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公開番号2024118872
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-02
出願番号2023025431
出願日2023-02-21
発明の名称ヒータ、加熱装置及び画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類G03G 15/20 20060101AFI20240826BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】伝熱の効率の低下を抑制することができるヒータ、加熱装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】基板22aと、基板22aに設けられる発熱部材22cと、基板22aにおける発熱部材22cが設けられた領域を連続的に覆う保護層22dと、を有するヒータ22において、保護層22dは、基板22aの厚み方向に基板22aに向かう凹部22hを有し、基板22aの厚み方向に見た場合に、発熱部材22cが設けられた第1領域71と、凹部22hが設けられた第2領域72とは、重ならない。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
基板と、
前記基板に設けられた発熱部材と、
前記基板における前記発熱部材が設けられた領域を連続的に覆う保護層と、
を有するヒータにおいて、
前記基板の前記発熱部材が設けられている面における長い辺の方向を長手方向、前記面における前記長手方向と直交する方向を短手方向、前記長手方向及び前記短手方向と直交する方向を厚み方向とする場合、
前記保護層は、前記厚み方向に前記基板に向かう凹部を有し、
前記厚み方向に見た場合に、前記発熱部材が設けられた第1領域と、前記凹部が設けられた第2領域とは、重ならないことを特徴とするヒータ。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
基板と、
前記基板に設けられた発熱部材と、
前記基板における前記発熱部材が設けられた領域を連続的に覆う保護層と、
を有するヒータにおいて、
前記基板の前記発熱部材が設けられている面における長い辺の方向を長手方向、前記面における前記長手方向と直交する方向を短手方向、前記長手方向及び前記短手方向と直交する方向を厚み方向とする場合、
前記保護層は、前記厚み方向に前記基板に向かう凹部を有し、
前記厚み方向に見た場合に、前記発熱部材が設けられた第1領域の面積に対する前記第1領域内で前記凹部の占める面積の比率は、前記凹部が設けられた第2領域の面積に対する前記第2領域内で前記凹部の占める面積の比率より小さいことを特徴とするヒータ。
【請求項3】
前記基板は矩形であり、
前記凹部は、前記基板の短手方向に対し傾いた方向に延びるライン状に形成されている請求項1又は2に記載のヒータ。
【請求項4】
前記凹部は、前記基板の長手方向に、間隔を開けて複数設けられている請求項3に記載のヒータ。
【請求項5】
前記基板の長手方向において、隣り合う2つの前記凹部の各々の存在する範囲は重なる請求項4に記載のヒータ。
【請求項6】
前記基板に設けられる温度検知部材をさらに有し、
前記厚み方向に見た場合に、前記温度検知部材が設けられた第3領域内には、前記凹部は設けられない請求項1又は2に記載のヒータ。
【請求項7】
前記基板に設けられる温度検知部材をさらに有し、
前記厚み方向に見た場合に、前記温度検知部材が設けられた第3領域の面積に対する前記第3領域内で前記凹部の占める面積の比率は、前記第2領域の面積に対する前記第2領域内で前記凹部の占める面積の比率より小さい請求項1又は2に記載のヒータ。
【請求項8】
筒状の回転可能なフィルムと、
前記フィルムの内周面側に設けられる基板と、
前記基板に設けられる発熱部材と、
前記発熱部材と前記フィルムの前記内周面との間に介在し、前記フィルムが回転する際に前記フィルムの前記内周面に対し摺動可能な介在部材と、
前記フィルムを介して前記介在部材との間にニップ部を形成する加圧部材と、
を有し、
前記ニップ部において挟持搬送される記録材上の未定着のトナー像を、前記発熱部材の発する熱により前記フィルムを介して加熱し前記記録材上に定着させる加熱装置であって、
前記基板の前記発熱部材が設けられている面における長い辺の方向を長手方向、前記面における前記長手方向と直交する方向を短手方向、前記長手方向及び前記短手方向と直交する方向を厚み方向とする場合、
前記介在部材における前記フィルムとの摺動面は、前記厚み方向に前記基板に向かう凹部を有し、
前記厚み方向に見た場合に、前記発熱部材が設けられた第1領域と、前記凹部が設けられた第2領域とは、重ならないことを特徴とする加熱装置。
【請求項9】
筒状の回転可能なフィルムと、
前記フィルムの内周面側に設けられる基板と、
前記基板に設けられる発熱部材と、
前記発熱部材と前記フィルムの前記内周面との間に介在し、前記フィルムが回転する際に前記フィルムの前記内周面に対し摺動可能な介在部材と、
前記フィルムを介して前記介在部材との間にニップ部を形成する加圧部材と、
を有し、
前記ニップ部において挟持搬送される記録材上の未定着のトナー像を、前記発熱部材の発する熱により前記フィルムを介して加熱し前記記録材上に定着させる加熱装置であって、
前記基板の前記発熱部材が設けられている面における長い辺の方向を長手方向、前記面における前記長手方向と直交する方向を短手方向、前記長手方向及び前記短手方向と直交する方向を厚み方向とする場合、
前記介在部材における前記フィルムとの摺動面は、前記厚み方向に前記基板に向かう凹部を有し、
前記厚み方向に見た場合に、前記発熱部材が設けられた第1領域の面積に対する前記第1領域内で前記凹部の占める面積の比率は、前記凹部が設けられた第2領域の面積に対する前記第2領域内で前記凹部の占める面積の比率より小さいことを特徴とする加熱装置。
【請求項10】
前記介在部材は、前記基板における前記発熱部材が設けられた領域を連続的に覆う保護層を有する請求項8又は9に記載の加熱装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はヒータ、加熱装置及び画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真方式のプリンタや複写機等の画像形成装置には、定着フィルムと加圧ローラとによって形成されるニップ部で記録材にトナーを定着させる加熱装置が設けられている。定着フィルムの内部にはヒータが配置される。ヒータは、基板上に設けられる発熱抵抗体と、発熱抵抗体を保護するガラス等の保護層と、を有する。ヒータから生じた熱が定着フィルムへと伝熱され、ニップ部に挟持された記録材にトナーが定着される。このような画像形成装置において、特許文献1には、ヒータの保護層の表面(定着フィルムとの摺動面)に溝を設けることで定着フィルムとヒータの摺動性を向上させる技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-76178号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、保護層に溝を設けるような構成においては、発熱抵抗体と溝との配置によっては発熱抵抗体の熱が溝内の空気により断熱され、定着フィルムへの伝熱の効率が低下する虞があった。
【0005】
本発明は、伝熱の効率の低下を抑制することができるヒータ、加熱装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、基板と、
前記基板に設けられた発熱部材と、
前記基板における前記発熱部材が設けられた領域を連続的に覆う保護層と、
を有するヒータにおいて、
前記基板の前記発熱部材が設けられている面における長い辺の方向を長手方向、前記面における前記長手方向と直交する方向を短手方向、前記長手方向及び前記短手方向と直交する方向を厚み方向とする場合、
前記保護層は、前記厚み方向に前記基板に向かう凹部を有し、
前記厚み方向に見た場合に、前記発熱部材が設けられた第1領域と、前記凹部が設けられた第2領域とは、重ならないことを特徴とするヒータである。
【0007】
本発明は、基板と、
前記基板に設けられた発熱部材と、
前記基板における前記発熱部材が設けられた領域を連続的に覆う保護層と、
を有するヒータにおいて、
前記基板の前記発熱部材が設けられている面における長い辺の方向を長手方向、前記面における前記長手方向と直交する方向を短手方向、前記長手方向及び前記短手方向と直交する方向を厚み方向とする場合、
前記保護層は、前記厚み方向に前記基板に向かう凹部を有し、
前記厚み方向に見た場合に、前記発熱部材が設けられた第1領域の面積に対する前記第
1領域内で前記凹部の占める面積の比率は、前記凹部が設けられた第2領域の面積に対する前記第2領域内で前記凹部の占める面積の比率より小さいことを特徴とするヒータである。
【0008】
本発明は、筒状の回転可能なフィルムと、
前記フィルムの内周面側に設けられる基板と、
前記基板に設けられる発熱部材と、
前記発熱部材と前記フィルムの前記内周面との間に介在し、前記フィルムが回転する際に前記フィルムの前記内周面に対し摺動可能な介在部材と、
前記フィルムを介して前記介在部材との間にニップ部を形成する加圧部材と、
を有し、
前記ニップ部において挟持搬送される記録材上の未定着のトナー像を、前記発熱部材の発する熱により前記フィルムを介して加熱し前記記録材上に定着させる加熱装置であって、
前記基板の前記発熱部材が設けられている面における長い辺の方向を長手方向、前記面における前記長手方向と直交する方向を短手方向、前記長手方向及び前記短手方向と直交する方向を厚み方向とする場合、
前記介在部材における前記フィルムとの摺動面は、前記厚み方向に前記基板に向かう凹部を有し、
前記厚み方向に見た場合に、前記発熱部材が設けられた第1領域と、前記凹部が設けられた第2領域とは、重ならないことを特徴とする加熱装置である。
【0009】
本発明は、筒状の回転可能なフィルムと、
前記フィルムの内周面側に設けられる基板と、
前記基板に設けられる発熱部材と、
前記発熱部材と前記フィルムの前記内周面との間に介在し、前記フィルムが回転する際に前記フィルムの前記内周面に対し摺動可能な介在部材と、
前記フィルムを介して前記介在部材との間にニップ部を形成する加圧部材と、
を有し、
前記ニップ部において挟持搬送される記録材上の未定着のトナー像を、前記発熱部材の発する熱により前記フィルムを介して加熱し前記記録材上に定着させる加熱装置であって、
前記基板の前記発熱部材が設けられている面における長い辺の方向を長手方向、前記面における前記長手方向と直交する方向を短手方向、前記長手方向及び前記短手方向と直交する方向を厚み方向とする場合、
前記介在部材における前記フィルムとの摺動面は、前記厚み方向に前記基板に向かう凹部を有し、
前記厚み方向に見た場合に、前記発熱部材が設けられた第1領域の面積に対する前記第1領域内で前記凹部の占める面積の比率は、前記凹部が設けられた第2領域の面積に対する前記第2領域内で前記凹部の占める面積の比率より小さいことを特徴とする加熱装置である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、伝熱の効率の低下を抑制することができるヒータ、加熱装置及び画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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