TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024116094
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-27
出願番号
2024018283
出願日
2024-02-09
発明の名称
シラン化合物
出願人
ダイキン工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C09K
3/18 20060101AFI20240820BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】摩擦耐久性とアルカリ耐久性に優れた表面処理層を形成することができる化合物の提供。
【解決手段】下記式(1)[式中:R
1
は、水酸基又は加水分解性基が直接結合していないSi原子を1つ以上含む1価の基であり、X
1
は、アミド結合を含む2価の有機基であり、R
11
は、それぞれ独立して、水酸基又は加水分解性基であり、R
12
は、それぞれ独立して、水素原子又は1価の有機基であり、n1は、1~3の整数である。]で表される化合物。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024116094000014.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">13</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">88</com:WidthMeasure> </com:Image> 【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記式(1):
TIFF
2024116094000011.tif
13
88
[式中:
R
1
は、水酸基又は加水分解性基が直接結合していないSi原子を1つ以上含む1価の基であり、
X
1
は、アミド結合を含む2価の有機基であり、
R
11
は、それぞれ独立して、水酸基又は加水分解性基であり、
R
12
は、それぞれ独立して、水素原子又は1価の有機基であり、
n1は、1~3の整数である。]
で表される化合物。
続きを表示(約 3,000 文字)
【請求項2】
R
1
は、R
3
-(SiR
4
2
O)
n
-SiR
4
2
-であり、
R
3
は、C
1-12
アルキル基、フェニル基、又はA基であり、
前記A基は、下記式:
TIFF
2024116094000012.tif
15
106
[式中:
R
51
は、それぞれ独立して、R
53
-(SiR
53
2
-R
61
)
ma
-で表される基であり、
R
61
は、それぞれ独立して、単結合、酸素原子、又はC
1-6
アルキレン基であり、
R
53
は、それぞれ独立して、炭化水素基またはR
51’
であり、
R
51’
は、R
51
と同意義であり、
maは、それぞれ独立して、1~5の整数であり、
ただし、R
51
中、R
51’
の数は20以下であり、
R
52
は、それぞれ独立して、炭化水素基であり、
naは、1~3の整数であり、
zは、0又は1である。]
で表される基であり、
R
4
は、それぞれ独立して、C
1-12
アルキル基、フェニル基、又はR
3
-(SiR
4’
2
O)
n
-であり、
R
4’
は、それぞれ独立して、C
1-12
アルキル基、又はフェニル基であり、
nは、1~1500である、
請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
R
3
は、C
1-4
アルキル基である、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
R
3
は、メチル基である、請求項2に記載の化合物。
【請求項5】
R
4
は、メチル基である、請求項2に記載の化合物。
【請求項6】
X
1
は、下記式:
-R
14
-CONR
13
-R
15
-
[式中:
R
13
は、水素原子、C
1-6
アルキル基、又はフェニル基であり、
R
14
は、-(R
51
)
p5
-(X
51
)
q5
-であり、
R
51
は、単結合、-(CH
2
)
p
-又はo-、m-もしくはp-フェニレン基、
p5は、0~30の整数であり、
X
51
は、-(X
52
)
l5
-であり、
X
52
は、それぞれ独立して、-O-、-S-、o-、m-もしくはp-フェニレン基、-CO-、-C(O)O-、-CONR
54
-、-O-CONR
54
-、-NR
54
-及び-(CH
2
)
n5
-からなる群から選択される基であり、
R
54
は、それぞれ独立して、水素原子、又は1価の有機基であり、
n5は、それぞれ独立して、1~20の整数であり、
l5は、1~10の整数であり、
p5は、0又は1であり、
q5は、0又は1であり、
R
15
は、単結合、-(CH
2
)
q
-又はo-、m-もしくはp-フェニレン基であり、
qは、1~10の整数である。]
で表される基である、
請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
R
1
は、下記式:
R
3
-(SiR
4
2
O)
n
-SiR
4
2
-
[式中:
R
3
は、C
1-4
アルキル基であり、
R
4
は、メチル基であり、
nは、1~80の整数である。]
で表される基であり、
X
1
は、下記式:
-(CH
2
)
p
-CONR
13
-(CH
2
)
q
-
-(CH
2
)
p1
-O-(CH
2
)
p2
-CONR
13
-(CH
2
)
q
-
[式中:
R
13
は、水素原子であり、
pは、1~30の整数であり、
p1は、1~10の整数であり、
p2は、1~10の整数であり、
qは、1~10の整数である。]
で表される基であり、
R
11
は、OCH
3
であり、
n1は、3である、
請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
nは、1~30の整数である、請求項7に記載の化合物。
【請求項9】
nは、20~80の整数である、請求項7に記載の化合物。
【請求項10】
R
1
は、R
3
-(SiR
4
2
O)
n
-SiR
4
2
-であり、
R
3
は、C
1-4
アルキル基、又はA基であり、
A基は、[(CH
3
)
3
SiO]
2
CH
3
Si(CH
3
)
2
O-又は[(CH
3
)
3
SiO]
3
Si(CH
3
)
2
O-であり、
R
4
は、メチル基であり、
nは、1~100の整数であり、
X
1
は、-(CH
2
)
p
-CONH-(CH
2
)
q
-であり、
pは、3~30の整数であり、
qは、2~3の整数である、請求項1に記載の化合物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、シラン化合物に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
ある種のシラン化合物は、基材の表面処理に用いると、優れた撥水撥油性を提供し得ることが知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-44179号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、摩擦耐久性とアルカリ耐久性に優れた表面処理層を形成することができる化合物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、下記の態様を含む。
[1] 下記式(1):
TIFF
2024116094000001.tif
13
88
[式中:
R
1
は、水酸基又は加水分解性基が直接結合していないSi原子を1つ以上含む1価の基であり、
X
1
は、アミド結合を含む2価の有機基であり、
R
11
は、それぞれ独立して、水酸基又は加水分解性基であり、
R
12
は、それぞれ独立して、水素原子又は1価の有機基であり、
n1は、1~3の整数である。]
で表される化合物。
[2] R
1
は、R
3
-(SiR
4
2
O)
n
-SiR
4
2
-であり、
R
3
は、C
1-12
アルキル基、フェニル基、又はA基であり、
前記A基は、下記式:
TIFF
2024116094000002.tif
15
106
[式中:
R
51
は、それぞれ独立して、R
53
-(SiR
53
2
-R
61
)
ma
-で表される基であり、
R
61
は、それぞれ独立して、単結合、酸素原子、又はC
1-6
アルキレン基であり、
R
53
は、それぞれ独立して、炭化水素基またはR
51’
であり、
R
51’
は、R
51
と同意義であり、
maは、それぞれ独立して、1~5の整数であり、
ただし、R
51
中、R
51’
の数は20以下であり、
R
52
は、それぞれ独立して、炭化水素基であり、
naは、1~3の整数であり、
zは、0又は1である。]
で表される基であり、
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、摩擦耐久性とアルカリ耐久性に優れた表面処理層を形成することができる化合物を提供できる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本明細書において用いられる場合、「1価の有機基」とは、炭素を含有する1価の基を意味する。1価の有機基としては、特に限定されないが、炭化水素基又はその誘導体であり得る。炭化水素基の誘導体とは、炭化水素基の末端又は分子鎖中に、1つ又はそれ以上のN、O、S、Si、アミド、スルホニル、シロキサン、カルボニル、カルボニルオキシ等を有している基を意味する。尚、単に「有機基」と示す場合、1価の有機基を意味する。また、「2価の有機基」とは、炭素を含有する2価の基を意味する。かかる2価の有機基としては、例えば、有機基からさらに1個の水素原子を脱離させた2価の基が挙げられる。3価以上の有機基も同様に、有機基から所定の数の水素原子を脱離させた基を意味する。
【0008】
本明細書において用いられる場合、「炭化水素基」とは、炭素及び水素を含む基であって、炭化水素から水素原子を脱離させた基を意味する。かかる炭化水素基としては、特に限定されるものではないが、C
1-20
炭化水素基、例えば、脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基等が挙げられる。上記「脂肪族炭化水素基」は、直鎖状、分枝鎖状又は環状のいずれであってもよく、飽和又は不飽和のいずれであってもよい。また、炭化水素基は、1つ又はそれ以上の環構造を含んでいてもよい。炭化水素基は、1つ又はそれ以上の置換基により置換されていてもよい。
【0009】
本明細書において用いられる場合、「炭化水素基」の置換基としては、特に限定されないが、例えば、ハロゲン原子、1個又はそれ以上のハロゲン原子により置換されていてもよい、C
1-6
アルキル基、C
2-6
アルケニル基、C
2-6
アルキニル基、C
3-10
シクロアルキル基、C
3-10
不飽和シクロアルキル基、5~10員環のヘテロシクリル基、5~10員環の不飽和ヘテロシクリル基、C
6-10
アリール基及び5~10員環のヘテロアリール基から選択される1個又はそれ以上の基が挙げられる。
【0010】
本明細書において用いられる場合、「加水分解性基」とは、加水分解反応を受け得る基を意味し、すなわち、加水分解反応により、化合物の主骨格から脱離し得る基を意味する。加水分解性基の例としては、-OR
h
、-OCOR
h
、-O-N=CR
h
2
、-NR
h
2
、-NHR
h
、-NCO、ハロゲン(これら式中、R
h
は、置換または非置換の炭素数1~4のアルキル基を示す)などが挙げられ、好ましくは-OR
h
(即ち、アルコキシ基)である。R
h
の例には、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、n-ブチル基、イソブチル基などの非置換アルキル基;クロロメチル基などの置換アルキル基が含まれる。それらの中でも、アルキル基、特に非置換アルキル基が好ましく、メチル基またはエチル基がより好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
ダイキン工業株式会社
直接形電力変換回路
6日前
ダイキン工業株式会社
空気調和システムの室内機
6日前
ダイキン工業株式会社
圧縮機、吐出弁の取付方法、及び冷凍サイクル装置
今日
ダイキン工業株式会社
耐油剤
1日前
ダイキン工業株式会社
表面処理剤
1日前
学校法人同志社
エネルギ利用システム、および、炭素含有物の製造方法
6日前
ダイキン工業株式会社
熱交換器および冷凍サイクル装置
6日前
ダイキン工業株式会社
圧縮機、冷凍装置、および冷凍機油
1日前
ダイキン工業株式会社
フッ素樹脂フィルム、銅張積層体及び回路用基板
6日前
ベック株式会社
被覆材
2か月前
ベック株式会社
被覆材
2か月前
日本化薬株式会社
インク
3か月前
ベック株式会社
水性下塗材
27日前
ベック株式会社
水性被覆材
1か月前
個人
おから由来の天然氷結晶制御剤
1か月前
日本特殊塗料株式会社
塗り床材組成物
2か月前
荒川化学工業株式会社
研磨剤用組成物
2か月前
日本化薬株式会社
インクジェットインク
3か月前
個人
ポリウレア樹脂の不燃化方法
1か月前
関西ペイント株式会社
高固形分塗料組成物
3か月前
株式会社キクノ
流動化処理土
1か月前
住友ベークライト株式会社
粉体塗料
20日前
トヨタ自動車株式会社
冷却液組成物
3か月前
コニシ株式会社
巻物の張設接着方法
1か月前
株式会社大阪ソーダ
撥水撥油性表面処理剤
6日前
住友精化株式会社
接着剤組成物
3か月前
住友精化株式会社
接着剤組成物
3か月前
三菱鉛筆株式会社
筆記板用水性インク組成物
1か月前
住友精化株式会社
接着剤組成物
3か月前
デンカ株式会社
蛍光体粉末の製造方法
27日前
三菱鉛筆株式会社
筆記板用水性インク組成物
1か月前
株式会社トクヤマ
蓄熱材料およびその製造方法
6日前
積水化学工業株式会社
粘着テープ
2か月前
積水化学工業株式会社
粘着テープ
2か月前
ダイキン工業株式会社
表面処理剤
1か月前
アイカ工業株式会社
光硬化性発泡粘着剤組成物
2か月前
続きを見る
他の特許を見る