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公開番号
2025003720
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-09
出願番号
2024190207,2023167658
出願日
2024-10-30,2023-09-28
発明の名称
熱交換器および冷凍サイクル装置
出願人
ダイキン工業株式会社
代理人
弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類
F28F
3/04 20060101AFI20241226BHJP(熱交換一般)
要約
【課題】隔壁の間の隙間を確保することが容易な熱交換器および冷凍サイクル装置を提供する。
【解決手段】冷媒と水を熱交換させるプレート熱交換器30であって、第1板状部材50と、第2板状部材60と、第2冷媒隔壁72と、第1水隔壁81と、を備える。第2冷媒隔壁72は、第1板状部材50と第2板状部材60との間に位置する。第1水隔壁81は、第2冷媒隔壁72と第2板状部材60との間に位置する。第1板状部材50は、第1流路51を有している。冷媒は、第1板状部材50の板厚方向である第1板厚方向と交差する方向に第1流路51を流れる。第2板状部材60は、第2流路61を有する。水は、第2板状部材60の板厚方向である第2板厚方向と交差する方向に第2流路61を流れる。プレート熱交換器30は、第1水隔壁81が、平坦部82aと、第2板厚方向に突出した複数の凸部81yと、を有し、凸部81yの先端が第2冷媒隔壁72に接している。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
第1流体と第2流体を熱交換させる熱交換器(30)であって、
前記第1流体が流れる第1流路(51、251)と、
前記第2流体が流れる第2流路(61、261、261a)と、
前記第1流路と前記第2流路との間に位置する第1壁部(71、72、171、172、257)と、
前記第1壁部と前記第2流路との間に位置する第2壁部(81、82、181、182、267、267a)と、
を備え、
前記第1流路は、前記第1壁部と前記第2壁部とが重なる方向である積層方向と交差する方向に前記第1流体が流れ、
前記第2流路は、前記積層方向と交差する方向に前記第2流体が流れ、
前記第1壁部が、第1平坦部(171a、172a)と、前記積層方向に突出した複数の第1凸部(171y、172y、281y)と、を有し、前記第1凸部の先端が前記第2壁部(181、182、267、268)に接しているか、
または、
前記第2壁部が、第2平坦部(81a、82a)と、前記積層方向に突出した複数の第2凸部(81y、82y、181y、269y、271y)と、を有し、前記第2凸部の先端が前記第1壁部(71、72、257、258、280a、281a)に接しているか、
の少なくともいずれかである、
熱交換器(30)。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記第1流路を有する第1板状部材(250)と、
前記第2流路と前記第2壁部とを有する第2板状部材(260、260a、260b)と、
を備え、
前記第2流路と前記第2壁部は、前記第2板状部材の板厚方向である第2板厚方向に並んで設けられている、
請求項1に記載の熱交換器。
【請求項3】
前記第1壁部を有する第1隔壁(280)をさらに備え、
前記第1隔壁は、前記第1板状部材と前記第2板状部材との間に位置しており、
前記第1隔壁が、前記第1平坦部と、複数の前記第1凸部(281y)と、を有し、前記第1凸部の先端が前記第2壁部(267、267a、268)に接しているか、
または、
前記第2壁部が、前記第2平坦部と、複数の前記第2凸部(269y)と、を有し、前記第2凸部の先端が前記第1隔壁(280a、281a)に接しているか、
の少なくともいずれかである、
請求項2に記載の熱交換器。
【請求項4】
前記第1隔壁と前記第2壁部の間に液体(L)を有している、
請求項3に記載の熱交換器。
【請求項5】
前記第1隔壁と前記第2壁部の間を、前記積層方向に対する周囲から覆う封止部(31)をさらに備えた、
請求項4に記載の熱交換器。
【請求項6】
前記第1隔壁は前記第1平坦部に対して前記積層方向に窪んだ第1凹み部を有しており、前記第1凸部の先端は前記積層方向において前記第1凹み部よりも前記第2壁部側に位置しているか、
または、
前記第2壁部は前記第2平坦部に対して前記積層方向に窪んだ第2凹み部を有しており、前記第2凸部の先端は前記積層方向において前記第2凹み部よりも前記第1隔壁側に位置しているか、
の少なくともいずれかである、
請求項3から5のいずれか1項に記載の熱交換器。
【請求項7】
前記第2壁部は、複数の前記第2凸部を含む第2領域を有しており、
前記第1隔壁は、前記積層方向に沿って見た場合に前記第2領域と対向する第1領域を有しており、
前記第2領域の方が前記第1領域よりも表面積が大きい、
請求項3から5のいずれか1項に記載の熱交換器。
【請求項8】
前記第1隔壁は、第1開口(71b、71c、72b、72c)を有し、
前記第2壁部は、前記積層方向において前記第1開口と重なる位置に設けられた第2開口(81b、81c、82b、82c)を有し、
前記第1開口と前記第2開口は、前記第1流体または前記第2流体を前記積層方向に通過させ、
前記第1隔壁と前記第2壁部とは、前記第1開口の周囲の前記第1平坦部と前記第2開口の周囲の前記第2平坦部とが互いに面接触している部分(71a、72a、81a、82a)を含んでいる、
請求項3から5のいずれか1項に記載の熱交換器。
【請求項9】
前記第1板状部材(250)は、さらに前記第1壁部(257)を有しており、
前記第1流路と前記第1壁部とは、前記第1板状部材の板厚方向である第1板厚方向に並んで設けられている、
請求項2に記載の熱交換器。
【請求項10】
前記第1流路を有する第1板状部材(50)と、
前記第2流路を有する第2板状部材(60)と、
前記第1板状部材と前記第2板状部材との間に位置する前記第1壁部である第1隔壁(71、72、171、172)と、
前記第1隔壁と前記第2板状部材との間に位置する前記第2壁部である第2隔壁(81、82、181、182)と、
を備え、
前記第1隔壁が、前記第1平坦部(171a、172a)と、複数の前記第1凸部(171y、172y)と、を有し、前記第1凸部の先端が前記第2隔壁(181、182)に接しているか、
または、
前記第2隔壁が、前記第2平坦部(81a、82a)と、複数の前記第2凸部(81y、82y、181y)と、を有し、前記第2凸部の先端が前記第1隔壁(71、72)に接しているか、
の少なくともいずれかである、
請求項1に記載の熱交換器(30)。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、熱交換器および冷凍サイクル装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、複数の伝熱プレートを積層し、互いに接合させることにより構成されたプレート式熱交換器が知られている。この熱交換器では、第1流体が流れる伝熱プレートで挟まれた空間と、第2流体が流れる伝熱プレートに挟まれた空間と、を交互に積層させることで、第1流体と第2流体との間で熱交換を行わせる。
【0003】
このようなプレート式熱交換器においては、例えば、特許文献1(特開2002-107089号公報)に記載のように、各伝熱プレートが2枚の隔壁により構成されたダブルウォール式の伝熱プレートが採用されるものがある。このダブルウォール式の伝熱プレートは、互いに重ね合わされた2枚の隔壁の間に隙間が介在した構造を有している。この熱交換器によれば、腐食などの要因により伝熱プレートのいずれかの隔壁に亀裂が発生した場合であっても、伝熱プレートがダブルウォール構造となっているため、亀裂から漏れ出した流体を当該隙間に導くことができ、熱交換を行わせる流体同士の混合が抑制される。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の特許文献1に記載のダブルウォール式の伝熱プレートの熱交換器では、隔壁に亀裂が発生した場合に流体を導くための隙間が確保された構造となっているため、熱交換器の製造時において複数の伝熱プレートを板厚方向に加圧して接合させようとすると、ダブルウォール構造に含まれる隙間が潰れてしまうおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1観点に係る熱交換器は、第1流体と第2流体を熱交換させる熱交換器であって、第1流路と、第2流路と、第1壁部と、第2壁部と、を備える。第1流路は、第1流体が流れる。第2流路は、第2流体が流れる。第1隔壁は、第1流路と第2流路との間に位置する。第2隔壁は、第1壁部と第2流路との間に位置する。第1流路は、第1壁部と第2壁部とが重なる方向である積層方向と交差する方向に第1流体が流れる。第2流路は、積層方向と交差する方向に第2流体が流れる。熱交換器は、第1壁部が、第1平坦部と、積層方向に突出した複数の第1凸部と、を有し、第1凸部の先端が第2壁部に接しているか、または、第2壁部が、第2平坦部と、積層方向に突出した複数の第2凸部と、を有し、第2凸部の先端が第1壁部に接しているか、の少なくともいずれかである。
【0006】
この熱交換器では、第1流体が流れる第1流路と、第2流体が流れる第2流路との間に、第1壁部と第2壁部が介在している。これによりダブルウォール構造を構成することができている。ここで、第1壁部複数の第1凸部の先端が第2壁部に接しているか、または、第2壁部の複数の第2凸部の先端が第1壁部に接していることで、第1壁部と第2壁部の間に隙間を確保しつつ、第1壁部と第2壁部との間の隙間を複数の接触部分で支えることが可能となっている。これにより、第1壁部と第2壁部を有する熱交換器が積層方向に加圧されたとしても、第1壁部と第2壁部との間の隙間の積層方向における長さが小さくなることが抑制される。
【0007】
第2観点に係る熱交換器は、第1観点の熱交換器であって、第1板状部材と、第2板状部材と、を備えてる。第1板状部材は、第1流路を有する。第2板状部材は、第2流路と第2壁部とを有する。第2流路と第2壁部は、第2板状部材の板厚方向である第2板厚方向に並んで設けられている。
【0008】
この熱交換器では、第2流路と第2壁部とを、1つの部材である第2板状部材に設けることで、ダブルウォール構造を維持しつつ部品点数を削減させることが可能になっている。
【0009】
なお、この熱交換器では、第1板状部材の第1流路と、第2板状部材において第2流体が流れる第2流路と、の間に、第1壁部と、第2板状部材の第2壁部と、が介在している。そして、第1壁部の複数の第1凸部の先端が第2板状部材に接しているか、または、第2板状部材の複数の第2凸部の先端が第1壁部に接していることで、第1壁部と第2板状部材の間に隙間を確保しつつ、第1壁部と第2板状部材との間の隙間を複数の接触部分で支えることが可能となっている。これにより、第1壁部と第2板状部材を有する熱交換器が積層方向に加圧されたとしても、第1壁部と第2板状部材との間の隙間の積層方向における長さが小さくなることが抑制される。
【0010】
第3観点に係る熱交換器は、第2観点の熱交換器であって、第1隔壁をさらに備える。第1隔壁は、第1壁部を有する。第1隔壁は、第1板状部材と第2板状部材との間に位置している。第1隔壁が、第1平坦部と、複数の第1凸部と、を有し、第1凸部の先端が第2壁部に接しているか、または、第2壁部が、第2平坦部と、複数の第2凸部と、を有し、第2凸部の先端が第1隔壁に接しているか、の少なくともいずれかである。
(【0011】以降は省略されています)
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