TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024118661
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-02
出願番号2023025059
出願日2023-02-21
発明の名称車両制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類B60L 3/00 20190101AFI20240826BHJP(車両一般)
要約【課題】 駆動力の異常の誤検出を抑制することができる車両制御装置を提供する。
【解決手段】 車両制御装置は、車両のアクセル開度を取得する取得部と、車両の状態に応じてアクセル開度に対する処理を制限するか否かを決定する決定部と、処理が制限されない場合、取得部が取得したアクセル開度に対し、車両の走行モードの駆動力特性に従った変換を行う第1処理と、走行モードの駆動力特性に依存しない第2処理とを行い、処理が制限される場合、取得したアクセル開度に対し、第1処理を行い、第2処理を省くアクセル開度処理部と、アクセル開度処理部により処理されたアクセル開度から、車両に要求される駆動力を算出する算出部と、取得したアクセル開度に対し第1処理を行い、第1処理が行われたアクセル開度から駆動力の基準値を算出して、駆動力と前記基準値を比較することにより駆動力の異常の有無を判定する判定部とを有する。
【選択図】図4

特許請求の範囲【請求項1】
車両のアクセル開度を取得する取得部と、
前記車両の状態に応じて前記アクセル開度に対する処理を制限するか否かを決定する決定部と、
前記アクセル開度に対する処理が制限されない場合、前記取得部が取得した前記アクセル開度に対し、前記車両の走行モードの駆動力特性に従った変換を行う第1処理と、前記走行モードの駆動力特性に依存しない第2処理とを行い、前記アクセル開度に対する処理が制限される場合、前記取得部が取得した前記アクセル開度に対し、前記第1処理を行い、前記第2処理を省くアクセル開度処理部と、
前記アクセル開度処理部により処理された前記アクセル開度から、前記車両に要求される駆動力を算出する算出部と、
前記取得部が取得した前記アクセル開度に対し前記第1処理を行い、前記第1処理が行われた前記アクセル開度から前記駆動力の基準値を算出して、前記駆動力と前記基準値を比較することにより前記駆動力の異常の有無を判定する判定部とを有する、
車両制御装置。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記アクセル開度処理部は、前記アクセル開度に対する処理が制限される場合、前記アクセル開度に対し、複数の前記走行モードのうち、変換前後の前記アクセル開度の変化が最小となる第1走行モードの駆動力特性に従った前記第1処理を行う、
請求項1に記載の車両制御装置。
【請求項3】
前記判定部は、複数の前記走行モードのうち、前記第1処理による変換後の前記アクセル開度が前記第1走行モードより大きい第2走行モードが選択されているとき、前記第2走行モードの駆動力特性に従った前記第1処理を行う、
請求項2に記載の車両制御装置。
【請求項4】
前記判定部は、前記駆動力が前記基準値を超える場合、前記駆動力が異常であると判定する、
請求項1乃至3の何れかに記載の車両制御装置。
【請求項5】
前記判定部は、前記駆動力が前記基準値を超える場合、前記車両の駆動力を前記基準値に制限する、
請求項4に記載の車両制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両制御装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、車両のアクセル開度を走行モードごとの駆動力特性マップに従って変換し、変換後のアクセル開度により要求トルクを算出する点が記載されている。要求トルクは、安全上の制限値を超えないように監視される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-184383号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
要求トルクの算出処理において、アクセル開度には、上記の変換を含め、例えば車両の加減速によるショック軽減などを目的とする各種の加工処理が行われる。この加工処理は、例えば、要求トルクの算出に用いられるセンサ値の異常などが発生した場合、車両制御への悪影響を避けるように停止する。
【0005】
しかし、要求トルクの監視処理において、制限値は、上記の駆動力特性マップに従って変換したアクセル開度から算出される。このため、加工処理の停止中、要求トルクの算出処理に用いられるアクセル開度と、要求トルクの監視処理に用いられるアクセル開度とが相違することにより、要求トルクの算出自体は正常であるにも関わらず、異常が誤検出されるおそれがある。
【0006】
そこで本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、駆動力の異常の誤検出を抑制することができる車両制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の車両制御装置は、車両のアクセル開度を取得する取得部と、前記車両の状態に応じて前記アクセル開度に対する処理を制限するか否かを決定する決定部と、前記アクセル開度に対する処理が制限されない場合、前記取得部が取得した前記アクセル開度に対し、前記車両の走行モードの駆動力特性に従った変換を行う第1処理と、前記走行モードの駆動力特性に依存しない第2処理とを行い、前記アクセル開度に対する処理が制限される場合、前記取得部が取得した前記アクセル開度に対し、前記第1処理を行い、前記第2処理を省くアクセル開度処理部と、前記アクセル開度処理部により処理された前記アクセル開度から、前記車両に要求される駆動力を算出する算出部と、前記取得部が取得した前記アクセル開度に対し前記第1処理を行い、前記第1処理が行われた前記アクセル開度から前記駆動力の基準値を算出して、前記駆動力と前記基準値を比較することにより前記駆動力の異常の有無を判定する判定部とを有する。
【0008】
上記の車両制御装置において、前記アクセル開度処理部は、前記アクセル開度に対する処理が制限される場合、前記アクセル開度に対し、複数の前記走行モードのうち、変換前後の前記アクセル開度の変化が最小となる第1走行モードの駆動力特性に従った前記第1処理を行ってもよい。
【0009】
上記の車両制御装置において、前記判定部は、複数の前記走行モードのうち、前記第1処理による変換後の前記アクセル開度が前記第1走行モードより大きい第2走行モードが選択されているとき、前記第2走行モードの駆動力特性に従った前記第1処理を行ってもよい。
【0010】
上記の車両制御装置において、前記判定部は、前記駆動力が前記基準値を超える場合、前記駆動力が異常であると判定してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
車両
4か月前
個人
飛行自動車
1か月前
個人
眼科手術車
2か月前
個人
授乳用車両
2か月前
個人
自動車運転補助装置
4か月前
日本精機株式会社
表示装置
1日前
井関農機株式会社
作業車両
2か月前
個人
アンチロール制御装置
8日前
井関農機株式会社
作業車両
3か月前
日本精機株式会社
表示装置
3か月前
日本精機株式会社
表示装置
20日前
日本精機株式会社
表示装置
21日前
日本精機株式会社
表示装置
21日前
日本精機株式会社
表示装置
21日前
日本精機株式会社
照明装置
20日前
日本精機株式会社
表示装置
2か月前
日本精機株式会社
表示装置
1日前
個人
台車用車輪止め具
2か月前
株式会社松華
懸架装置
20日前
個人
キャンピングトレーラー
3か月前
個人
ステージカー
20日前
個人
自走式立体型洗車場
16日前
個人
謝意シグナル装着車
3か月前
日本精機株式会社
車載表示装置
3か月前
個人
自動車外部装着用しめ飾り
4か月前
日本精機株式会社
車載表示装置
4か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
4か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
3か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
4か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
3か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
4か月前
日本精機株式会社
車両用照明装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
2か月前
株式会社青木製作所
タンクローリ
2か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
2か月前
マツダ株式会社
車両
2か月前
続きを見る