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公開番号2024115726
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-27
出願番号2023021529
出願日2023-02-15
発明の名称フィルタエレメント
出願人トヨタ紡織株式会社
代理人個人,個人
主分類B01D 46/52 20060101AFI20240820BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】圧力損失を抑えることのできるフィルタエレメントを提供する。
【解決手段】フィルタエレメントは、襞折り形状の濾材11を備える。濾材11における空気流れ方向上流側の端部で折れ曲がった部分を上流側折曲部21とし、濾材11における空気流れ方向下流側の端部で折れ曲がった部分を下流側折曲部22とする。下流側折曲部22の各部における密度の平均値は、上流側折曲部21の各部における密度の平均値よりも低くなっている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
襞折り形状の濾材を備えるフィルタエレメントにおいて、
前記濾材における空気流れ方向上流側の端部で折れ曲がった部分を上流側折曲部とし、前記濾材における空気流れ方向下流側の端部で折れ曲がった部分を下流側折曲部とするとき、
前記下流側折曲部の各部における密度の平均値が、前記上流側折曲部の各部における密度の平均値よりも低くなっている、フィルタエレメント。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記上流側折曲部は、1箇所で折れ曲がった形状をなしており、
前記下流側折曲部は、複数箇所で折れ曲がった形状をなしている、
請求項1に記載のフィルタエレメント。
【請求項3】
前記下流側折曲部は、平板形状をなす平板部を有する
請求項1に記載のフィルタエレメント。
【請求項4】
前記濾材の襞の並び方向における前記下流側折曲部の長さが、前記並び方向における前記上流側折曲部の長さと比較して大きくなっている
請求項1に記載のフィルタエレメント。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、フィルタエレメントに関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
自動車等の空調装置には、空調用の空気を濾過するフィルタエレメントが設けられている(例えば、特許文献1参照)。フィルタエレメントは、空気を濾過するための濾材を備えている。特許文献1に記載のフィルタエレメントでは、上記濾材として、山折りと谷折りとが交互に繰り返された形状、いわゆる襞折り形状のものが採用されている。これにより、限られたスペースに所定の大きさの濾材が配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-15701号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記濾材は、襞折り形状であるため、各襞の稜線において折れ曲がった形状をなしている。このように折れ曲がった部分においては、濾材は潰れ易い。そして、濾材が潰れた部分においては通気抵抗が大きくなるため、圧力損失が大きくなってしまう。このように上記濾材は襞折り形状であるが故に、圧力損失が大きくなり易いものになっている。
【0005】
なお上記問題は、空調用のフィルタエレメントに限らず、襞折り形状の濾材を備えるフィルタエレメントであれば、例えば内燃機関の吸気を濾過するためのフィルタエレメントなどにおいても同様に生じる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するためのフィルタエレメントは、襞折り形状の濾材を備えるフィルタエレメントにおいて、前記濾材における空気流れ方向上流側の端部で折れ曲がった部分を上流側折曲部とし、前記濾材における空気流れ方向下流側の端部で折れ曲がった部分を下流側折曲部とするとき、前記下流側折曲部の各部における密度の平均値が、前記上流側折曲部の各部における密度の平均値よりも低くなっている。
【0007】
上記構成によれば、濾材における下流側折曲部の平均密度が上流側折曲部の平均密度と比較して低くなっているため、下流側折曲部の通気抵抗を小さくすることができる。これにより、下流側折曲部を空気が通過することに伴って生じる圧力損失を小さくすることができる。
【0008】
濾材を形成する材料の量が一定の条件下では、濾材の密度を低くすると、同濾材の外形は大きくなる。そのため、濾材における襞の間隔が一定の条件下で、上流側部分の平均密度を低くすると、同上流側部分が大きくなることで濾材における襞の隙間が狭くなる。その結果、濾材における襞の隙間に空気が侵入し難くなってしまう。この点、上記構成によれば、上流側折曲部の平均密度が下流側折曲部の平均密度と比較して高くなっているため、濾材における上流側折曲部の外形を比較的小さくすることが可能になる。これにより、濾材における襞の隙間を広くすることができるため、圧力損失を抑えながら、同隙間に空気を導入することができるようになる。
【0009】
上記構成によれば、このようにして、空気が濾材を通過することに伴って生じる圧力損失を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
一実施形態のフィルタエレメントの斜視図である。
同フィルタエレメントの濾材の断面図である。
同濾材における上流側折曲部およびその周辺の断面図である。
同濾材における下流側折曲部およびその周辺の断面図である。
同実施形態のフィルタエレメントによる作用を説明するための作用図である。
同実施形態のフィルタエレメントによる作用を説明するための作用図である。
変更例のフィルタエレメントにおける下流側折曲部およびその周辺の断面図である。
他の変更例のフィルタエレメントにおける下流側折曲部およびその周辺の断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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