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公開番号2024115716
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-27
出願番号2023021508
出願日2023-02-15
発明の名称積層フィルム及び積層フィルム熱成型体
出願人住友化学株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類B32B 27/30 20060101AFI20240820BHJP(積層体)
要約【課題】熱成型処理を施してもレンズ越しに表示した画像の鮮明度の低下を抑制することができる積層フィルムを提供する。
【解決手段】第1拡散防止層、厚みが5μm以下である染料分散型(メタ)アクリルポリマー層、及び第2拡散防止層をこの順に隣接して含む積層体と、該積層体の少なくとも一方の面に粘着剤層を介して積層される熱可塑性樹脂フィルムとを含む積層フィルムが提供される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1拡散防止層、厚みが5μm以下である染料分散型(メタ)アクリルポリマー層、及び第2拡散防止層をこの順に隣接して含む積層体と、
前記積層体の少なくとも一方の面に粘着剤層を介して積層される熱可塑性樹脂フィルムと、
を含む積層フィルム。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記熱可塑性樹脂フィルムは、ガラス転移温度が180℃以下である、請求項1に記載の積層フィルム。
【請求項3】
前記第1拡散防止層及び前記第2拡散防止層の少なくとも一方は、厚みが1μm以上5μm以下である、請求項1に記載の積層フィルム。
【請求項4】
前記熱可塑性樹脂フィルムは、厚みが20μm以上100μm以下である、請求項1に記載の積層フィルム。
【請求項5】
前記第1拡散防止層及び前記第2拡散防止層の少なくとも一方は、ポリビニルアルコール系樹脂を含む、請求項1に記載の積層フィルム。
【請求項6】
前記染料分散型(メタ)アクリルポリマー層は、視感度補正偏光度が90%以上100%未満である、請求項1に記載の積層フィルム。
【請求項7】
前記粘着剤層は、温度25℃における貯蔵弾性率が10kPa以上200kPa未満であり、その厚みが0.1μm以上50μm以下である、請求項1に記載の積層フィルム。
【請求項8】
前記積層フィルムは、厚みが25μm以上150μm以下である、請求項1に記載の積層フィルム。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか1項に記載の積層フィルムの熱成型体である、積層フィルム熱成型体。
【請求項10】
曲面を有する、請求項9に記載の積層フィルム熱成型体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、積層フィルムに関する。また、本発明は、積層フィルム熱成型体、並びに、該位相差板熱成型体を含む光学機能性レンズ及び画像表示装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
画像表示装置等の光学デバイスの多様化により、光学デバイスに組み込まれる光学フィルムにもそれに適応した多様化が求められている。例えば、光学フィルムの一つである偏光板には曲面形状を有することが求められる場合がある(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-194685号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
熱成型処理を施してもレンズ越しに表示した画像の鮮明度が低下する場合があった。本発明の目的は、この鮮明度の低下を抑制することができる積層フィルムを提供することにある。本発明の他の目的は、該積層フィルムの熱形成体、並びに、該熱成型体を含む光学機能性レンズ及び画像表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、以下を提供する。
〔1〕 第1拡散防止層、厚みが5μm以下である染料分散型(メタ)アクリルポリマー層、及び第2拡散防止層をこの順に隣接して含む積層体と、
前記積層体の少なくとも一方の面に粘着剤層を介して積層される熱可塑性樹脂フィルムと、
を含む積層フィルム。
〔2〕 前記熱可塑性樹脂フィルムは、ガラス転移温度が180℃以下である、〔1〕に記載の積層フィルム。
〔3〕 前記第1拡散防止層及び前記第2拡散防止層の少なくとも一方は、厚みが1μm以上5μm以下である、〔1〕又は〔2〕に記載の積層フィルム。
〔4〕 前記熱可塑性樹脂フィルムは、厚みが20μm以上100μm以下である、〔1〕~〔3〕のいずれかに記載の積層フィルム。
〔5〕 前記第1拡散防止層及び前記第2拡散防止層の少なくとも一方は、ポリビニルアルコール系樹脂を含む、〔1〕~〔4〕のいずれかに記載の積層フィルム。
〔6〕 前記染料分散型(メタ)アクリルポリマー層は、視感度補正偏光度が90%以上100%未満である、〔1〕~〔5〕のいずれかに記載の積層フィルム。
〔7〕 前記粘着剤層は、温度25℃における貯蔵弾性率が10kPa以上200kPa未満であり、その厚みが0.1μm以上50μm以下である、〔1〕~〔6〕のいずれかに記載の積層フィルム。
〔8〕 前記積層フィルムは、厚みが25μm以上150μm以下である、〔1〕~〔7〕のいずれかに記載の積層フィルム。
〔9〕 〔1〕~〔8〕のいずれかに記載の積層フィルムの熱成型体である、積層フィルム熱成型体。
〔10〕 曲面を有する、〔9〕に記載の積層フィルム熱成型体。
〔11〕 光学レンズと、前記光学レンズ上に配置される〔10〕に記載の積層フィルム熱成型体とを含む、光学機能性レンズ。
〔12〕 〔10〕に記載の積層フィルム熱成型体を含む、画像表示装置。
〔13〕 〔11〕に記載の光学機能性レンズを含む、画像表示装置。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、熱成型処理を施してもレンズ越しに表示した画像の鮮明度の低下を抑制することができる積層フィルム、該積層フィルムの熱形成体、並びに、該熱成型体を含む光学機能性レンズ及び画像表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明に係る積層フィルムの一例を模式的に示す断面図である。
本発明に係る積層フィルムの他の一例を模式的に示す断面図である。
本発明に係る積層フィルム熱成型体の一例を模式的に示す断面図である。
本発明に係る光学機能性レンズの一例を模式的に示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<積層フィルム>
(1)積層フィルムの構成
図1及び図2は、本発明に係る積層フィルムの例を模式的に示す断面図である。本発明に係る積層フィルムは、第1拡散防止層11、厚みが5μm以下である染料分散型(メタ)アクリルポリマー層20、及び第2拡散防止層12をこの順に含む積層体と、該積層体の少なくとも一方の面に粘着剤層30を介して積層される熱可塑性樹脂フィルム40とを含む。
【0009】
熱可塑性樹脂フィルム40は、上記積層体における第2拡散防止層12の面に粘着剤層30を介して積層されていてもよいし(図1)、上記積層体における第1拡散防止層11の面に粘着剤層30を介して積層されていてもよい(図2)。また、熱可塑性樹脂フィルム40は、上記積層体における第1拡散防止層11の面及び第2拡散防止層12の面の両方に粘着剤層30を介して積層されていてもよい。
【0010】
上記積層体において、第1拡散防止層11と染料分散型(メタ)アクリルポリマー層20とは直接接していることが好ましく、染料分散型(メタ)アクリルポリマー層20と第2拡散防止層12とは直接接していることが好ましい。粘着剤層30と熱可塑性樹脂フィルム40とは直接接していることが好ましい。また、粘着剤層30は、第1拡散防止層11又は第2拡散防止層12と直接接していることが好ましい。なお、染料分散型(メタ)アクリルポリマー層20は、これに隣接する配向膜が存在する場合には、該配向膜を含むものとする。
(【0011】以降は省略されています)

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