特許ウォッチ

公開番号2024113960
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-23
出願番号2023019269
出願日2023-02-10
発明の名称掃除機システム
出願人三菱電機株式会社,三菱電機ホーム機器株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類A47L 9/00 20060101AFI20240816BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】簡単な構造で、支持台から掃除機本体を取り外したときに清掃体が自動的に使用状態になる掃除機システムを提供する。
【解決手段】本開示に係る掃除機システムは、送風機と、接続管とを備えた掃除機本体と、接続管に対して着脱可能な延長管と、延長管につながり、床面から塵埃を除去する吸込体とを備えた掃除機と、掃除機を支持する支持体を有する支持台と、を備える。掃除機が支持台に支持された状態で掃除機本体を上方へ持ち上げると延長管及び吸込体が支持台に支持されたまま掃除機本体を外すことができる。接続管に、収納状態と使用状態とに移動可能な清掃体が設けられている。掃除機が支持台に支持された状態から掃除機本体を上方へ持ち上げると支持台に設けられた係合部が清掃体に接触することで清掃体が収納状態から接続管の先端方向に相対的に移動して清掃体が使用状態となる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
送風機と、接続管とを備えた掃除機本体と、前記接続管に対して着脱可能な延長管と、前記延長管につながり、床面から塵埃を除去する吸込体とを備えた掃除機と、
前記掃除機を支持する支持体を有する支持台と、
を備えた掃除機システムであって、
前記掃除機が前記支持台に支持された状態で前記掃除機本体を上方へ持ち上げると前記延長管及び前記吸込体が前記支持台に支持されたまま前記掃除機本体を外すことができ、
前記接続管に、収納状態と使用状態とに移動可能な清掃体が設けられており、
前記掃除機が前記支持台に支持された状態から前記掃除機本体を上方へ持ち上げると前記支持台に設けられた係合部が前記清掃体に接触することで前記清掃体が前記収納状態から前記接続管の先端方向に相対的に移動して前記清掃体が前記使用状態となる掃除機システム。
続きを表示（約 840 文字）【請求項２】
前記掃除機本体を上方から下方へ前記支持台に配置すると、前記支持台の前記係合部と前記清掃体が接触することで前記清掃体は前記接続管の基端方向へ相対的に移動して前記清掃体が前記収納状態となる請求項１に記載の掃除機システム。
【請求項３】
前記使用状態を保持するための操作レバーが前記清掃体に設けられており、
前記使用状態において、前記掃除機本体に前記延長管を接続すると前記延長管と前記操作レバーが接触することで前記清掃体の保持状態が解除され、前記清掃体が上下移動可能となる請求項１または請求項２に記載の掃除機システム。
【請求項４】
前記掃除機本体が前記支持体に支持されている状態で側面から見たときに前記清掃体の少なくとも一部が前記支持体の内側に隠れる請求項１または請求項２に記載の掃除機システム。
【請求項５】
前記清掃体は、植毛と、前記植毛の外周側に設けられた壁部とを備える請求項１または請求項２に記載の掃除機システム。
【請求項６】
前記清掃体を使用して床面を掃除する際に床面と接触する部分に床傷防止手段が設けられている請求項１または請求項２に記載の掃除機システム。
【請求項７】
前記掃除機は、前記送風機に電力を供給するための二次電池を備え、
前記接続管は、前記二次電池に電力を供給するための充電端子部を有し、
前記支持台は、前記掃除機本体の前記二次電池を充電するための充電端子部を備え、
前記支持台の前記充電端子部が前記係合部として機能する請求項１または請求項２に記載の掃除機システム。
【請求項８】
前記掃除機が水平方向から前記支持体に接近して前記接続管が前記支持体に配置されることで前記掃除機本体の前記充電端子部と前記支持台の前記充電端子部とが接触した状態で前記掃除機が支持される請求項７に記載の掃除機システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、掃除機システムに関する。
続きを表示（約 2,400 文字）【背景技術】
【０００２】
下記特許文献１に開示された従来の掃除機システムは、ハンドルを有する本体と、本体に取付けて使用するアタッチメントと、本体及びアタッチメントを支持する支持装置を有し、本体を把持して支持装置に支持されたアタッチメント側接続口と本体側接続口を接続することで、本体にアタッチメントを接続できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１９－１８７９５８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
上述した従来の技術では、本体のハンドルと接続口が遠いため、アタッチメントを狙って装着することが難しいという課題がある。
【０００５】
本開示は、上述のような課題を解決するためになされた。本開示の目的は、簡単な構造で、支持台から掃除機本体を取り外したときに清掃体が自動的に使用状態になる掃除機システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示に係る掃除機システムは、送風機と、接続管とを備えた掃除機本体と、接続管に対して着脱可能な延長管と、延長管につながり、床面から塵埃を除去する吸込体とを備えた掃除機と、掃除機を支持する支持体を有する支持台と、を備えた掃除機システムであって、掃除機が支持台に支持された状態で掃除機本体を上方へ持ち上げると延長管及び吸込体が支持台に支持されたまま掃除機本体を外すことができ、接続管に、収納状態と使用状態とに移動可能な清掃体が設けられており、掃除機が支持台に支持された状態から掃除機本体を上方へ持ち上げると支持台に設けられた係合部が清掃体に接触することで清掃体が収納状態から接続管の先端方向に相対的に移動して清掃体が使用状態となるものである。
【発明の効果】
【０００７】
本開示によれば、簡単な構造で、支持台から掃除機本体を取り外したときに清掃体が自動的に使用状態になる掃除機システムを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
実施の形態１に係る掃除機システムを示す側面図である。
掃除機の斜視図である。
掃除機本体の斜視図である。
掃除機本体の斜視図である。
吸込体の斜視図である。
延長管の斜視図である。
充電台の斜視図である。
図７の一部を拡大した図である。
掃除機が充電台に支持された状態で掃除機本体を上方へすこし持ち上げた状態を示す側面図である。
図９の状態から掃除機本体を上方へさらに持ち上げた状態を示す側面図である。
図９の一部を拡大した図である。
図１１の状態から掃除機本体が少し上方すなわち基端方向へ移動した状態を示す図である。
清掃体が所定角度回動した状態を示す図である。
清掃体が使用状態になった掃除機本体を充電台に戻す途中の状態を示す側面図である。
図１４の一部を拡大した図である。
掃除機本体を充電台に戻した後の状態を示す図である。
接続管の先端部の斜視図である。
図１７の一部を拡大した図である。
清掃体の断面図である。
清掃体が使用状態となった掃除機本体の正面図及び断面側面図である。
清掃体が使用状態となった掃除機本体の接続管に延長管を接続する直前の状態を示す断面図である。
清掃体が使用状態になっている掃除機本体の部分的な正面図である。
清掃体が使用状態になっている掃除機本体の部分的な側面図である。
接続管と操作レバーが係合している部分を示す断面図である。
清掃体が使用状態になった掃除機本体の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図において共通または対応する要素には、同一の符号を付して、説明を簡略化または省略する。なお、本開示で角度に言及した場合において、和が３６０度となる優角と劣角とがあるときには原則として劣角の角度を指すものとし、和が１８０度となる鋭角と鈍角とがある場合には原則として鋭角の角度を指すものとする。また、以下に示す実施の形態に示した構成は、本開示に係る技術的思想の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本開示に記載の複数の技術的思想を組み合わせることも可能である。また、本開示の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略または変更することも可能である。以下の説明では、塵埃とその他のゴミとは、まとめて単に「塵埃」と呼ばれる。塵埃が混じった空気は、「含塵空気」と呼ばれる。塵埃が取り除かれた空気は、「清浄空気」と呼ばれる。
【００１０】
実施の形態１．
図１は、実施の形態１に係る掃除機システム１を示す側面図である。図２は、掃除機２の斜視図である。図１に示すように、掃除機システム１は、掃除機２と、充電台３とを備える。掃除機２は、接続管５を有する掃除機本体４と、接続管５に対して着脱可能な延長管９と、延長管９につながり、床面から塵埃を除去する吸込体８とを備える。本開示では、図１に示すように「先端方向」と「基端方向」とを定める。先端方向は、延長管９及び接続管５に平行な方向であって、吸込体８に近い方向である。換言すれば、先端方向は、接続管５から延長管９が外れる方向である。基端方向は、先端方向と反対の方向である。図１は、掃除機２が充電台３に支持された状態を示す。充電台３は、延長管９が直立する姿勢で掃除機２を支持する。
（【００１１】以降は省略されています）

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