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公開番号2024117222
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-29
出願番号2023023188
出願日2023-02-17
発明の名称ロック式コネクタ
出願人日機装株式会社
代理人弁理士法人平田国際特許事務所
主分類A61M 39/10 20060101AFI20240822BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】ロックリングの緩みを抑制可能なロック式コネクタを提供する。
【解決手段】外周面に雄ネジ部23を有するメスコネクタ2と、オスコネクタ3と、オスコネクタ3の周囲を覆う環状に形成され、内周面に設けられた雌ネジ部41を雄ネジ部23に螺合することにより、オスコネクタ3をメスコネクタ2側へと押し込みつつ接続状態でロックするロックリング4と、オスコネクタ3の外周面またはロックリング4の内周面の一方に形成された1つ以上の凸状部5と、オスコネクタ3の外周面またはロックリング4の内周面の他方に形成され、螺合の際の回転方向に沿って徐々に径が大きくなるように、周方向に対して傾斜して形成された1つ以上の傾斜面61を有するスロープ部6と、を備え、雌ネジ部41の雄ネジ部23への螺合に伴って凸状部5が傾斜面61に干渉して、ロックリング4の緩み止めがなされるよう構成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
一対のチューブの端部同士を接続するロック式コネクタであって、
一方の前記チューブの端部に設けられ、外周面に雄ネジ部を有する第1コネクタ部と、
他方の前記チューブの端部に設けられ、前記第1コネクタ部に接続される第2コネクタ部と、
前記第2コネクタ部の周囲を覆う環状に形成され、内周面に、前記雄ネジ部に螺合する雌ネジ部、及び、前記第2コネクタ部の基端側への移動を規制する移動規制部を有し、前記雌ネジ部を前記雄ネジ部に螺合することにより、前記移動規制部により前記第2コネクタ部を前記第1コネクタ部側へと押し込みつつ前記第1コネクタ部と前記第2コネクタ部とを接続状態でロックするロックリングと、
前記第2コネクタ部の外周面または前記ロックリングの内周面の一方に形成された1つ以上の凸状部と、
前記第2コネクタ部の外周面または前記ロックリングの内周面の他方に形成され、前記螺合の際の回転方向に沿って徐々に径が大きくなるように、前記螺合の際の回転軸を中心とした周方向に対して傾斜して形成された1つ以上の傾斜面を有するスロープ部と、を備え、
前記雌ネジ部を前記雄ネジ部に螺合することにより、前記凸状部が前記スロープ部に対して相対的に回転し、当該回転に伴って前記凸状部が前記傾斜面に干渉して、前記ロックリングの緩み止めがなされるよう構成されている、
ロック式コネクタ。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記傾斜面または前記凸状部の少なくとも一方が、基端側に向かって徐々に径が小さくなるように、前記回転軸に平行な軸方向に対して傾斜して形成されている、
請求項1に記載のロック式コネクタ。
【請求項3】
前記凸状部は、前記雌ネジ部の螺合方向に沿って徐々に径が大きくなるよう前記周方向に対して傾斜して形成されている、
請求項1に記載のロック式コネクタ。
【請求項4】
前記凸状部の数と、前記傾斜面の数とが同じであり、前記凸状部と前記傾斜面とが1対1で対応している、
請求項3に記載のロック式コネクタ。
【請求項5】
前記凸状部の数と、前記傾斜面の数とが異なる、
請求項1に記載のロック式コネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ロック式コネクタに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
血液浄化装置に用いる血液回路において、シャントコネクタと称されるロック式コネクタが用いられている。ロック式コネクタは、例えば、動脈側穿刺針や静脈側穿刺針から延設されたチューブと、血液回路を構成するチューブとを接続するために用いられる。ロック式コネクタは、接続する一方のチューブの先端に設けられたオスコネクタと、他方のチューブの先端に設けられたメスコネクタと、オスコネクタとメスコネクタとを接続した状態でロックするロックリングと、を有している。
【0003】
従来のロック式コネクタとして、ロックリング(ロック手段)をオスコネクタ側に取り付け、メスコネクタの外周面に雄ネジ部を形成すると共に、ロックリングの内周面に雄ネジ部に螺合する雌ネジ部を形成し、雌ネジ部を雄ネジ部に螺合させることにより、ロックリングにより雄コネクタをメスコネクタ側に押し付けつつ、前記オスコネクタとメスコネクタとの接続状態をロックするように構成されたロック式コネクタが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-077385号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記のようなロック式コネクタを構成するオスコネクタ、メスコネクタ、及びロックリングといった部品は、樹脂成形により形成される樹脂製の部品である。これらの部品に、成形不良等によりバリやヒケ(凹み)が生じてしまうと、ロックリングの緩みを十分に抑制できない場合がある、という課題があった。また、ロックリングの円周面に削れ等が発生した場合にも、ロックリングの緩みを十分に抑制できない場合があった。
【0006】
そこで、本発明は,ロックリングの緩みを抑制可能なロック式コネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施の形態に係るロック式コネクタは、一対のチューブの端部同士を接続するロック式コネクタであって、一方の前記チューブの端部に設けられ、外周面に雄ネジ部を有する第1コネクタ部と、他方の前記チューブの端部に設けられ、前記第1コネクタ部に接続される第2コネクタ部と、前記第2コネクタ部の周囲を覆う環状に形成され、内周面に、前記雄ネジ部に螺合する雌ネジ部、及び、前記第2コネクタ部の基端側への移動を規制する移動規制部を有し、前記雌ネジ部を前記雄ネジ部に螺合することにより、前記移動規制部により前記第2コネクタ部を前記第1コネクタ部側へと押し込みつつ前記第1コネクタ部と前記第2コネクタ部とを接続状態でロックするロックリングと、前記第2コネクタ部の外周面または前記ロックリングの内周面の一方に形成された1つ以上の凸状部と、前記第2コネクタ部の外周面または前記ロックリングの内周面の他方に形成され、前記螺合の際の回転方向に沿って徐々に径が大きくなるように、前記螺合の際の回転軸を中心とした周方向に対して傾斜して形成された1つ以上の傾斜面を有するスロープ部と、を備え、前記雌ネジ部を前記雄ネジ部に螺合することにより、前記凸状部が前記スロープ部に対して相対的に回転し、当該回転に伴って前記凸状部が前記傾斜面に干渉して、前記ロックリングの緩み止めがなされるよう構成されている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ロックリングの緩みを抑制可能なロック式コネクタを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施の形態に係るロック式コネクタを用いた血液回路を示す図である。
ロック式コネクタの分解斜視図である。
ロック式コネクタの分解斜視図である。
ロック式コネクタの接続状態での縦断面図である。
オスコネクタの斜視図である。
オスコネクタの側面図である。
オスコネクタの正面図である。
ロックリングの斜視図である。
ロックリングの縦断面図である。
ロックリングの正面図である。
ロックリング締結時の緩み止めを説明する図である。
ロック式コネクタの一変形例を示す横断面図である。
ロック式コネクタの一変形例を示す横断面図である。
ロック式コネクタの一変形例を示す横断面図である。
ロック式コネクタの一変形例を示す横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[実施の形態]
以下、本発明の実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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