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公開番号2024116847
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-28
出願番号2023022668
出願日2023-02-16
発明の名称通信装置、通信プログラム及び通信方法
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G08G 1/00 20060101AFI20240821BHJP(信号)
要約【課題】
V2X通信に関するネットワークのトラフィックを抑制しつつ、移動体の状況を示すデータを適切なタイミングで送信することができる。
【解決手段】
通信装置は、移動体の移動に関連する情報を示す移動関連データを取得する移動関連データ取得手段と、前記移動体の状況を示す移動体状況データを送信する時間の間隔を前記移動関連データに基づいて決定する送信間隔決定手段と、前記送信間隔決定手段により決定された時間の間隔で前記移動体状況データを送信する移動体状況データ送信手段と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
移動体の移動に関連する情報を示す移動関連データを取得する移動関連データ取得手段と、
前記移動体の状況を示す移動体状況データを送信する時間の間隔を前記移動関連データに基づいて決定する送信間隔決定手段と、
前記送信間隔決定手段により決定された時間の間隔で前記移動体状況データを送信する移動体状況データ送信手段と、
を備える通信装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記移動関連データ取得手段は、前記移動体の移動に関連する情報が変化する度に前記移動関連データを取得し、
前記送信間隔決定手段は、前記移動体の移動に関連する情報が変化する度に前記移動体状況データを送信する時間の間隔を決定する、
請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記移動関連データ取得手段は、前記移動体が移動している速度を示す前記移動関連データを取得する、
請求項1又は請求項2に記載の通信装置。
【請求項4】
前記移動体状況データ送信手段は、前記移動体の位置及び前記移動体が移動する方向の少なくとも一方を示す前記移動体状況データを送信する、
請求項1又は請求項2に記載の通信装置。
【請求項5】
前記送信間隔決定手段は、前記移動体が移動している速度の逆数に基づいて、前記移動体状況データを送信する時間の間隔を決定する、
請求項3に記載の通信装置。
【請求項6】
前記送信間隔決定手段は、前記移動体が移動する方向に存在する物体に衝突するまでの時間である衝突猶予時間に基づいて、前記移動体状況データを送信する時間の間隔を決定する、
請求項3に記載の通信装置。
【請求項7】
前記送信間隔決定手段は、前記移動体が移動している速度と、前記移動体のタイヤと前記移動体が移動している路面との摩擦係数を使用して算出された停止距離とに基づいて、前記移動体状況データを送信する時間の間隔を決定する、
請求項3に記載の通信装置。
【請求項8】
前記移動関連データ取得手段は、前記移動体に搭載されているカメラ又はライダーにより生成された画像と、前記移動体に搭載されているワイパーの動作の状況と、前記移動体の周囲の天候との少なくとも一つを示す前記移動関連データを取得し、
前記送信間隔決定手段は、前記移動体に搭載されているカメラ又はライダーにより生成された画像と、前記移動体に搭載されているワイパーの動作の状況と、前記移動体の周囲の天候との少なくとも一つを示す前記移動関連データを使用して推定された路面の状態を反映している前記摩擦係数を使用して算出された前記停止距離に基づいて、前記移動体状況データを送信する時間の間隔を決定する、
請求項7に記載の通信装置。
【請求項9】
前記移動関連データ取得手段は、前記移動体の周囲の混雑の状況を示す前記移動関連データを取得し、
前記送信間隔決定手段は、前記移動体が移動している速度と、前記移動体の周囲の混雑の状況とに基づいて、前記移動体状況データを送信する時間の間隔を決定する、
請求項3に記載の通信装置。
【請求項10】
前記送信間隔決定手段は、前記移動関連データにより前記移動体の周囲の混雑の状況が所定の水準以内である場合、前記移動体の周囲の混雑の状況に基づいて、前記移動体状況データを送信する時間の間隔を決定する、
請求項9に記載の通信装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、通信装置、通信プログラム及び通信方法に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)【背景技術】
【0002】
V2X通信は、自動車に通信装置を搭載し、当該自動車と他の自動車、インフラ等との間での実行される通信である。自動車同士の通信は、V2V(Vehicle to Vehicle)と呼ばれる。自動車とインフラとの間で実行される通信は、V2I(Vehicle to Infrastructure)と呼ばれる。インフラの例としては、信号機、料金所などの路側機が挙げられる。これらの通信は、自動車と他の自動車、インフラ等との間で必要な情報を送受信することにより、円滑な交通を実現させる。なお、V2X通信に関する用語及び必須の要求事項は、欧州電気通信標準化機構(ETSI:European Telecommunications Standards Institute)、自動車技術学会(SAE:Society of Automotive Engineers)、国際電気電子技術者協会(IEEE:Institute of Electrical and Electronics Engineers)及び他の標準化機関によって定義されている。このような技術に関する文献として、例えば、特許文献1が挙げられる。
【0003】
特許文献1に開示されている通信装置は、行動検出手段と、中継範囲指定手段と、移動体情報生成手段と、送信手段とを備える。行動検出手段は、所定の移動体の行動情報を検出する。中継範囲指定手段は、移動体情報の中継範囲を指定する。移動体情報生成手段は、行動検出手段により検出された行動情報と、中継範囲指定手段により指定された中継範囲を示す中継範囲情報と、を含んだ移動体情報を生成する。送信手段は、移動体情報生成手段により生成された移動体情報を送信する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-221286号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1に係る通信装置は、V2X通信に関するネットワーク全体のトラフィックを抑制することができない。また、この通信装置は、各自動車の走行の状況に応じて、各自動車の状況を示す移動体情報を送信する機能を有しない。このため、例えば、交差点に多数の自動車が存在しており、トラフィックが増加してしまっている状況の下で二輪車が巡行速度で当該交差点を走行する場合、当該二輪車に関する移動体情報を各自動車が受信するタイミングが遅くなってしまうことがある。
【0006】
そこで、本発明は、V2X通信に関するネットワークのトラフィックを抑制しつつ、移動体の状況を示すデータを適切なタイミングで送信することができる通信装置、通信プログラム及び通信方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するために、本発明の通信装置は、移動体の移動に関連する情報を示す移動関連データを取得する移動関連データ取得手段と、前記移動体の状況を示す移動体状況データを送信する時間の間隔を前記移動関連データに基づいて決定する送信間隔決定手段と、前記送信間隔決定手段により決定された時間の間隔で前記移動体状況データを送信する移動体状況データ送信手段と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、V2X通信に関するネットワークのトラフィックを抑制しつつ、移動体の状況を示すデータを適切なタイミングで送信することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
V2X通信により各移動体から移動体状況データが送信される範囲の例を示す図である。
交差点付近で渋滞が発生している場合に、V2X通信により各移動体から移動体状況データが送信される範囲の例を示す図である。
移動体状況データが送信される時間の間隔の例を示す図である。
第一実施形態に係る通信装置の構成の例を示す図である。
第一実施形態に係る移動体の速度と、移動体状況データが送信される時間の間隔との関係の例を示す図である。
第一実施形態に係る移動体の速度と、移動体状況データが送信される時間の間隔との関係の例を示すグラフである。
第一実施形態に係る通信装置により実行される処理の例を示すフローチャートである。
第一実施形態に係る通信装置により実行される処理の例を示すフローチャートである。
第二実施形態に係る移動体の速度と、移動体状況データが送信される間隔との関係の例を示す図である。
第二実施形態に係る移動体の速度と、移動体状況データが送信される時間の間隔との関係の例を示すグラフである。
第三実施形態に係る通信装置が乾燥している路面について移動体状況データを算出する際に使用する反応時間及び摩擦係数の例を示す図である。
第三実施形態に係る通信装置が乾燥している路面について算出した移動体状況データを送信する時間の間隔の例を示す図である。
第三実施形態に係る通信装置が乾燥している路面について算出した移動体状況データを送信する時間の間隔と、移動体の速度との関係の例を示すグラフである。
第三実施形態に係る通信装置が濡れている路面について移動体状況データを算出する際に使用する反応時間及び摩擦係数の例を示す図である。
第三実施形態に係る通信装置が濡れている路面について算出した移動体状況データを送信する時間の間隔の例を示す図である。
第三実施形態に係る通信装置が濡れている路面について算出した移動体状況データを送信する時間の間隔と、移動体の速度との関係の例を示すグラフである。
第三実施形態に係る通信装置が積雪している路面について移動体状況データを算出する際に使用する反応時間及び摩擦係数の例を示す図である。
第三実施形態に係る通信装置が積雪している路面について算出した移動体状況データを送信する時間の間隔の例を示す図である。
第三実施形態に係る通信装置が積雪している路面について算出した移動体状況データを送信する時間の間隔と、移動体の速度との関係の例を示すグラフである。
第四実施形態に係る移動関連データにより示されている渋滞度と、移動体状況データを送信する時間の間隔との関係の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<第一実施形態>
図1から図3を参照しながらV2X通信について説明する。図1は、V2X通信により各移動体から移動体状況データが送信される範囲の例を示す図である。移動体状況データは、移動体の状況を示すデータである。ここで言う移動体の状況は、例えば、当該移動体の位置、当該移動体が移動する方向、当該移動体が所定の物体を認識している事実である。移動体状況データは、例えば、移動体の位置及び移動体が移動する方向の少なくとも一方を示している場合、CAM(Cooperative Awareness Message)、VAM(Vulnerable Road User Awareness Message)となる。また、移動体状況データは、移動体が所定の物体を認識している事実を示している場合、CPM(Collective Perception Message)となる。
(【0011】以降は省略されています)

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