搬送装置
28日前
株式会社カネカ
内視鏡用高周波処置具
29日前
株式会社カネカ
軟部組織再生用組成物
27日前
株式会社カネカ
延長ガイドカテーテル
29日前
株式会社カネカ
半導体装置の製造方法
28日前
株式会社カネカ
半導体装置の製造方法
28日前
株式会社カネカ
搬送対象物の搬送方法
13日前
続きを見る